『RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた』あらすじとネタバレ感想!
学園祭のテーマに“戦国学園祭”が決まり、鈴原泉水子、相楽深行たち生徒会執行部は、夏休みに宗田真響の地元、長野県戸隠で合宿をすることになる。初めての経験に胸はずませる泉水子だったが、真響の生徒会への思惑がさまざまな悶着を引き起す。そこへ、真響の弟、真夏の愛馬が危篤だという報せが届く。三つ子の一人である真澄によって真夏は次元の向こうに取りこまれ、大きな災厄が…。最高傑作、RDGシリーズ第3巻。
「BOOK」データベースより
シリーズ第三弾となる本書。
前の話はこちら。
今回は夏休みに入り、学生らしい開放的な雰囲気が出ています。
一方で、長野の戸隠という土地だからこそ起こりうる現象も起き、物語が一層深いところまで掘り下げられます。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
準備
一学期の期末試験が終わり、泉水子たちが所属する執行部は学園祭に向けた準備を始めます。
学園は新設校として、一般の関心を集めるような学園祭を希望しており、そのための事業費は用意しています。
通常の学園祭では考えられないような予算が動き、学生たちの熱に入れようも並々ならぬものがありました。
話し合いの結果、今年のテーマは『戦国学園祭』となり、泉水子たちにとって新たな忙しくも楽しい日々が始まります。
夏休み
夏休みを控えているものの、執行部は学園祭に関する業務を抱え、思い思いの時間を過ごせるわけではありません。
覚悟しているメンバーもいる中で、真夏は兄弟である真澄の命日があるため、八月は何としても長野の戸隠に帰省したいと主張。
対応に困る真響ですが、そこで思いつきます。
執行部のみんなを戸隠に誘えばよいのではないかと。
泉水子は周囲の反対にあいますが、無理やり許可をとって参加することにします。
一方、深行は不参加を表明したものの、泉水子が参加することになったため強制的に同伴することとなります。
日本史研究会
ある日、泉水子は自分が写った写真が知らぬ間に出回っていることを知ります。
発信源は日本史研究会で、彼らは真響のファンとして活動していて、ルームメイトである泉水子に目をつけていました。
泉水子は会長である両国に抗議しますが、相手はそれをのらりくらりとかわし、逆に彼女を加入させることに成功します。
実は日本史研究会もまた、同時期に戸隠に泊まることになっていて、それも見越して真響は執行部に提案をしていたのでした。
こうして彼女の思惑のもと、夏休みが始まります。
感想
青春らしい一面
本書では期末テストという緊張を強いられる場面が終わり、泉水子たち学生の気分が一気に解放されるところから始まります。
泉水子にとって、はじめての友人の家でのお泊まり。
周囲の反対を押し切っての行動からも、彼女がそれをいかに楽しみにしているのかが分かります。
一学期という時間の中で、成長した泉水子。
深行はそんな彼女についていくしかないわけですが、ここまでくる頃にはお馴染みの流れになっていて、シリーズの積み重ねを感じさせてくれました。
真響や真夏との関係がより一層深まっているところも分かり、まさに青春と呼ぶにふさわしい一冊です。
不安定な関係
本書のテーマの一つとして、真響たち三姉弟にフォーカスが当てられます。
二巻では深い絆を見せてくれた三人ですが、ここではそれが盤石ではないことが分かります。
微妙なずれがやがて大きな隔たりとなり、問題へと発展していく。
超常的な現象にはリスクがあるのだということがよく分かるエピソードでした。
おわりに
戸隠という舞台もあり、シリーズの根幹に流れるテーマがより鮮明に描かれていたエピソードでした。
今後も活躍する宗田姉弟がフューチャーされ、シリーズに深みがでたと思います。
次の話はこちら。
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