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『冬期限定ボンボンショコラ事件』あらすじとネタバレ感想!小市民を目指した二人を描いたシリーズ最終作

harutoautumn
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小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい……。冬の巻ついに刊行。

Amazon商品ページより

シリーズ四作目となる冬の巻で、短編を挟むとシリーズ五作目となる本書。

直近の作品はこちら。

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アニメ化も決まり、それをきっかけに執筆されたのかなと思っています。

TVアニメ『小市民シリーズ』公式サイト

小鳩くんと小佐内さんにとって高校生活最後の事件であり、過去と現在を行き来するようなスケールの大きさとなっています。

本当に完結するのだろうかと不安に思っていたのに、読み出すともう終わってしまうのか、と寂しい気持ちでいっぱいでした。

これまで二人を追い掛けてきた皆さん。

ぜひじっくりご堪能下さい。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

ひき逃げ

大学受験を控えた十二月、小鳩くんと小佐内さんは一緒に下校していました。

以前であれば、必要もないのに一緒に下校することなどなかったため、単なる互恵関係とはまた違っていることがうかがえます。

二人は大学進学を希望していますが、それぞれ名古屋と京都の大学を目指しているため、その通りになれば来年からは離れ離れになります。

とはいえ、そのことを口にはしない二人ですが、その時、小鳩くんが突然、小佐内さんに肩からぶつかります。

小佐内さんは驚き腹を立てるわけですが、その瞬間、今度は小鳩くんが車にひかれてしまうのでした。

入院

小鳩くんは救急車で病院に搬送され、そのまま入院します。

幸い、小鳩くんは意識を取り戻しますが、右の大腿骨を骨折し、退院まで長いと二ヵ月もかかります。

この時点で受験は絶望的でした。

堂島健吾がお見舞いにきて、小佐内さんは無事なこと、堂島たちが中学生の時にも同様の場所で事故があったことを教えてくれます。

事故のことを小鳩くんは知っていて、被害者が日坂祥太郎というかつての同級生だったことが判明します。

そして、日坂は自殺していました。

ここから、同じ場所を舞台にして二つの事件が過去と現在を行き来しながら展開します。

許さない

小鳩くんは警察の事情聴取を受けますが、事件の様子はよく分かりません。

その夜、病室で目を覚ました小鳩くんは、メッセージカードが入った封筒を見つけます。

カードを書いたのは小佐内さんで、内容は簡潔。

小鳩くんへの感謝と謝罪、そしてひき逃げ犯への怒りでした。

どうやら小佐内さんは一人で事件を調査するようですが、小鳩くんは入院中の身であるため、そこに参加することができません。

ここから二人のやりとりはメッセージカードにほぼ限定され、独立して物語が進行しますが、終盤になって二人が合流し、物語が一気に動き出します。

感想

ついに完結

二〇二〇年、十一年ぶりの新作である『巴里マカロンの謎』が刊行され、ひょっとしたら完結するかもしれない、という淡い希望を持つようになりました。

そしてついにその時を迎えたわけですが、読了後、静かな満足感に包まれました。

互恵関係で結ばれた小鳩くんと小佐内さんは、いうなれば利害が一致しているからこそ一緒に行動しています。

利害がなくなれば一緒にいる意味もないわけで、それでシリーズで一度離れた時期もあります。

そんな二人が本書で最後の事件を迎え、そして一つの結末を迎えます。

『次善』。

この言葉がこんなにも感動的に響くとは思いませんでした。

セカンドベストいいじゃないか、とこのシーンだけでも繰り返し読んでしまいました。

人間らしい

小市民シリーズを通して、小鳩くんも小佐内さんはいつも冷静で、あまり感情的に動くことはありません。

強いていえば小佐内さんが怒りという面でちょこちょこその要素を出したりしますが、それも激しいものではありません。

ところが本書では、そんな二人の感情が揺れ動く様子が頻繁に見られます。

怒りや心配、申し訳なさや後悔。

マイナスな感情が多めで、決して明るい話ではありません。

しかし、これは二人が次に進むための正しいステップだと感じたし、改めて小鳩くんと小佐内さんの互恵関係とは何か、を考えるきっかけになったと思います。

おわりに

本当に読めて良かった。

難しい感想抜きにして、この言葉に尽きます。

二人の互恵関係はいつまで続くのだろう。願わくば、どちらかの命が尽きるその時まで続いてくれると嬉しいな。

まさに至福の時間でした。

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