『ぼくのメジャースプーン』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。
「BOOK」データベースより
小学四年生のぼくが主人公の物語ですが、子どもと侮ることなかれ。
非常に考えさせられる内容となっています。
凄惨な事件を起こした加害者に対して、不思議な力を持つぼくは幼なじみのふみちゃんのために罰を与えることを決意します。
でも、彼の罪に釣り合う罰とはなんなのか?
そんなことを同じ力を持つ大学教授の秋山と一緒に考えます。
考え抜いた先に、僕が出した答えとは?
この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。
ネタバレになりますので、未読の方はご注意下さい。
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あらすじ
不思議な力
主人公はぼくで、名前は出てきません。
彼は小学生になってすぐに幼なじみのふみちゃんと友達になり、小学二年生の時、自分には不思議な力があることを知ります。
ふみちゃんのピアノの発表会に行った僕ですが、ふみちゃんが突然いなくなってしまい、みんなで探しに行きます。
見つけたのは僕で、ふみちゃんは泣きそうになりながら戻らないと何度も首を横に振ります。
事情を聞くと、ふみちゃんの前の順番の子がチエちゃんが出られなくなり、ピアノがとても上手な松永くんの後にふみちゃんが弾かなくてはいけなくなり、比較されるのが嫌なのだといいます。
この松永くんですが、『凍りのくじら』に登場する松永郁也のことで、この作品を読んだことのあるのであれば、ふみちゃんの気持ちにも納得がいくはずです。
僕は辛抱強く説得を続けますが、ふみちゃんは一歩もそこから動こうとしません。
ところが、ある言葉を口にすると、ふみちゃんの態度が一変します。
『戻って、みんなの前できちんとピアノを弾こう。そうじゃないと、この先一生、いつまでも思い出して嫌な思いをするよ』
これまでの態度が嘘のようにふみちゃんは立ち上がり、走って会場に戻ります。
ぼくは大喜びしますが、二人の様子を陰から見ていたお母さんはぼくを怒り、ふみちゃんに言ったことを確認します。
すると今度は途方に暮れるような表情になり、その『力』はもう二度と使ってはいけないと厳しく言いつけます。
それは彼女の血筋に伝わる、もう二度と現れないと思われていたもので、言葉、もしくは声で相手を縛る力なのだといいます。
ぼくは気になりつつも、しばらくの間、その言いつけを守ることにします。
凄惨な事件と壊れた心
小学四年生になったぼくやふみちゃん。
ある時、ぼくの通う学校にテレビの取材が入ることになります。
小学校ではうさぎを飼っていますが、一匹だけ足を骨折して歩けないうさぎがいて、ふみちゃんの提案で簡単な車椅子を作りました。
それがテレビ局の耳に入り、今回のオファーに繋がったのです。
テレビ出演する生徒について、ぼくたちはふみちゃんを推薦しますが、ふみちゃんは緊張することと歯の矯正を理由に別の子に出てほしいと担任の平島にいい、その通りになります。
テレビで中継されましたが、クラスメイトはうさぎの世話にあまり協力的ではなく、ぼくやふみちゃんが面倒を見ます。
ところが、ある日、ぼくは風邪を引いて学校を休まないといけなくなり、ふみちゃんに当番を代わってもらいます。
ところが家に一本の電話がかかってくるなり、お母さんは血相を変えてぼくに言います。
学校のうさぎが、誰かにバラバラにされて殺された。
それを見つけたのは、ふみちゃんだと。
十匹いたうさぎのうち、七匹は死んでしまい、二匹は重傷。
車椅子のうさぎだけが図工室で飼われていたため、無事でした。
この事件は瞬く間に全国に伝えられ、動物嫌いが集うとあるサイトが注目を集めます。
『兎好き』というハンドルネームの人物が現れ、彼はとあるURLを貼り付けます。
それは、ぼくの小学校のうさぎたちが鋏で切られていく映像でした。
すぐに『兎好き』は特定され、二十歳のK大学医学部の学生、市川雄太が浮上します。
その日、ぼくはふみちゃんに会いに学校に行きますが、すでにふみちゃんはお母さんと帰った後で、事件現場近くには二本のスプーンが落ちていました。
昔、僕にそのうちの一本をくれた、ふみちゃんのメジャースプーン。
ぼくはふみちゃんにそれを返そうと思い、ふみちゃんのお母さんの許可をもらいふみちゃんと会いますが、事件のショックからふみちゃんは目を開けたまま何の反応も示さず、ぼくにも気が付きません。
ぼくは何度も話しかけ、しまいにはお母さんに禁止された力でふみちゃんを元に戻そうとします。
しかし、なんて言葉をかけていいか分からず、もし今よりも悪くなってしまったらと思うと声が出ず、ぼくにはどうすることも出来ませんでした。
ぼくは闘う
ふみちゃんが学校に来なくなって三ヶ月。
ぼくはあれからほぼ毎日ふみちゃんの家に行きましたが、一向に治る気配はありません。
一方、ニュースで市川雄太は三年の執行猶予がつくと言われていて、父親が大金を支払って彼を守っていると噂されていました。
彼の弁護士は、市川は反省していると何度も訴えますが、彼は結局何も失っていない、なのにふみちゃんが戻ってこないことにぼくは憤りを感じます。
そんなある日、職員室の中から声が聞こえるとぼくは立ち止まります。
校長先生、担任の平島、そして市川の弁護士でした。
市川が謝罪にうかがいたいと弁護士は何度も訴えますが、平島は生徒のことを考えてほしいと拒絶。
話にならず、校長は平島に退出するよういいます。
その時、ぼくはあることを思いつきます。
平島が出てくるなり、ぼくは例の力を使います。
『先生、ぼくと市川雄太をどうにかして会わせて。そうしなければ、先生は一生うさぎを見るたび、嫌な思いをする』
すると平島はぼくを連れて職員室に戻ると、クラス代表としてぼくに謝罪してもらうのはどうかと提案し、その日の夜、校長と平島はぼくの家を訪れ、お母さんに説明します。
当然、お母さんは反対しますが、ぼくの決意が固いことを知り、条件付きで許可をします。
お母さんの親戚に同じ力を持っている人がいて、その人に会って力について学んでほしいと。
ぼくは二日後、D大学を訪れ、その人に会います。
D大学教育学部児童心理学科教授、秋山一樹。
ご存じの方もいると思いますが、『子どもたちは夜と遊ぶ』に登場する秋先生です。
力の先生
ゼミを訪れた際にぼくを迎えてくれた、きれいで額に傷のある女性。
これは『子どもたちは夜と遊ぶ』に登場した月子です。
月子がいなくなると、秋山になったぼく。
秋山はぼくのお母さん、千加子の叔父さんだといい、力のことを教えてくれます。
この力は秋山やお母さんの親戚の間で受け継がれてきた能力で、その力を持った人がたまに現れるのだといいます。
秋山はお母さんから事情を聞いていて、単刀直入に市川と会ってどうするのかをぼくに聞きます。
ぼくは決めておらず、それを秋山に教わりたいといい、市川と会うまでの一週間で力について教わることになります。
しかし、決めるのはあくまでぼくであり、秋山は協力するけれど参加はしないという条件を設けます。
ぼくはその条件を受け入れ、力について教わります。
秋山はこの力を『条件ゲーム提示能力』と呼んでいました。
基本的には『Aという条件をクリアできなければ、Bという結果が起こる』という言葉で、Bで脅迫してAを強制する。
AとBが明白であれば、順番なと細かい言い回しは問わない。
そして、心の底から能力者が願わないと発動しないので、普段の会話であれば心配はいらない。
さらに『殺される』など相手に決定権のない結果では脅迫として弱く、『死ぬ』や『自殺』するなどの言い回しが良い。
また条件に『空を飛ぶ』などの絶対に無理な事柄を置くことで、Bを百パーセントの確率で強要することもできる。
もしBの方がマシであれば、Aを実行しない可能性があるため、しっかりと相手の嫌がる、後悔するものを結果に持ってくる必要がある。
そして、一度力を使った相手には二度と力を使えない。
別の能力者であれば力を使うことも可能かもしれないが、脳に多くの負荷をかけてしまう可能性があり、危険がともなう。
また力をかけた相手は力のことを忘れてしまうが、それを聞いていた第三者の記憶は消せない。
だからそうなった場合、その第三者にも力を用いて忘れてもらわないといけないため、誰かに聞かれないよう注意する。
これで初日の講義が終わりますが、ぼくの決意は揺るぎません。
罪と罰
ぼくは翌日も秋山のもとを訪れ、昨日の復習から入ります。
そして、秋山もまた市川は反省していないだろうという見解を述べた上で、ぼくの気持ちを聞きます。
市川に罰を与えても、ふみちゃんは元に戻らないし、うさぎの命が戻るわけではない。
でも、ふみちゃんに二度と会ってほしくないし、力があるなら使うべきだ。
そして、自分のしたことを反省してほしい。
秋山はぼくの考えに共感を示し、ダブルバインドという手法を教えてくれます。
Aという条件とBという罰、どちらを選んでも同じ結果になるというものです。
ここでぼくは市川の罪はどのくらい重たいものなのか、それに対してどのくらいの罰が妥当なのかを考えます。
心から反省させる程度でいいのか、目や指を失わせるのはやりすぎなのか。
しかし、秋山は割り切れないのであれば、復讐など考えるべきではないと断言します。
こういう冷酷な一面は、『子どもたちは夜と遊ぶ』から変わらない秋山らしさですね。
決意
秋山の部屋を訪れると、彼は昨日数人の学生に対して事件のことをぼかした上で、犯人にはどんな罰がふさわしいかを聞いていました。
ここに登場する人物ですが、おそらく月子、真紀、恭司です。
特に恭司はこの後も出てくるので確定でいいと思います。
ぼくは三人の意見を聞いた上で、改めて自分ならどうするかを考えます。
帰り道、ぼくは一年前、ふみちゃんにメジャースプーンをもらった時のことを思い出します。
ぼくにとって、ふみちゃんは友達だけど、ちょっと憧れ。
ぼくは帰り道、外からふみちゃんの家の中からする音を聞き、今も苦しんでいるふみちゃんを思います。
その時、これまでの記憶の中から言葉が浮かんできて、ぼくは条件と罰を決めました。
間違った力の使い方
市川との面会を控えた数日前、突然ふみちゃんが教室に現れます。
目には相変わらず光がなく、彼女がお母さんに無断で家を飛び出してきたことが判明。
ふみちゃんはお母さんが迎えに来るまでの間、図工室のうさぎを撫でていました。
ところが、さっきまでふみちゃんのことを心配していたクラスメイトでしたが、トモという男子が中心になってふみちゃんのことを馬鹿にします。
ぼくは我慢できなくなりトモに飛び掛かり、二人はもみくちゃのケンカをします。
すぐにクラスメイトに取り押さえられますが、ぼくはあの力を使ってしまいます。
『もう二度と、学校に来るな。そうしなければ、お前はもう二度とふみちゃんと口がきけない』
これに対し、トモは罰を選びます。
彼にとって学校に来れなくなるより、ふみちゃんと口をきけなくなった方がマシだったのです。
その後、ぼくは秋山に今日のことを報告しますが、クラスメイトが力に気が付く可能性はまずないといいます。
そして、ぼくは言います。
市川の面会する時、お母さんに代わって見届けてほしいと。
しかし、秋山はすでにお母さんから依頼されていていました。
ぼくは怖いと泣きますが、それでも明日、結論を出すと言い、秋山のもとを後にします。
メジャースプーン
トモと無事に仲直りしたぼく。
そして秋山と会い、出した結論を言います。
『心の底から反省して自分のした行いを後悔しなさい。そうしなければ、この先一生、人間以外の全ての生き物の姿が見えなくなる』
もし弁護士が言うように市川が反省しているのならば、ゲームは発動しない。
だから確かめたいのだと。
秋山の念押しにもぼくの意思は変わらず、秋山はかつて自分の使った力のことを話してくれます。
『自分の命を投げ出せるぐらい愛せる存在を一年以内に作りなさい。そうしなければ、あなたはここから消える』
これは『子どもたちは夜と遊ぶ』にて明かされなかった、真紀に暴力を奮った元彼に言った秋山の言葉です。
結果として、彼はいなくなりました。
いなくなるとは彼の解釈次第で、最悪の場合、死んでいる可能性もあります。
この話に正解はないという言葉で授業は終わり、明日、秋山の提案でぼくはふみちゃんと動物園に行くことになりました。
当日、ふみちゃんは相変わらずですが、来てくれました。
また秋山に加えて月子、恭司も同行し、様々な動物を見て回ります。
ぼくは秋山に、明日市川にかける言葉が心に響くものであれば、ふみちゃんを助けてほしいとお願いしますが、それでも秋山は応じてくれません。
秋山は二年前に力を使って以来、力に絶望したのだといいます。
相手は月子で、彼女は秋山の思った通りに動かなかったのです。
どれだけこちらが願っても、それが届かないこともある。
そして、僕はふみちゃんにメジャースプーンを明日まで貸してほしいと言った上で、市川に罰を与えること、そして許してほしいと謝罪の言葉を口にするのでした。
本当の条件と罰
面会当日。
ぼくと秋山が学校の会議室に入ると、市川はいました。
しかし、彼はガムを噛んでいて、反省していないことは一目瞭然でした。
だからぼくはためらわず、条件と罰を口にします。
『今すぐここで、ぼくの首をしめろ。そうしなければ、お前はもう二度と医学部に戻れない』
秋山に言ったことは嘘で、これが僕の考えていた条件と罰。
彼は、市川が医学部に戻りたいためにここにきたことを知っていたのです。
秋山も事態にすぐに気が付きましたが、市川はそれよりも早くぼくの首を絞めます。
意識が薄れる中、秋山が市川に力を使いますが、何と言ったのか聞こえません。
そして頭の中に、かつてふみちゃんに言われたことが蘇りました。
真実
病室で目を覚ましたぼく。
秋山が病室を訪れ、あの時のことを話します。
当然ですが、秋山は怒っていました。
ぼくは市川が医学部に戻りたがっていることを知っていた上で、あの言葉を選びました。
彼は当然、ぼくの首を絞めますが、殺人になれば市川は罪を償うことになり、医学部には戻れない。
ぼくはダブルバインドを市川に仕掛けたのです。
しかし、秋山はたった一人の家族であるお母さんを巻き込んだことを強く非難し、同時に自分に対しても怒りを感じていました。
またこの時、事件の日からストレスでぼくの味覚が失われていることが判明します。
さらにトモに使った力について、あれはぼくがわざと使った、いわば予行練習であったことも判明。
全てのことを知られ、ぼくは言います。
ぼくはふみちゃんことが好きなんかじゃない。
あの日、ぼくが当番に行っていれば、ふみちゃんはこんな目に合わなかった。
ぼくは、自分のせいでふみちゃんがそんなことになったのが耐えられなかったのです。
しかし、秋山はそんなぼくの気持ちを肯定し、それでも愛と呼ぶのだと気持ちに名前をつけてくれます。
ぼくは秋山に、ふみちゃんにしたことを忘れたら死ぬよう呪いをかけてくれとお願いします。
しかし、秋山は違うことを口にします。
『ふみちゃんに何があったのか、あの子の痛みを忘れることなく、覚えていなさい。そうでなければ、あなたはふみちゃんのそばにいられなくなる』
ぼくは驚きます。
秋山は脅す必要などなく無理する必要はない、ぼくの気持ち次第でいいのだといいます。
そもそも、ぼくを縛ることをふみちゃんは望まないと。
そして、実は能力者同士では力は効かないのです。
ぼくは最後に秋山にふみちゃんを助けてほしいとお願いし、力を使わないと言った上で会ってくれることになり、秋山は頑張ったとぼくを褒めるのでした。
結末
秋山は、病院に来たふみちゃんとお母さんに会います。
ふみちゃんは少しずつ回復し、ぼくのお見舞いに行きたいと自分で言いだしたのです。
彼女にとって、ぼくは恩人であり、そのきっかけは発表会にかけられた力でした。
秋山はぼくの意思の強さに感心し、ふみちゃんと二人で話します。
そして小さな声で条件と罰を提示しますが、そこには力がこもっていませんでした。
彼はふみちゃんに力を使うつもりはなく、代わりにふみちゃんのためにぼくがどれだけ頑張ったかを聞かせます。
そして、ふみちゃんに三本のメジャースプーンを渡すと、ぼくに返してほしいと言います。
すると、ふみちゃんは「ひとりで、だいじょうぶです」とついに言葉を発し、ぼくのいる病室に向かって歩き始めます。
それを、秋山は見送るのでした。
おまけ~ふみちゃんの本当の名前~
ちょっとしたおまけですが、p.30にて男子たちの会話の中で「ふみちゃんて、名前からして男じゃん」と言及されています。
ところが、本書ではふみちゃんとしか記述がなく、本名が書かれていません。
ちなみに本当の下の名前は『史緒(ふみお)』です。
これは別の作品にて明らかになるのですが、苗字まで出すと別のネタバレになってしまいますので、正式な名前はその作品の記事の中で言及したいと思います。
おわりに
辻村さんらしく、傷つかないハッピーエンド、とはいきませんが、日常が今まで以上に愛しくなるそんな素敵なラストでした。
この物語に登場する人物たちは、辻村さんの他の作品でも活躍しますので、ぜひ探してみてください。
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新規加入なら30日間の無料体験ができるので、無料期間中に退会すればお金は一切かかりません。
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なかなか手に取れない数千円、数万円するような本を読むのもアリ。
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