『変な家2 ~11の間取り図~』あらすじとネタバレ感想!奇妙な符号から導き出される真実とは?
雨穴最新作!『変な家』第2弾!
Amazon商品ページより
14万字超、完全書き下ろし!
あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか?
前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが
不可解な間取りの謎に挑む。
『変な家』シリーズ第二弾となる本書。
前の話はこちら。
前作と直接繋がりはありませんので、本書から読むこともできます。
著者のもと多くの物件にまつわる話が集まり、その中で明確にはいえないものの、どこか共通している話が十一個もあります。
本書は一つ一つを開示しながら、少しずつ繋がりが見えてくるというもので、見えていた景色が何度も塗り替えられていく感覚は驚きとともに快感でもあります。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
本をお得に読みたい人には『Kindle Unlimited』をオススメします。
小説のみならずビジネス書、マンガ、専門書など様々なジャンルの作品が200万冊以上読み放題。
新規加入なら30日間の無料体験ができるので、無料期間中に退会すればお金は一切かかりません。
また期間限定で2か月1,960円→99円の破格なプランもあります。
なかなか手に取れない数千円、数万円するような本を読むのもアリ。
マンガであれば一か月で数十冊読めてしまうので、シリーズものも無料で読破できます。
気になる人はぜひ30日間無料体験でお試しください。
あらすじ
『変な家』の刊行を機に、著者のもとには「家」に関する数々の情報が寄せられるようになりました。
その中で、著者は十一の話に目をつけます。
それらには共通点があることが冒頭に明示され、読者はそれが何なのかを推理しながら読むことになります。
漠然とした不安
十一の話は提示されますが、どれかとどれかが共通していることはすぐに分かります。
共通の人物や会社、宗教などが登場するので、これは分かりやすいです。
一方で、十一全てに共通するものを見出そうとした時、一気に困難になります。
時期も場所も異なるため、ただ流れで読むと分からないのですが、整理しながら読むと気付けるよう調整されています。
自力で真実にたどり着きたいという人は、ぜひメモを取りながら読んでみてください。
推理
十一の話が終わると、筆者は設計士の栗原さんと会うパートに移ります。
実質、ここからが解答編になります。
これまでの話を終えて、栗原さんは独自の視点で共通点をあげます。
そこからは二人はディスカッションを経て真実を明らかにしていくのですが、真実は二転三転し、その度に見え方が大きく変わります。
感想
変わらないクオリティ
前作で人気を博したシリーズですが、クオリティは本書も負けず劣らずです。
まず十一の話それぞれがよくできています。
コンパクトかつ目を引く謎。
十一個の話を連続して読んでも胃もたれすることがなく、リーダビリティも抜群です。
ただの話題作ではないことを明示してくれたことがまず嬉しかったです。
何が真実なのか
僕が本書で一番面白かったのは、真実が不明確なところです。
著者と栗原さんのパートでは、二人がおのおのの考えを披露し、どれも筋は通っています。
それに対してさらに説得力がある話で上塗りされ、最後に証言などをもって真実が固まるわけですが、それすら本当なのか疑わしいところです。
物語が締めくくられた後も、それが本当に真実なのだろうか。
実はまだ明かされていない話があって、次巻あたりにでも覆されるのではないのか。
イマジネーションが次々に刺激され、そんな妄想ばかりが膨らみます。
この余白こそが本書の見どころであり、他の方々にも楽しんでほしいポイントだと僕は考えます。
おわりに
物件ホラーが話題になってしばらく経ちますが、これだけ限定されていても話や面白さが尽きません。
このまま雨穴さんにはホラー界隈を牽引いただき、一般文化として再び花開く日がくるのではないかと楽しみにしています。
本をお得に読みたい人には『Kindle Unlimited』をオススメします。
小説のみならずビジネス書、マンガ、専門書など様々なジャンルの作品が200万冊以上読み放題。
新規加入なら30日間の無料体験ができるので、無料期間中に退会すればお金は一切かかりません。
また期間限定で2か月1,960円→99円の破格なプランもあります。
なかなか手に取れない数千円、数万円するような本を読むのもアリ。
マンガであれば一か月で数十冊読めてしまうので、シリーズものも無料で読破できます。
気になる人はぜひ30日間無料体験でお試しください。
関連記事はこちら。