『グリッドマン ユニバース』あらすじとネタバレ感想!全てが完璧に融合したノベライズ
グリッドマン ユニバース、完全ノベライズ!
都立ツツジ台高校。
Amazon商品ページより
放課後の教室で、響裕太は記憶の中にあるはずのグリッドマンをノートに何度も描いては消していた。かつてこの世界はひとりの少女によって作られ、壊された。その少女の心を救ったのは、異次元からやってきたハイパーエージェント・グリッドマンと、彼女が作った心を持った怪獣、そして裕太たちであった。
2年生に進級し、六花と別のクラスになった裕太は告白を決意する。そんな平和になった世界で過ごす彼らの日常は、轟音と共に崩れ始めた。
裕太に訪れる危機の最中、突如現れるグリッドマンは語りかける。
「この世界のバランスが崩れようとしている」
やがて真紅の強竜ダイナレックスや、グリッドマンの協力者である新世紀中学生、そして別世界の住人、麻中蓬たちも裕太の前に次々と現れる。
六花への想いを秘めたまま、裕太の非日常が始まった。
僕の幼い頃に強烈なイメージを焼き付けてくれた『グリッドマン』。
それらをアニメ化した『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』。
そして本書は、それらの世界観が見事に融合した映画のノベライズになります。
原作、アニメを愛する人たちの多大なる期待すら軽々と超えてしまった最高の映画だったので、二千円弱とやや高めの書籍でしたが、即決購入しました。
グリッドマンの世界観を愛する人にとって必須の一冊であること間違いなしです。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
決意
高校二年に進級して、内海や六花とは別のクラスになった裕太。
文化祭の準備が始まる頃、一大決心をします。
それは文化祭が終わったら、六花に告白するというものです。
しかし、グリッドマンたちとの一連の出来事の最中であればまだしも、あれから時間が過ぎ、タイミングを逃しているとしか言いようのない状況でした。
加えて六花に彼氏ができたという噂が立ち、裕太は内心、穏やかではありません。
企画
内海と六花のクラスでは演劇をすることになり、題材はなんとグリッドマン。
『グリッドマン物語』と題されたそれは、裕太たちがグリッドマンと過ごした日々をそのまま台本にしたものでした。
しかし、怪獣が出てくること、今はここにいないアカネの盛り沢山な設定の反響は芳しくなく、脚本担当の内海と六花は苦戦します。
裕太は二人の力になりたいと思いはしますが、その時の記憶がないため、第三者の目線から台本の感想を言うしかありません。
再び
そんな中、裕太は幽霊を目撃します。
しかも複数回にわたってで、他の人には見えていません。
本当に幽霊は存在するのか。
時は同じくして、アカネがいなくなった世界でまたしても怪獣が出現します。
記憶をなくした裕太が初めて目撃した怪獣。
その時、自分を呼ぶ声が聞こえ、それがグリッドマンであると直感した裕太は、ジャンク『絢』に向かって走り出します。
こうして裕太がグリッドマンとなって戦う日々が戻ってきました。
感想
まさにユニバース
映画にも同じことがいえますが、グリッドマンとダイナゼノンの世界が違和感なく融合して、まさにユニバースにふさわしい作品に仕上がっています。
どちらもグリッドマンを原作にしているだけあって、相性は抜群。
同じ舞台に立ってもキャラクター同士の掛け合いは元々そう設定されていたかのように違和感がなく、人数が倍近くに増えたにも関わらず、一人ひとりの個性はしっかり活きています。
特に裕太×六花、蓬×夢芽の対比が個人的には面白かったです。
特に取り柄のない六花と、学生生活を充実させている六花。
クラスでも人気な蓬と、それを嫉妬混じりに見つめていた夢芽。
同性同士で絡むと、片方が片方をフォローしてあげられる体制が組まれていて、これもユニバースならではの楽しみです。
ノヴェライズの魅力
冒頭の説明にもあるように、本書は映画の完全ノヴェライズです。
台詞は映画そのままに、映画では察しきれなかったキャラクターの心情が事細かに描かれています。
裕太は内海と六花だけがグリッドマンについて知っていて、仲良くしていることに嫉妬していたり。
内海は記憶をなくした裕太に気を遣う一方、ヒーローとして再び選ばれた彼に劣等感を抱いたり。
蓬との関係を言いふらしたくて仕方がない夢芽だったり。
とにかく気づきが多く、映画とは違った楽しみ方ができました。
映画の後がオススメ
どちらが先でもまったく問題はありませんが、僕は映画から見ることをオススメします。
まずは細かいことを抜きに、あのスケールをありのままに受け止めて、楽しんでください。
それからノヴェライズで細かい部分を補完すると、グリッドマンユニバースの世界が輝きを保ったまま、解像度が上がるのかなと思っています。
本作はとにかく見どころが満載ですが、やっぱり二つのカップルの結末がとにかく最高でした。
いつもは夢芽が積極的なのに、当たり前のようにとんでもない発言をして夢芽を赤面させる蓬だったり。
お互いに感情を育て、それを静かに伝え合う裕太と六花だったり。
尊いという言葉がぴったりのシーンで、映画でも本書でも堪能してほしい部分です。
おわりに
映画の感想も入ってしまいましたが、原作へのリスペクトを最後まで忘れない名作でした。
こんなに丁寧にノヴェライズしてくれて、ファンとしてはもう感謝しかありません。
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