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『オメガ城の惨劇』あらすじとネタバレ感想!招待状の主はあのマガタシキ?

harutoautumn
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「F」の衝撃、再び
孤島に聳えるオメガ城への招待に応じた六人の天才と一人の雑誌記者。そこには、サイカワ・ソウヘイも含まれていた。彼らが城へやってきた理由は、ただ一つ。招待状に記された「マガタ・シキ」の名前だった。島へ渡るには、一日一便の連絡船を使用。帰りは、あらかじめ船を呼ぶ必要がある閉じた空間。執事すら主催者の顔を知らず、招待の意図は誰にもわからない。謎が多い中の晩餐をしかし七人は大いに楽しんだ。そして、深夜。高い叫び声のような音が響き、城は惨劇の場と化した。

Amazon商品ページより

「F」の衝撃、再び。

この言葉だけで、森博嗣さんのファンであれば興味をそそられるはずです。

もちろん僕もその一人です。

サイカワ・ソウヘイをはじめとした人たちが孤島にあるオメガ城に招待されますが、招待状にはなんとあのマガタ・シキの名前が書かれていました。

彼女は本当に現れるのか。

半信半疑になりながら集まる七人という設定で、森作品をずっと読んできた人であれば必読の一冊です。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

集まった七人

孤島にあるオメガ城。

そこに七人の男女が集まります。

彼らには何の共通点もなく、その中にはあのサイカワ・ソウヘイもいました。

彼らのもとにはオメガ城への招待状が送られてきていて、サイカワは知人の代理としてここを訪れていました。

なぜ彼らはオメガ城を訪れたのか。

それは、招待状にあのマガタ・シキの名前が書かれていたからでした。

マガタ・シキ

本当にマガタ・シキは現れるのかと一同が半信半疑になる中、彼女はほんのワンシーンだけ登場します。

しかし、それだけで存在感は抜群で、招待客の気持ちを満足させてしまうだけの力を持っていました。

本物のマガタ・シキなのかどうかは判断つきませんが、偽物だとしても不思議な魅力を持っていたことは確かです。

彼女は最後にこれから起こることに対して注意を促すと、その場を去るのでした。

殺人事件

マガタ・シキが登場したことである程度満たされる一同ですが、翌日、事態は急変します。

なんと死体が発見されたのです。

しかも四人分。

そのうちの一人は正体不明で、誰のものなのか判断がつきません。

マガタ・シキが警告していたのはこのことだったのか。

サイカワや残された招待客は捜査に乗り出しますが、犯人の魔の手はまだ止まっていませんでした。

感想

興味をそそられる設定

あのマガタ・シキの名前が綴られた招待状が届いた。

この掴みだけでもう大興奮です。

本書の登場人物たちも半信半疑でありながら、マガタ・シキに会うためによく知らないオメガ城に集まります。

不用心にもほどがあるといえばそれまでですが、それを誘うほどの魅力がマガタ・シキにあることは確かです。

マガタ・シキといえばサイカワ・ソウヘイということで、彼も登場します。

これだけで本書を読む価値があります。

ファンにとってご褒美

詳しいことはぜひ読んでほしいのですが、森作品に関係する人は実は他にもいます。

それが本書の根底に流れていて、その手があったかと感心してしまいました。

逆をいえば、本書単体で読んでも意味が分からず、置いてけぼりを食らうこと間違いなしです。

正直、『すべてがFになる』だけを読んでいても不十分で、本書を読むハードルはかなり高めです。

まあ、森さんの作品は他作品との関連性が強いものが多く、元々ハードルが高いので、それでいえば本書は決して珍しいタイプではありません。

ファンにとってはご褒美。

森作品初心者であれば、しばらくとっておいた方が面白さが何百倍にもなることをお伝えしておきます。

やっつけ感もある

僕は本書についておおむね満足しています。

ただ思うことは、「F」の衝撃には及ばないということです。

というのも、マガタ・シキは確かに登場しますが、ほんのわずかなシーンだけ。

しかも本物かどうか定かではなく、それを突き止めることも行われません。

もはや彼女にとって本物かどうか、という概念すらないのかもしれませんが、それでも消化不良の一つとなってしまいました。

それから森作品の既存キャラクターの扱い方について。

サイカワやマガタ・シキなど、ファンが待ち焦がれたキャラクターが出てきてくれたことは大変嬉しいです。

しかし彼らでなければならなかった理由が薄く、とりあえず登場させておけば満足させられるだろうという一種のやっつけ感を覚えてしまいました。

この辺りは他の人も同様のレビューをしていたので、おそらく一定数の人が感じていることだと思います。

読んでほしいと思う反面、そこまで期待しすぎないことをオススメします。

おわりに

ここまで森作品を読んできたことに対する一種のご褒美のような作品でした。

本書を読んでS&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズなどまた読みたくなってしまいました。

この循環型の世界観は森さんならではですね。

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