『わたしの幸せな結婚 四』あらすじとネタバレ感想!
清霞の両親が住む別邸からの帰りを敵に狙われた美世。 何事も無かったものの、美世は日中を清霞の職場である屯所内で過ごすことに。だけど紹介された女性軍人、薫子と清霞の仲の良さに美世の心は揺らいで……?
Amazon商品ページより
シリーズ第四弾となる本書。
前の話はこちら。
甘水直(うすいなおし)という新たな強敵が現れ、物語の根幹に関わるエピソードがこれから展開されます。
緊迫したシチュエーションはもちろんのこと、それを乗り越えて清霞と美世の仲が深まっていくところも変わらず見ることができます。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
護衛
異能心教の祖師を名乗る甘水が現れ、状況が一変します。
美世は清霞とともに軍の会議に参加することになります。
彼女の身柄は屯所内で保護することになり、それだけ事態が緊迫していました。
不安や緊張に包まれる美世ですが、そこに軍では珍しい女性・陣之内薫子が現れます。
彼女は女性でありながら男性に負けない実力を持ち、五道が抜けた穴を埋めるためにやってきたのでした。
加えて美世の護衛でもあります。
薫子はかつて清霞の婚約者候補でしたが、今はそうではないということで、美世はひとまず安心します。
同性で、年齢が近い理解者を得て安らぎを覚える美世ですが、そう簡単なものではありませんでした。
会議
これまでの報告がなされ、甘水の異能は薄刃と同質で、人の精神や脳内に干渉していることは明らかでした。
その後、新の報告により、甘水の異能は人の知覚を歪ませ、五感で受け取り脳内で処理する情報の全てを操作できるのだといいます。
想像を絶する能力である一方で、それだけ大きな力であればそれ相応の制約があるはず。
つまり、付け入る隙があるということです。
準備をするとともに、美世の護衛も重要です。
甘水は新世界を作り上げ、世界の王になることを目的にしていることから、夢見の力を持つ美世を狙ってくることは明白でした。
新たな脅威に向けて各自が準備を進めますが、甘水の動きは清霞たちの想像を超えたものでした。
感想
物語の根幹
ここまで登場人物やその家柄、異能など掘り下げが行われてきましたが、本書からさらに深さが増します。
薄刃家が異能を持つ一族の中でも一目を置かれていますが、その理由がさらに明白になるとともに、美世の生い立ちにも次第に言及され始めました。
彼女は斉森家の人間だと思っていましたが、甘水は彼女の父親を自称します。
異能の質的に絶対に有り得ないことではありませんが、何が嘘で何が真実なのか判断が難しいところです。
このあたりの事情に詳しくなることで、一巻からの描写がより深く理解できるようになるので、自分の理解を整理しながら読むことをオススメします。
登場人物の心情の揺れ
本書では味方でありながら、明らかに様子がおかしい登場人物がいます。
新や薫子がその最もたるところです。
新は他の人たちよりも多くのことを理解して、より広い視点から行動している節があります。
美世を裏切るような真似はしないとして、彼の真意はどこにあるのか。
また薫子も初登場から怪しいです。
美世は一生懸命彼女への悪い印象を退けようとしていますが、薫子がいまだに清霞のことを想っていることは明らかで、美世への当てつけも含んでいる。
それでいて美世に友好的な態度を示すため、真意が読みにくくなっています。
このあたりの複雑さも本書の特徴で、清霞と美世の純粋なやり取りを期待している人からすると、ややストレスがたまる流れかもしれません。
おわりに
大きな戦いの序章にあたる話でした。
清霞と美世にとって辛い展開が続きますが、この先のハッピーエンドを考えると、必要な内容でした。
次の話はこちら。
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