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『図書館の魔女 烏の伝言』あらすじとネタバレ感想!前作と世界観を共有する続編

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道案内の剛力たちに導かれ、山の尾根を行く逃避行の果てに、目指す港町に辿り着いたニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行。しかし、休息の地と頼ったそこは、陰謀渦巻き、売国奴の跋扈する裏切り者の街と化していた。姫は廓に囚われ、兵士たちの多くは命を落とす……。喝采を浴びた前作に比肩する稀なる続篇。

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姫を救出せんとする近衛兵と剛力たち。地下に張り巡らされた暗渠に棲む孤児集団の力を借り、廓筋との全面抗争に突入する。一方、剛力衆の中に、まともに喋れない鳥飼の男がいた。男は一行から離れ、カラスを供に単独行動を始めが……。果たして姫君の奪還はなるか? 裏切りの売国奴は誰なのか? 傑作再臨!

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『図書館の魔女』の続編にあたる本書。

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続編ということで世界観を共有しているものの、前作とは違う登場人物たちに戸惑うかもしれません。

しかし、随所に続編らしいテイストが盛り込まれ、最後に前作ファンの心を一気に持っていってくれます。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

物語の舞台

本書の舞台は、かつて大国ニザマの直轄地であり、現在では一種の自治州となっているクヴァンです。

その中でも州都である港湾都市・クヴァングヮンがその中心となります。

クヴァンはニザマに冷遇される立場にありますが、耐えるには理由があります。

それは海峡向こうの一ノ谷の存在でした。

海運大国である一ノ谷に独占させることを恐れるクヴァンにとって、ニザマの後ろ盾がどうしても必要です。

その一方で、『図書館の魔女』において、一ノ谷、ニザマ、アルデシュの関係に変化があり、クヴァングヮンではニザマを追い出すムードになっていました。

本書ではそんな混沌とした状況から物語が始まります。

裏切りの街

ニザマ高級官僚の姫君と近衛兵の一行は、剛力(登山者の荷物を背負って案内する人)たちに案内され、港町を目指していました。

追っ手をまき、ようやく辿り着いたクヴァングヮンでしたが、そこにはかつてのニザマの直轄地だった頃の面影はなく、今ではニザマに仇なす敵地と化していました。

その中でも唯一、ニザマが羽を休めることのできる売国奴の館が頼りでしたが、そこにも陰謀が渦巻き、もはや安息の地などなくなっていました。

感想

言葉の魅力、再び

本シリーズの魅力は、なんといっても言葉です。

ファンタジーというジャンルにおいて、剣でも魔法でもなく、言葉が謎や問題を解決するというのは非常に珍しいのではないでしょうか。

それが続編である本書にも受け継がれ、さらに磨きがかかっています。

何かを表現するにあたって、日本語にはこれほどまでものバリエーションがあるのか。

そう思わされるほど本書には色とりどりの言葉が散りばめられ、読者に唯一無二のイメージを与えてくれます。

この世界を味わいたかったという人は僕以外にもたくさんいたと思うので、何より、まずはその世界観を再び味わうことのできる喜ぶが大きかったです。

忍耐を求められる

続編といえば、前作と物語を共有しているため、世界観に入り込むことが比較的容易で、読み始めてすぐにスピードを上げて読むことが出来ます。

しかし本書の場合、続編というと、多少の誤解があります。

というのも、前作終了後の世界の延長であるものの、マツリカやキリヒトなど前作の主要人物はほとんど登場せず、舞台も異なるからです。

マツリカやキリヒトたちのその後が気になって購入したという人であれば、おそらく面食らうでしょう。

それから物語を共有しておらず、かつ日本語の深さを味わえる文章ゆえに慣れるまでかなり時間がかかり、スラスラと読めるようになったのは百ページ以上が過ぎてからでした。

それも二、三割は読み飛ばして読んでいるので、読書に慣れている人であっても容易に読めるものではありません。

物語は抜群に面白いのだけれど、続編という銘打ちによって損をしている部分もあるため、この点においておそらく評価が分かれてくると思います。

ただし、ご安心ください。

マツリカは後半になるとようやく登場し、彼女らしい明晰な頭脳を持って物語に散らばったピースをあっという間にまとめ上げてくれます。

そこまでも剛力をはじめとした新たなキャラクターの魅力が引き立っているため、退屈することは全くありません。

おわりに

変わらず言葉の魅力、可能性を提示してくれた作品でした。

さらなる続編、もっといえばキリヒトのその後も気になるので、今後に期待です。

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