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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』あらすじとネタバレ感想!半純血のプリンスの正体とは?

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ヴォルデモートの復活のせいで、夏だというのに国中に冷たい霧が立ち込めていた。そんな中を、ダーズリーの家にダンブルドアがやって来るという。いったい何のために? そして、ダンブルドアの右手に異変が……。ホグワーツ校では、思いもかけない人物が「闇の魔術に対する防衛術」の新しい先生となり、授業を受け持つことになった。一方ハリーは、突然「魔法薬」の才能を発揮する。授業はますます難しくなるが、ホグワーツの6年生は青春真っ只中。 ハリーには新しい恋人が現われ、ロンとハーマイオニーは仲たがいする。しかし、ドラコ・マルフォイだけは不可解な行動をとる。最後に起こる衝撃のどんでん返し。そして悲しい別れ。17年前の予言は、ハリーとヴォルデモートとの対決を避けられないものにした。過酷な運命に立ち向かう16歳のハリー、物語は第7巻の最終章へともつれこむ。

Amazon商品ページより

シリーズ第六弾となる本書。

前の話はこちら。

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ここから一段とシリアスな空気が濃くなります。

ストーリーもさらに壮大になり、過去と交錯して魔法界の歴史が生み出したものと戦うかのような図式が浮かび上がるのが、個人的には好きです。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

混沌

ヴォルデモートの復活が白日の下にさらされ、魔法界のみならずマグルの世界含めた全体が混沌としていました。

常識では有り得ないような災害や事故が起き、それがヴォルデモートやデスイーターによって引き起こされているような描写がなされます。

普段交流を持っていない魔法界とマグル界が連絡をとるところからも、どれだけ非常事態かがうかがえます。

といっても、魔法大臣であるファッジがマグルの首相に一方的に伝えるだけで、首相にはだからといって、どうすることもできません。

この辺りにファッジの依然とした傲慢さが見えて、個人的には良い意味で嫌な描写でした。

ただその後で彼がクビになっていて、後任のスクリムジョールに席を譲り渡しているので、溜飲が下がる部分もあります。

このスクリムジョールも好ましい人間とはいえませんが。

破れぬ誓い

スネイプのもとに、ナルシッサ・ベラトリックス姉妹が訪問します。

ナルシッサは彼に助けを求めていますが、それは本来誰にも話してはいけないことです。

スネイプを信用していないベラトリックスは激昂しますが、彼はいかに自分がヴォルデモートに忠誠を誓っているのかを論理的に表明。

ベラトリックスが何も言えなくなると、ナルシッサの話が始まります。

スネイプも実はその話を知っていて、ナルシッサの悩みが自分の息子のドラコ・マルフォイであることは明白でした。

ナルシッサは思いを吐露した後、『破れぬ誓い』を結んでくれるかと頼みます。

それは誓った内容をどちらかが履行しなかった場合、二人とも死ぬという究極の約束です。

ベラトリックスは結べるはずがないと高を括りますが、なんとスネイプは難なく結んでみせ、ここでもヴォルデモートへの忠誠を示します。

ホグワーツの休暇中。

ダーズリー家にダンブルドアが訪れます。

シリウスが亡くなったことでブラック家の屋敷をハリーに相続させるとともに、彼に協力してほしいことがありました。

ダンブルドアがハリーを連れて行ったのはとある場所で、そこにはホラス・スラグホーンという魔法使いがいます。

ダンブルドアはスラグホーンをホグワーツの教師として勧誘したいと思っており、それを成功させるためにハリーに協力してもらったのでした。

無事にスラグホーンをホグワーツに招くことに成功しますが、当然、そこにはダンブルドアの意図がありました。

感想

恐怖の世界

ここにきてヴォルデモートが君臨する世界がどれだけ恐怖に見ているのか、本書から顕在化してきます。

理屈では説明できないような事象が起こり、マグルたちはただ逃げ惑うだけ。

ヴォルデモートには目的などなく、ただ破壊や殺戮を楽しんでいるだけで、そこからも話が通じるような相手ではないことがうかがえます。

これからハリーたちが対峙する相手がいかに強大かが描かれ、絶望に拍車がかかるような展開はけっこう好みでした。

スネイプの真意

本書では最後まで読者を騙した登場人物が何人かいます。

ダンブルドアもそうですが、やはり一番の役者はスネイプでしょう。

彼は巻によって印象が変わり、まるでカメレオンのようで本当の彼がどんな姿をしているのかが全く掴めません。

ハリーからすればただの嫌なやつですが、読者からすればもっと違った側面があるだろう、ということは容易に想像がつきます。

では、その違った側面とは何なのか。

本書ではヴォルデモートに忠実な配下として一面を強めるとともに、別の側面からも存在感を強くしますので、ぜひ楽しんでほしいポイントです。

悲痛の決意

本書でハリーはまたしても辛い思いをします。

もちろん物語の進行のためには必要なことだったのですが、それでも読者としてもキツイものがありました。

最後まで読むと、最終巻でどれだけの無理なことをしなければならないのだろう。

本書単体としても最高に面白いし、次巻に向けた伏線の張り方も素晴らしいです。

おわりに

最終巻に向けて最高のステップとなる一冊でした。

シリーズ七作を通して、僕は本書がバランス的に特にお気に入りです。

魔法要素も、複雑な人間模様も、ワクワクする展開も、どれもとっても一級品でオススメです。

次の話はこちら。

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