『サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄』あらすじとネタバレ感想!事件の真相に迫る下巻
死線の蒼(デッドブルー)×堕落三昧(マッドデモン)×害悪細菌(グリーングリーングリーン)。戯言遣い絶体絶命。戯言シリーズ第四弾。
「BOOK」データベースより
戯言シリーズ第四弾の下巻である本書。
前の話はこちら。
上巻で発生した事件において、本書ではどんな真実が待っているのか。
新たなキャラクター・石丸小唄が登場し、ぼくと共に探偵のごとく事件に挑みます。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
濡れ衣
何者かによって殺害された兎吊木。
斜道博士にとって彼はこの上なく大事な研究材料であり、彼を亡くすということはこれまでの積み重ねが無為になることを意味します。
斜道博士は取り乱して辺りに怒りをぶちまけます。
ここで、誰が兎吊木を殺害したのかという問題が浮上します。
兎吊木のいた実験棟にはいくつものセキュリティが施されていて、そもそも登録すらされていないぼくや友、音々には入ることすらできません。
またログを見ても犯行が可能な人間はいないように思えましたが、ここで斜道博士は思いつきます。
研究所のセキュリティの元となったものを作り出したのは友であり、彼女であればセキュリティを突破し、ログを消すことすら簡単だと。
様々な議論が交わされる中、斜道博士が放った友に対する発言にぼくは激怒。
我を失いかけますが、音々によって沈静化され、ぼくたち三人は地下に閉じ込められることになります。
真犯人を見つける
斜道博士は他の研究員と議論し、どうしたらぼくや友、音々を犯人に仕立て上げられるのかを考えていました。
でっち上げのストーリーが出来上がるまで五時間。
ぼくたちは牢に閉じ込められて何もできません。
その時、石丸小唄なる人物が現れます。
彼女は昨夜、ぼくはすでに会っていて、何らかの方法で研究所に侵入していました。
小唄は牢を開け、真犯人を捕まえる手伝いをしたいと申し出ます。
代わりに小唄が何を要求したいのかは不明ですが、背に腹は代えられない状況です。
ぼくは二人を牢に残し、小唄とともに真犯人を見つけるために行動を開始します。
感想
ミステリ風味の下巻
突然殺害された兎吊木。
斜道博士はぼくたちを犯人にでっち上げようと企む一方で、ぼくは小唄と共に限られた行動範囲で真犯人を見つけるための証拠を探す。
まさしくミステリ作品です。
本書では様々な仮定に対して検証がなされ、一つずつ可能性が潰されていく。
では残された可能性からどんな真実が見えてくるのか。
推理パートはぼくの戯言が過ぎるせいかあまりスッキリとしませんが、それでもミステリのエッセンスを十分に楽しむことができました。
危なっかしいぼくのことは小唄がフォローしてくれるわけですが、この二人のやりとりもまた面白く、上巻に比べるとグイグイ読ませるものがありました。
やはりよく分からない天才
本書では友、兎吊木、斜道博士という天才について色々なことが分かりますが、結局はよく分かりませんでした。
視点が戯言遣いのぼくなので、彼の理解の及ばないものを理解するのはかなり厳しく、事件が解決してももやっとしたものはそれなりに残りました。
ただ読み終える頃には諦めもつくというもので、天才はこういうものとしてそれぞれのキャラクターを受け入れられるようになっていました。
理解するのではなく、あるものをそのまま受け止める。
戯言シリーズを読むときはこれが一番な気がします。
おわりに
四作目でようやくシリーズとしてある程度固まってきたような気がします。
次作ではこの世界の輪郭がより鮮明になってくるので、シリーズ全体を理解する上で必読
です。
次の話はこちら。
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