『米澤屋書店』あらすじとネタバレ感想!米澤穂信の創作の源泉が見える一冊
魅力的な謎を次々と生み出す米澤穂信。その頭の中にあるものは? 彼を形作った本たちを一挙公開。素顔が垣間見える脚註も大幅加筆!
読者を夢中にさせる“謎”を次々と生み出し、新作のたびにミステリーランキングを賑わせる米澤穂信。彼の頭の中には、何が詰まっているのか? 学生時代から現在まで、米澤が呼んできた本をめぐるエッセイや書評、対談を一堂に集めた、本好き必読の書。本音満載の、本人による脚注を文庫化で大幅加筆、巻末に直木賞受賞エッセイも収録。
Amazon商品ページより
どうやったらあんな作品が描けるのだろう。
そんなファンの疑問が、本書で解決します。
米澤穂信さんが人生のどのタイミングでどの本に触れどう感じたのか。
その全てが網羅されています。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
ネタバレはほとんどありませんので、安心してお読みください。
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なかなか手に取れない数千円、数万円するような本を読むのもアリ。
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あらすじ
本書は様々なお題をもとに米澤さんがエッセイを書き、そこに彼を生み出した本の数々が紹介されています。
○○なミステリー10冊、といった分かりやすいものもあれば、米澤さんの日常に作品が登場することもあります。
小説家といえば発想力、筆力など様々な力が試される職業ですが、そもそも圧倒的な読書量があるからこそそれが生まれるのかもしれない。
そんなエピソードであふれていて、本書を読むと米澤穂信という人間がこれまでよりも身近に感じられるかもしれません。
感想
謎の敗北感
僕が本書を読んで最初に思ったことは、小説家って読書家としてもすごい、という謎の敗北感でした。
読む冊数が多いから偉いということはありませんが、僕は十数年は一年で百冊くらいは読むので、周囲の人間でそこまで読書する人はほとんどいません。
多分それで言葉にしなくても、なんとなくの自負のようなものがあるのだと思います。
けれども米澤さんの読書の歴史を見て、自分は読書の量も質もまだまだ浅いと感じずにはいられませんでした。
読書は趣味なのでそこを追求するのはどうかと思う一方で、その視点があるからこそより楽しめる、あるいは見えてくる世界があるのだということも本書で分かりました。
だからこれから先の、さらなる豊かな読書のためにも、新たなやる気が生まれました。
一方で理屈ではない、僕のありのままの感情は引き続き大事にしたいので、そのあたりのバランスをとっていくことも来年以降の課題かなと感じています。
永遠に続く世界
米澤さんのオススメ作品を見て、誇張なしで九割がタイトルすら知りませんでした。
海外作品はまだしも、国内作品で有名な作家さんも多くいる中で、この状況です。
僕の知らない世界がまだまだ広がっていることは明白で、なんならこれからも広がっていくので、読書の世界は永遠に続くという不思議な感覚を得ました。
僕の購入リストの作品が本書のおかげで二十冊ほど増えました。
どれも今すぐ読みたいほど魅力的なので、まずは本棚にある本を急いで読みたいと思います。
それでも我慢できず、横山秀夫さんの『半落ち』だけは先に読んでしまいました。
横山さんの警察小説は久しぶりですが、相変わらず面白くて素敵でした。
おわりに
一度では受け止められないほど濃密で、バラエティー豊かな内容でした。
手に取りやすいところに常に置いておき、気になったら読んで新たな読書欲の発火装置として使うのも面白いかもしれない、と思っています。
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