『カードキャプターさくら クリアカード編 5巻』ネタバレ感想!あらすじから結末まで!
透明なカード、不思議な夢、ローブを着た謎の人物…真実の扉が、いま開かれる――。約束の日曜日、今度こそ小狼くんといっしょに!とお弁当作りをがんばるさくら。だけど「渡したいものがある」と言われて、ひいおじいさんのお家を小狼くんと訪ねることに!そこで、再びさくらのお母さんが現れて…? TVアニメも大反響を呼んだ『クリアカード編』ついに累計220万部! すべての謎が動き始める待望の第5巻!!
Amazon内容紹介より
前の話はこちら。
前巻で、さくらの前に突然現れた母の撫子の幻影。
なぜ自分にだけ見えるのか、そしてそれは何を意味するのか。
今回はそこから始まります。
第20話
学校での昼食の時間。
さくらは撫子の幻影について考えていました。
前はカードの仕業でしたが、今朝のは違うと。
そこに遅れて秋穂が合流し、広げた海渡お手製の可愛らしいキャラ弁に一同は感動して思わず声を上げます。
海渡はテレビでそういったお弁当があることを知り、最初はモモにしようと考えていたようですが、それでは秋穂が食べられないと別の動物にしてくれました。
そこで不意にさくらは、色々な国に行って家族と離れている秋穂は寂しくないのかと聞きます。
すると秋穂は時々と答えますが、でも海渡がいるから平気だと言います。
さくらは秋穂の手をとり、それでもしょんぼりすることがあったら呼んでほしいといい、他のみんなも同意し、秋穂ははい!と笑顔になるのでした。
下校時間になり、ケロちゃんと二人で下校するさくら。
知世も秋穂も、商店街のイベントでコーラス部で歌うことになり、その練習で遅くなるとのことです。
そこに小狼からメールが届きます。
日曜日の予定を聞いていてその返信ですが、その内容を見てさくらは思わず笑顔になるのでした。
そして日曜日。
ご機嫌な様子でさくらはお弁当を作り、ケロちゃんは出来た卵焼きを食べて完璧やな!と上機嫌です。
出来が心配なさくらですが、ケロちゃんはさくらが頑張ったから小僧も喜ぶといい、さくらは思わず赤面してしまいます。
慌ててケロちゃんと雪兎の分もあると話題を変えます。
今日は二人で別行動で、ケロちゃんは雪兎の家で手伝いがあるようです。
さくらはケロちゃんに掃除の手伝いができるのかと訝しげですが、ケロちゃんは自分ほど掃除の手伝いに適した封印の獣はいないと胸を張ります。
ところが、さくらは知り合いの封印の獣なんてケロちゃんしかいないと、その表現があまりピンとこない様子です。
ケロちゃんは思わずヘナヘナと突っ伏してしまいます。
準備が終わり、今度こそ最後までお弁当が食べられるようにと願うさくらですが、そこで家の電話が鳴ります。
さくらは受話器を取り、つまみ食いをしようとするケロちゃんを注意してから電話に出ると、相手は園美でした。
突然連絡があったのだといい、その後の言葉にさくらは思わず今日ですか!?と大きな声を出してしまいます。
その後、小狼に電話を掛けるさくら。
撫子のおじいさん、つまりさくらの曽御祖父さんがさくらに渡したいものがあると園美経由で連絡があり、明日から海外に用事があって戻ってこられるのが何か月先になるか分からないから今日中に取りに来てほしいというのです。
約束していたのにとさくらは申し訳なさそうですが、小狼は気にするなと気遣います。
と、そこに二人同時にメールが届き、相手はどちらも知世です。
二人は通話を一旦中断してメールを見ると、思わず驚いてしまいます。
場面は変わり、『天宮』と書かれた表札が掲げられた大きな庭のある家に訪れたさくらと小狼。
インターホンを押すと中に通され、庭に置かれた円卓で曽祖父が待っていました。
さくらは小狼を紹介しますが、「わたしの…」と言いかけて恥ずかしくてその先が続けられません。
代わりに小狼が自分で名乗り、招いてもらったお礼を言います。
曽祖父は予定を変えさせてしまったことへの謝罪をしますが、さくらはお弁当を持ってきていて、三人で食べることにします。
続いて小狼も自分で作ってきた料理を出し、曽祖父は二人の料理に感激します。
二人はお互いの料理を褒め、相手の方がおいしいとむきになってしまいますが、曽祖父に笑われて赤面してやめます。
二人それぞれのお薦めだからおいしいだろうと、三人は食事をすることにします。
場面は変わり、自宅でお茶をする園美と知世。
お茶がおいしいと言う知世に、それは園美が知世が好きだと思って前の出張の時に買ったものでした。
知世は二人が曽祖父と会ったか気にしていて、園美は突然であることに呆れていましたが、何かを見つけたものがおありだったんですよねと知世は何となく事情を把握しているようでした。
園美は肯定し、曽祖父はそれを早くさくらに渡しただっているようです。
どうして小狼も一緒なのかと知世は不思議がりますが、園美が教えてくれます。
さくらと一緒にお出かけする『なかよしの男の子』を、曽祖父が気にしているのだと。
知世は理解し、笑顔になります。
小狼なら、曽祖父のおめがねにかなうだろうと。
再び場面は変わり、雪兎の家でさくらの作ったお弁当を食べている雪兎とケロちゃん。
雪兎はバイトが休みでしたが、桃矢はバイトで戦隊の怪人に入っているとのことです。
ケロちゃんは思わず感心します。
雪兎いわく、桃矢は自分の学費は自分で何とかしたいと思っていて、さらにさくらが進学などしたいならなるべく助けたいと考えているようです。
口は悪いけれどいい兄だとケロちゃんも認めます。
雪兎は自分に出来ることはないけれど、それでもさくらやみんなのためなら頑張れるから、それをもう一人の自分に伝えてほしいと残し、ユエにバトンタッチします。
雪兎の姿がたちまちのうちにユエに変わり、伝えんでも分かってるやろとケロちゃんが言うと、ユエはああと答えます。
ケロちゃんはエリオルが連絡を返してこないことを気にしていて、ユエは意図的だろうと分析。
何か隠していると、ケロちゃんは気が付いているようです。
第21話
曽祖父と食事が終わり、お茶のおかわりを屋敷の中に取りに行くさくら。
さくらがいなくなると、曽祖父はおしゃべりに付き合ってほしいと小狼に持ち掛け、普段のさくらの様子について聞きます。
元気で、いつも笑ってていつも楽しそうで、それを見ているだけでみんなが幸せになれる。
それを聞いた曽祖父は目を閉じ、撫子もそんな子だったと、幼い頃の撫子を思い出します。
ただ、さくらと違って運動神経は良くなかったのだと話します。
一方、転んでも花を潰さなかったことを喜ぶ、そんな優しい子でした。
しかし、曽祖父はそんな優しい撫子を傷つけてしまったと後悔していました。
意地を張って撫子の結婚を祝ってあげることが出来ず、謝れないまま撫子は亡くなってしまいました。
一方で、曽祖父はさくらを通じて撫子に会えた気がして、さらに長い間歩み寄れなかった撫子の夫、藤隆とも話す機会を持つことが出来ました。
ここで小狼は何も分かっていない者が口を出すべきではないかもしれないと前置きした上で、お孫さんは喜んでいると思うと曽祖父を気遣います。
それを聞いた曽祖父は、撫子といいさくらといい、可愛い子を攫っていくのはなぜ憎らしいやつではないのかと口にし、小狼はその言葉の意味が掴み切れないようです。
ただ曽祖父は、世の中はままならんと言ったのだよと言い直しますが、それでも小狼には意味が分かりませんでした。
場面は変わり、雪兎宅。
ケルちゃんが桃矢に力が戻ったことを口にすると、本人も分かっているとユエ。
それに『自分に出来ることがある』と。
ケルちゃんは一瞬考え込み、元の姿に戻ると、スピネルからも音沙汰無しだからエリオルにもメッセージを送ってみたといいます。
ユエが返事を聞くと、ケルちゃんはこれが来たとスマホをテーブルに置きます。
そこには黒い太陽と月が描かれた魔法陣が写されていました。
場面は変わり、屋敷の中で使用人を探すさくら。
ふと、風が流れ出ている部屋を見つけ、中に入ります。
一目見ただけでさくらは理解します。
ここは撫子の部屋だと。
さくらは記録(レコード)を発動し、自分と同じくらいの年の撫子が過ごした記憶を再現し、眠った撫子の記憶に触れようとします。
するとその前に現れたのは、この前も見た大きな翼を生やした大人の撫子でした。
これは記録(レコード)のものではないと瞬時に判断するさくら。
撫子は今度は声を出し、さくらが視えていることを確認すると、これ以上は戻れなくなると警告します。
次の瞬間、世界がガラスのように砕け、同時に別の場所にいる秋穂も同様の反応を見せます。
さくらの目の前には、黒い竜のような生物に乗ったいつも夢で見るローブをまとった謎の人物がいて、時計や歯車の音が響き渡ります。
竜は口から何かを吐いて攻撃し、さくらは吹き飛ばされながらもそれを防ぎます。
さくらは、あなたを知ってると口にし、次の瞬間、誰かに呼ばれて目を覚まします。
目を開けると、そこには心配そうにのぞき込む小狼と曽祖父がいました。
さくらは曽祖父に抱きかかえられていて、どこか夢心地のようにぼんやりしています。
二人はなかなか戻ってこないさくらを探しにきたのだといい、さくらは謝ります。
医者を呼ぼうと提案されますが、大丈夫だと笑いかけますが、小狼の顔は晴れません。
同時刻、読書中の秋穂も意識が遠のき、倒れそうなところを海渡が支えます。
彼女もまたさくらと同じものを見ていて、そのローブは一族に伝わる正装、自分のローブだといいます。
海渡はそれを夢だといい、側にいるからと言って秋穂を眠らせます。
秋穂が眠るとモモは動き出し、共鳴しはじめたわねと口にし、海渡も同意します。
そして、さくらの守り手であるケロちゃんとユエが気が付いて動き始めたことを知るのでした。
第22話
桃矢が帰宅すると、藤隆は倒れた!?と心配そうに電話しています。
すぐ目を覚ましたことが分かると一安心して電話を置く藤隆。
桃矢はすぐに倒れたのがさくらだと気が付きますが、医者に診てもらったから大丈夫だと藤隆は言います。
藤隆が言うには、曽祖父がさくらに渡したいものは二つあり、一つは大きいから今は辞退させてほしいとお願いしたようで、それは今さくらたちがお邪魔しているあの屋敷で、これには桃矢も驚きます。
撫子お気に入りの別宅の一つで、さくらに譲りたいということでしたが、中学生であることも考慮して判断したようです。
桃矢は、曽祖父は撫子に似ているのかと聞くと、目元は似ているけれど、園美によると祖母に似ているのだといいます。
ここで曽祖父の名前が真嬉(まさき)だと判明し、真嬉が桃矢にも会いたがっていたことを伝えると、なんかタイミングがあったらと照れてしまい、藤隆にすぐに見破られます。
藤隆は桃矢と真嬉が似ているかもと言い、ぜひ横に並んでもらいたいと嬉しそうです。
桃矢は血が繋がっているのだから当たり前だとしながらも照れています。
さくらと撫子が似てると最近思うと言うと、藤隆もそれに同意し、どこが不思議なところもだと話し、桃矢は驚きます。
撫子にはそこにいない何かと話せたり、会話出来ないものと心を通じさせたりできる人だとし、それは桃矢も同じだといいます。
桃矢は、それが出来ない藤隆からしたら信じられないのではと思いますが、そんなことはないけれど寂しかったといいます。
さくらのことを、自分は分かってあげられないと。
藤隆は詳しいことは知らないけれど、さくらが小学四年生の頃から大変そうなことには気が付いていて、桃矢は、すごいなと感心しますが、当の本人はよく分かっていません。
桃矢は、何かあると分かっても本人に聞かずに自由にさせているところに感心していて、藤隆はさくらさんだからと迷いなく答えます。
さくらは、自分も周りの人のことも大切にできる子で、何かあっても素敵なお兄ちゃんがいるからといいます。
父さんもな、と桃矢は付け加えますが、自分は今一つ頼りないけどねと藤隆は謙遜します。
そして、撫子が来ないのは何か理由があるのだろうと口にしますが、桃矢には聞こえておらず、良い奥さんと子どもたちで幸せだと言い直すのでした。
場面は戻り、ベッドで休んでいたさくらが起き上がり、渡すものを取りに真嬉が部屋を出ます。
小狼は何かあったら言うようさくらを諭しますが、逆に隠し事をしていることを見透かされ、二人とも苦しそうです。
そこに真嬉が戻ってきて、その手には箱がありました。
開けると、中から鍵のような形をした時計が出てきます。
それは撫子が小さい頃からずっと大事にしていたもので、自分と妻が海外から持ち帰ったものだといいます。
場所はイギリスで、小狼はそこは今エリオルがいるところ、そして海渡がいたところであることも思い出します。
場面は変わり、スマホから魔法陣が飛び出し、その上に出現したエリオルの映像。
ケロちゃんが連絡がなくて怒っていることを伝えると、特にユエの顔を見れば分かるといいます。
エリオルは話をする気があるようで、二人はさくらに何が起こっているのかを問いただします。
エリオルは、一番恐れていたことが現実になるといいます。
さらに場面は変わり、真嬉の家を後にするさくらと小狼。
真嬉はさくらをよろしくと小狼に伝え、彼もはいと引き受けるのでした。
場面は戻り、エリオルの話。
海渡の正体について魔法協会に問い合わせたところ、ほぼ無回答だったが、一年前に破門されていたことが判明し、二人は驚きます。
魔法協会とは、魔力が強くて依頼をこなせば大体のことは不問になるはずです。
これに対してエリオルは最初は分からないといいますが、李家にも手伝ってもらって別ルートから探ったところ、海渡は魔法協会門外不出の術具を紛失したから破門になったのだといいます。
たまらずケロちゃんは突っ込みますが、それは建前であり、海渡が持ち出したというのがもっぱらの噂です。
ユエは許されるのかと疑問を挟みますが、許されるはずがありません。
しかし、協会は『D』の称号を持つ魔術師に誰も勝てないから返してもらえないのだといいます。
そして、協会が隠していた魔法具だから『禁忌』に触れるものだろうと推測され、協会は海渡の力とそれを使われることを恐れて手が出せないのだといいます。
強いのか、と聞くユエに、今の私よりということならYESだ、と回りくどく答えるエリオルですが、二人は驚きます。
さくらを心配するユエ。
エリオルは言います。
さくらは飛び散ったクロウカードを集めてカードに戻し、その全てをさくら自身の魔力を元にしたカードに『変える』ことが出来ましたが、それだけでは終わりませんでした。
第23話
さくらは誰かが創ったものを元にせず、無意識のうちに魔力を具現化した『カード』を、つまり独自の魔法具を生み出してしまったのです。
何故教えなかったのだと疑問に思うユエですが、エリオルは、さくらの力は強いが混沌としていて、全く制御出来ていないことからあえて黙っていました。
また海渡の目的も分かっていませんが、おそらく新しいカードに関係することだろうと予想されます。
ケルちゃんはさくらに黙っていることに理解を示しつつも、自分たちにはなぜ言わないのかと疑問を口にします。
すると、すぐ顔と態度に出るからと言われ、ケルちゃんはポーカーフェイス出来ると反論。
ケルちゃんは大丈夫とエリオルも認めますが、ユエは無理だろうと言い、ケルちゃんも賛同しますがユエは不服そうです。
しかし次の瞬間、突然エリオルの映像が乱れ、海渡の魔法陣が出現します。
エリオルは、出来る限りのことをするからさくらと小狼を助けてやってくれと言い残し、姿を消します。
そして、本物のエリオルが杖を魔法陣に突き立てます。
すると自らの杖が破損する代わりに、海渡の魔法陣も粉々になります。
息を切らしたエリオルはなかなか危なかったと海渡の危険性を再認識し、さくらを心配します。
ケルちゃんはぬいぐるみの姿に戻ると、スマホを操作してエリオルに電話をかけます。
ユエもネットから通信を試みますが、どちらも通じません。
魔法だけでなく、現実の通信手段も海渡によって遮断されてしまったようです。
場面は変わり、海渡が見上げた先。
魔法陣が音を立てて崩れ落ちます。
今まで傷一つつかなかったという時計も壊れてしまい、存命している最強の魔術師と言われるエリオルに賞賛を送ります。
しかし、新しいカードを手に入れ、協会から手に入れた術具を使って『魔法』を発動させるとその思惑をのぞかせるのでした。
ソファで眠り、寝言で海渡の名前を呼ぶ秋穂。
モモは、目的のために手段を選ばない海渡を肯定する一方で、一番大事なものを見失ってはだめだと警告するのでした。
場面は変わり、帰り道のさくらと小狼。
小狼は車で送ってもらったほうが良かったのではと心配しますが、小狼と一緒に帰りたかったからと言われ笑顔になりますが、見つめられてどうした?と聞きます。
さくらは言います。
自分が見ている小狼と、小狼が見る小狼は違うのだと。
さくらは小狼が見えるけれど、小狼が自分を見るには鏡がいる。
さくらもまた、自分を見るには鏡が必要だと。
本当は、さくらが一番さくら自身のことを分かっていなくて、みんなに心配をかけているのかもしれない。
小狼は何も言えず、さくらは鏡がほしいといいます。
本当の自分が映る鏡があれば、自分のことが分かってみんなに心配かけなくていいと。
自宅に着くと、違和感を覚えるさくら。
そして気が付きます。
家が左右逆になっていることに。
おそらくカードの仕業です。
辺りを気にするさくらですが、辺りは霧のようなものが立ち込め、誰も来る気配はありません。
夢の杖で固着(セキュア)を唱えます。
すると家は元に戻り、鏡像(ミラー)のカードが手に入ります。
さくらカードにもミラーがあって、絵もよく似ています。
小狼は、さくら自身が創り出しているから似ているのは当然だとし、さっき鏡のことを話したから関連したカードが出現したのだと分析。
すると、何かを思いついたさくらは飛翔(フライト)を発動。
さらに鏡像(ミラー)を発動させると、飛翔(フライト)が二つに増え、一つを小狼の背中につけて二人で上空を飛びます。
うまくいったことを喜ぶさくらですが、小狼の顔色は晴れません。
うまくいったのはさくらの力が強いからであり、あまりに強い力は不幸へと導くことを恐れていました。
小狼は、絶対に不幸になんかさせないとさくらを抱きしめ、さくらも彼をそっと抱きしめるのでした。
第24話
目覚めた秋穂。
目の前には海渡がいて、怖い夢を見たといいます。
途中まではアリスの国に出てくる時計の国で、楽しかったといいます。
魔法をコピーできる鏡も登場しますが、その後、時計の音が大きくなり、どこかで何かが割れる音がします。
そして、『おまえはもう戻れない』と声がしたのです。
秋穂はこれまでも夢の中のアリスが自分に似ていると思っていたけれど、と言葉を濁し、頭の中にはさくらの姿が浮かびます。
海渡が『逆夢』、夢とは逆のことが起こる夢のことを説明し、きっと楽しいことが起こると秋穂を安心させます。
そろそろ夕飯の支度の時間で、秋穂は海渡を手伝おうとエプロンを取りに部屋を出ます。
ここでモモが動き出し、『正夢』もあると釘を刺します。
しかし、絶対にさせないと海渡の意思は強固でした。
翌日、登校するさくらとケロちゃん。
さくらも秋穂の同様の夢を見ていたようで、ケロちゃんは魔力で見た夢かもと警戒していました。
しかし、ユエと相談の末、さくらに余計な心配はかけないと秘密のままにすることを決め、今もそのことは話さずに側を離れないようにだけします。
それでもケロちゃんは予知夢の可能性もあると心配でたまりません。
放課後、校庭でチアリーディングの練習をするさくらを教室から見守る秋穂。
そこにいた知世に、自分がさくらと似ているとこぼす秋穂。
秋穂は失礼だと思っていましたが、さくらは喜ぶと知世がフォローし、逆の立場なら嬉しいと秋穂に笑顔が戻ります。
しかし、次の瞬間、練習中のさくらに『おまえはもう戻れない』という声が聞こえ、見上げると秋穂と目が合います。
その夜、お風呂から上がると、桃矢にすぐ寝るよう言われるさくら。
場面は変わり、エリオルと連絡が出来ないことを確認し、改めて海渡の魔力の強さを認識する小狼。
しかし、それだけでは引き下がりません。
さくらに渡した熊のぬいぐるみの前に魔法陣が出現し、小狼は額に汗を浮かべながら何かを唱えます。
するとさくらの持つカードの力と思われる小さな妖精たちが何体も出現し、小狼を心配します。
熊のぬいぐるみには小狼の術が施されていて、ぬいぐるみを通じてさくらのカードの『魔力』を小狼の元に呼び、使えるのだといいます。
しかし、予想以上に時間がかかり、力の消耗が激しく、エリオルも無茶だと心配していたようです。
それでもカードたちと一緒にさくらを守るのだと決心します。
場面は変わり、クローゼットを開ける秋穂。
中には、さくらの夢に出てくるローブがありました。
それに身を包むと、秋穂の目が次第に閉じていきます。
場面は変わり、部屋に戻ったさくらですが、窓の外にあのローブを着た謎の人物を見つけ、飛翔(フライト)で追いかけます。
するとローブの人物は指から何かを出し、夢の杖が持って行かれそうになり、さくらは必死で抵抗します。
しかし、飛翔(フライト)は崩され、落下する中、さくらは必死に手を伸ばし、ローブを掴みます。
すると顔が露になり、それは小狼でした。
ここでさくらは目を覚まし、夢だよねと誰にでもなく確認しますが、その顔は不安そうで、見上げるケルちゃんも心配そうです。
おわりに
いよいよ物語が動き始め、さくらに不安の影が忍び寄ろうとしています。
次の巻が出ましたら記事したいと思いますので、乞うご期待!
次の話はこちら。