『ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス』あらすじとネタバレ感想!

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SAOから未だ帰還しないアスナを救うため、疑惑のVRMMO“アルヴヘイム・オンライン”にログインしたキリト。その次世代飛行系ゲーム“ALO”は、“魔法”という概念、プレイヤーの反応力と判断力が勝敗を決めるアクション要素、そして“妖精”となって空を駆け巡る“飛翔システム”と、“SAO”に勝るとも劣らない高スペックで数多のプレイヤーを魅了していた。“妖精”スプリガンとなったキリトは、アスナの幽閉先―全プレイヤーの最終目標“世界樹”目指し突き進む…!道中、妖精種族“サラマンダー”のプレイヤーたちの策略により、絶体絶命の危機に陥るキリトだったが、“シルフ”の少女・リーファの助力、ナビゲートピクシー・ユイのバックアップを受け、どうにか九死に一生を得る。そしてついにキリトは“世界樹”の根元までたどり着く。しかしそのとき、リーファとキリトは互いの“秘密”を知ってしまい…。

「BOOK」データベースより

シリーズ第四弾となる本書。

前の話はこちら。

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前巻に続き、アルヴヘイム・オンライン(ALO)が舞台になります。

愛する人を取り戻すために奮闘するキリト。

現実でもネット世界でも、抑えられない気持ちに苦しむリーファ。

囚われのアスナ。

この全ての決着が本書にて決着がつくので、ぜひお見逃しなく。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

囚われのアスナ

アスナはALOにある世界樹に囚われています。

ALOを運営するアーガスは彼女だけでなくSAOのユーザーのうち三百人をALO内で拉致監禁し、脳の実験台にしていました。

黒幕は、アーガスの主任研究員でアスナの婚約者である須郷でした。

ALOの世界では妖精王オベイロンとして君臨しています。

アスナはオベイロンからの屈辱的な扱いに絶え、逃げ出すチャンスをうかがっていました。

そして、そのチャンスが訪れてアスナは逃げ出そうとしますが、もうすぐログアウトできるというところで見つかってしまいます。

こうして千載一遇のチャンスを逃してしまったアスナですが、システム管理用のアクセスコードであるカードキーだけは手元に残しておくことに成功します。

敗北

なんとか世界樹に到着したキリトとユイ、リーファ。

そこでユイはアスナとのコンタクトに成功し、カードキーだけ受けることが出来ました。

キリトたちはアスナを助けるために世界樹の中に通じるゲートに向かいますが、そこで待ち受けていたのは無数のガーディアンでした。

いくらキリトが強くても彼らを抜けて先に進むことはできず、一度は敗北を喫します。

この時点でキリトとリーファはお互いにリアルのことを知り、リーファは大きなショックを受けます。

しかし、二人はお互いの本当の気持ちを話すことで和解します。

再挑戦

リーファの友人・レコンも加えて再びガーディアンたちに挑戦します。

先ほどの戦闘を解析したところ、ガーディアンは無数に増え、攻略不可能なレベルに設定されていることが明らかになります。

いくらレコンが加わったところで攻略できるものではありません。

それでもキリトは時間がないことを感じ、現状での再挑戦を選びます。

前回の反省を踏まえて善戦するものの、ゲームの設定を上回ることはできず、これまでかと思われました。

その時、現れたのはシルフ族、ケットシー族の精鋭たちでした。

キリトは彼らの力を借りることで攻略不可能なはずの関門を突破し、ついに諸悪の根源であるオベイロンと対峙します。

感想

改めてゲームの世界なんだということを実感した巻でした。

どんな理不尽であってもゲームの管理者が絶対であり、課せられたルールを覆すことはできない。

プレイヤーはあくまでその中でもがき、活路を見出すことしか出来ない。

そのせいでSAOの時ほど爽快感はなく、焦りや怒り、絶望感など胸が苦しくなるような展開が多かったかなと思います。

これが現実世界でのゲームのことであれば、炎上必須です。

須郷の腐った性根も合わさり、苛立ちをこらえながらの読書になりました。

それから直葉のこともあり、恋愛面でもなかなかにヘビーだったと思います。

それゆえに、最後にかけてのラストスパートはそれまでの鬱憤を晴らすかのような爽快感があり、ここまで耐えてきたキリトや読者にとってご褒美になりました。

おわりに

SAOに続き、ALOという新たな舞台でも面白さが揺らがないことが分かり、シリーズとしてすでに盤石です。

次巻からはさらに毛色の変わった物語が楽しめますので、引き続き読んでもらえればと思います。

次の話はこちら。

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