『涼宮ハルヒの憂鬱』小説の徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし…と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた―。第8回スニーカー大賞大賞受賞作。
「BOOK」データベースより
谷村流さんが手がける『涼宮ハルヒシリーズ』の第一作目にあたる本書。
発売から十五年以上経った今も未完で、ファンからは続編が今もなお待望されています。
※2020年に九年以上ぶりになる新刊が発売されました。
以下は筒井康隆さんの文庫解説になります。非常に参考になりました。
【筒井康隆×ハルヒ】優れたユーモアSFであり、純文学でもある『涼宮ハルヒの憂鬱』 | カドブン
この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。
ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
エキセントリックな女子高性
物語の主人公はどこにでもいる平凡な男子高校生ですが、本名は明かされず、『キョン』という名前でみんなから呼ばれています。
キョンは幼い頃、アニメや特撮ヒーローのような非日常に憧れていましたが、現実にそんなことはないと中学卒業くらいには諦めをつけ、この三年間も何もないだろうと思いながら高校に入学。
ところが最初の自己紹介で、キョンは涼宮ハルヒと出会います。
みんな無難に自己紹介を終えていく中、ハルヒは違いました。
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
そう言ってのけます。
クラスの誰もがそれを冗談だと捉え、キョンもそう思っていましたが、すぐに彼女が本気であることに気が付きます。
同じ中学出身の谷口からは、美少女な見た目に反してやばい奴だから関わるとロクでもないと忠告され、無論、キョンも関わるつもりなどありませんでした。
しかし、その奇妙な行動は嫌でも目に入ります。
曜日によって髪型が毎日変わったり、体育の時間、教室に男子が残っているにも関わらず服を脱ぎだしたり、あらゆるクラブに仮入部したりと、何を考えているのか分かりません。
結局、ハルヒの欲求を満たせるクラブなど存在せず、彼女はどの部にも入部しませんでした。
五月に入る頃にはその奇行ぶりが学校中に知れ渡り、彼女に声を掛ける人間などいなくなっていました。
そんな中、キョンは気まぐれからハルヒに何度か声を掛け、冷たくあしらわれはするものの、誰よりもコミュニケーションを成立させます。
その後、ハルヒは長かった髪を肩の当たりで切りそろえてきます。
キョンは、彼女の言うことに理解を示しつつも、現実にそんなことは起こるはずがないと他人事のように聞いていました。
ところが、ハルヒはキョンとの会話から思い付いてしまいます。
満足のいく部活がなければ、自分で部活を作ればいいのだと。
ここからキョンの波乱に満ちた日々は始まるのでした。
SOS団の設立
なぜか当然のように部創設のために働かされるキョン。
ある日、ハルヒに部室に連れていかれますが、そこはどう見ても文芸部の部室でした。
部員は、長門有希という眼鏡をかけた一年生のみ。
彼女は部室を貸すことに了承し、何に対しても興味を示さず、ただひたすら本を読んでいます。
こうして部室は確保できましたが、部の創設には五人の部員が必要です。
翌日、早速ハルヒは新しい部員を無理やり連れてきます。
二年生の朝比奈みくるという美少女で、ただ可愛いという理由だけでハルヒに連れて来られたのでした。
彼女は書道部に所属していますが、ハルヒによって無理やり退部させられ、この部に強制的に入部させられます。
そして、ハルヒはこの新しい部を『SOS団』と命名します。
世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団、の略です。
部員として謎の転校生も押さえたいというハルヒですが、五月にもなってそう簡単に転校生など来るはずもありません。
そこで目先の目標としてパソコンの入手を掲げ、コンピュータ研究部に殴り込みにいきます。
最新のパソコンをタダでよこせと要求しますが、そんなことでくれる人間などいるわけがありません。
当然、コンピュータ研究部の部長も断りますが、ハルヒには考えがありました。
部長の手を無理やりみくるの胸に押しつけると、キョンにその現場を写真に撮らせます。
セクハラをでっち上げられ、部長はあえなく最新のパソコンを差し出すことになります。
こうして目的のパソコンを入手すると、キョンはSOS団のウェブサイトの作成に着手します。
文句を言いながら悪戦苦闘するキョンですが、不意に有希から一冊の本を貸してもらいます。
その後、ハルヒはみくるに無理やりバニーガールの格好をさせ、自分も着替えると、校門のところでビラ配りをします。
しかし、誰からも連絡はこず、作戦失敗。
このまま尻切れトンボのように終わっていくのかと思われましたが、まさかの転校生がやって来ます。
名前は古泉一樹といい、ハルヒはすかさず入部を勧め、彼も快諾します。
これで何の縁か五人揃い、部活の条件を満たしてしまうのでした。
宇宙人
部室に残されたキョンと有希。
彼女から貸した本を今日読んでほしいと催促され、家に戻るとその本に目を通します。
すると、中から手書きの文字が書かれた栞が出てきて、そこには『午後七時。光陽園駅前公園にて待つ』と書かれていました。
不思議に思いつつも書いてあることに従うと、本当に有希は待っていました。
キョンがこの本を借りてから数日が経過しているため、彼女はその間ずっとこの時間に待っていたことになります。
学校では言えないことがあるとして、有希は一人で暮らしているとは思えない高級マンションに彼を連れていきます。
一息つくと、自分のことを教えておきたいと説明を始めます。
まずはじめに、ハルヒと有希は普通の人間ではなく、有希は自分のことを『この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース』だといいます。
簡単にいってしまえば宇宙人です。
話についていけず、冗談か何かだと捉えるキョン。
しかし、有希は話を続けます。
生み出されてから三年、有希はハルヒを観察し、情報を統合思念体に報告していました。
これまで特別な不確定要素はなく平穏でしたが、最近になって無視できないイレギュラー因子がハルヒの周囲に現れ、それがキョンなのだといいます。
統合思念体は自律進化に閉塞状態に困っていて、そこにハルヒが現れました。
彼女は一人の人間が到底放出できないような情報量を放出し、統合思念体はそんな彼女に興味を持っています。
そして、ハルヒには自分の都合の良いように周囲の環境情報を操作する力があるのだといいます。
キョンには何の力もありませんが、ハルヒに選ばれたことは事実であり、何か理由があるはずです。
キョンは、ハルヒにとっての鍵であり、危機が迫る可能性があると有希は指摘しますが、付き合いきれなくなったキョンはその場を退散。
有希も止めませんでした。
その後、SOS団の第一回ミーティングが開催され、不思議を探しに今度の土曜日、みんなで集まって市内を探索することが決まりました。
未来人
土曜日、駅前に集合した五人。
二手に分かれて探索することになり、くじ引きの結果、ハルヒと有希、古泉、そしてキョンとみくるの組に決まり、それぞれ探索に出ます。
キョンはどうしようかと考えていると、みくるから話があると言われ、桜の木の下、ベンチに座って話します。
みくるは、未来から来たのだと言います。つまり未来人です。
必要以上のことはブロックされていて話せないと前置きした上で、まずは時間について説明します。
時間とは連続しているわけではないので、仮にこの時代で歴史の改変をしたところで、未来に反映されることはありません。
みくるはイメージとして、パラパラマンガを挙げ、途中のページに余計な書き込みをしてもストーリーは変わりません。
また彼女たちの調査の結果、ハルヒが中学生になった頃より過去に飛ぶことが出来ないことが判明し、大きな時間の断層があるのだろうと推測。
そしてその原因が、ハルヒだったのです。
みくるは、ハルヒの周囲で新たな時間の変異が起きないかどうか監視しています。
彼女もまた、キョンがハルヒに選ばれた人間だとして、有希や古泉は自分と極めて近しい存在だと明かします。
その後、キョンはいくつか質問をしますが、全て禁則事項のため答えてもらうことが出来ません。
話が終わると、何事もないように二組は合流。
特に収穫はなく、昼食後、再びくじ引きで組み合わせを決めることになり、キョンは有希と二人で再び探索に出ます。
みくるの話もあり、有希の話を信じるとキョンは言い、集合時間まで図書館で過ごします。
しかし、努力も虚しく、不思議なものを発見することは出来ませんでした。
もちろん、ハルヒはみくるや有希が自分の求める人であることに気が付いていません。
超能力者
みくるの話から古泉も普通の人間とは違うことは分かっています。
そこでキョンは自分から話を持ち掛けると、古泉はあっさりと認め、ハルヒに見つからないよう部室から移動します。
古泉の正体。
それは超能力者でした。
古泉はみくると有希がハルヒに接触したことで予定が変わり、急遽転校してきたのだといいます。
彼は『機関』という組織に所属し、地球には十人ほどの超能力者がいます。
機関は三年前に発足以来、ハルヒを監視することを目的としてきました。
この学校にはすでに何人ものエージェントが潜入していて、古泉は追加要員になります。
古泉は三年前に超能力を獲得し、機関に迎えられたとのこと。
そして機関は、この世界はハルヒの見ている夢のようなものだと考えていて、そのため彼女の意思一つで創造も改変も出来てしまう、つまりハルヒを神だと考えています。
神の機嫌を損ねて世界が破壊されたら元も子もないので、機関はハルヒを監視し、その力に気が付かないまま一生を終えてもらうよう暗躍しています。
キョンはこの話をにわかに信じられませんが、ハルヒの力の一端が古泉たちの存在です。
彼に限らず、みくるも有希もハルヒが望んだからこの世に存在するのだと、古泉は考えています。
機関はキョンを重要人物として捉えていて、ハルヒがこの世界に愛想を尽かさないようフォローしてほしいと願っています。
一方、機関は一枚岩ではなく、ハルヒ自身を調べればいいという強硬派も存在し、今のところは少数派ですが、いずれ脅威になる可能性もあります。
キョンは超能力を見せてもらおうとしますが、今は使えないと言われてしまい、今日の話はこれで終わります。
襲撃
ある日の放課後、キョンの下駄箱にノートの切れ端が入っていて、そこには『放課後誰もいなくなったら、一年五組の教室に来て』と明らかに女子の字で書かれていました。
キョンはそれに従って教室に行くと、待っていたのは同じクラスの朝倉涼子でした。
意外な人物に驚くキョン。
しかし、涼子はそれに構わずに訳の分からないことを一方的に言って、ナイフでキョンに襲い掛かります。
奇跡的に躱せたキョンですが、いまだに状況が飲み込めません。
しかし、涼子は本気でキョンを殺害しようとするので、教室から逃げ出そうとします。
ところが、ドアも窓もなくなり、脱出できないようになっていました。
朝倉は有希と同じ存在ですが、現状に痺れを切らした強硬派で、キョンを殺害してハルヒの動きを見ようとしていました。
教室はすでに涼子の情報制御下にあり、逃げ出すことは出来ません。
キョンは死を覚悟しますが、その時、涼子のナイフを止める人物が現れます。有希です。
二人は戦闘に移りますが、ここは涼子の情報制御空間ということで有希は一方的に追い込まれ、またしても絶体絶命のピンチに立たされます。
しかし、有希はすでに手を打っていました。
侵入する前に崩壊因子を仕込んでおいたため、教室、そして涼子は分解されてしまいます。
有希によって教室は元に戻り、涼子は転校したことにして処理されます。
未来の未来人
翌日、またしても下駄箱に手紙の入っているキョン。
しかし、今回は差出人の名前があり、朝比奈みくるとあります。
そこでキョンは昼休みになると、部室に向かいます。
そこにいたのは、みくるによく似た、しかしキョンが知っているみくるよりも年齢を重ねたみくるでした。
彼女は今いるみくるよりもさらに未来から来たと話し、証拠として胸元にある星形のホクロを見せてくれます。
といっても、この時点でキョンはそのことを知らなかったので、何の証明になっておらず、気が付いたみくるは恥ずかしそうに隠します。
その後、この時間に長くとどまれないと前置きした上で、ハルヒの側にいて困った状況になったら白雪姫の物語を思い出してほしいと言い残し、彼女は姿を消します。
神人
キョンが自宅に戻ると、家の前で古泉が待っていました。
彼は超能力者である証拠を見せるためにキョンをとある場所へ案内します。
繁華街に出ると、古泉に言われた通り、キョンは目を閉じます。
そして目を開けた次の瞬間、世界は灰色に染まっていました。
今までたくさんの人に囲まれていたはずなのに、今や交差点にいるのはキョンと古泉だけ。
ここは次元断層の隙間、閉鎖空間と呼ばれる場所で、古泉の能力の一つがこの空間に侵入するというものです。
ハルヒの精神が不安定になるとこの空間は生まれ、古泉はそれを探知することが出来ます。
しかし、本当に見せたいのは他にあります。
遠くを見ると、高層ビルの隙間から青く光る巨人が立っていました。
目と口があるらしき部分だけが暗くなっているだけで、輪郭はどうもはっきりしません。
古泉はあれを、ハルヒのイライラの具現化だといい、巨人が周囲のものを壊すことでストレスを発散していました。
そして、巨人の周囲に球状の赤い光が五つ現れ、巨人に攻撃を開始します。
古泉も同じように赤い光に姿を変えると、戦闘に参加。
やがて巨人は敗れ、崩壊します。
古泉が戻ってくると、閉鎖空間も消滅しました。
そして、さっきまでの日常の喧騒が戻ってきます。
古泉たちはあの巨人のことを『神人』と呼び、それが生まれる時に限り、彼は超能力を発揮することが出来ます。
そして、神人の活動を放置しておくと閉鎖空間は拡大し、日本全国が閉鎖空間で覆われ、やがて今いるこの世界と入れ替わってしまうのだといいます。
新しい世界の創造
何の変哲もないSOS団の活動をし、キョンはそれなりに満足していました。
しかし、それでは満足できない人物がいます。ハルヒです。
ある日、キョンが眠りに落ちるとハルヒに起こされ、目を覚ますと二人は学校にいました。
しかし、外は灰色に塗りつぶされ、閉鎖空間であることが分かります。
ハルヒもまた起きたらここにいたということで、他には誰もいません。
二人は辺りを歩いてみますが、学校の敷地から外には出ることができません。
電話を通じておらず、二人はとりあえず部室に向かいます。
ハルヒは落ち着かずに一人で探検するといって出ていき、その後、小さな赤い光の玉となった古泉が現れて事情を説明します。
今回の閉鎖空間は異常で、仲間全員の力を借りてやっと侵入することが出来ましたが、 それもすぐに限界がきます。
古泉は、ハルヒが現実世界に愛想を尽かし、新しい世界を想像することに決めたのだと説明します。
最後に古泉はみくると有希の伝言をキョンに伝え、消えてしまいます。
キョンは有希の言葉に従い、パソコンの電源を入れます。
すると有希からのメッセージが表示され、キョンはキーボードで文字を打ち込んで会話します。
統合思念体や有希個人は二人が現実世界に戻ってくることを望んでいて、最後に『sleeping beauty』という言葉を残して交信は途絶えてしまいます。
窓の外を見ると、そこには以前見たものよりも遥かに巨大な神人がいて、ハルヒは戻ってくるとキョンを連れて校庭に出ます。
ハルヒは神人が邪悪なものでないと感じていて、元の世界に戻ることを希望していませんでした。
しかし、キョンは元の世界でも最近はかなり面白くて、確実に面白い方向に向かっていると説得。
最後に未来のみくる、そして有希のメッセージを思い出します。
『sleeping beauty』とは白雪姫のことです。
結末はどうなるのか。簡単です。
キョンは実はポニーテール萌えで、ハルヒがしてきたポニーテールは反則なまでに似合っていたとカミングアウトした後、彼女にキスをします。
次の瞬間、体が無重力化に置かれて反転すると、地面に落ちます。
気が付くと、そこは見慣れた天井でした。
一睡も出来ずに学校に行くと、ハルヒはキョンに言われたからか髪を後ろでくくっていましたが、ポニーテールというよりはちょんまげです。
不機嫌そうなハルヒに似合っているとキョンは褒めますが、その日の昼には髪をほどいてしまいました。
結末
休み時間に会ったキョンと古泉。
キョンのおかげで世界は救われたのだといい、感謝すると共にまた放課後と別れます。
放課後、部室に行くと、そこにはいつものSOS団の風景がありました。
ちなみに、SOS団設立のための書類申請に関して、そのままでは受理されない可能性が高かったため、キョンが勝手に『生徒社会を応援する世界造りのための奉仕団体(SOS団)』と名付けて処理したのでした。
そして二回目の市内探索日となった休日。
先に待っているキョンのもとに、ハルヒがやって来ます。
キョンは最初に、宇宙人や未来人や超能力者について話してやろうと思っているのでした。
おわりに
まさに不朽の名作と呼ぶにふさわしい作品だと思います。
望みは薄いかもしれませんが、続編が出てもう一度盛り上がることを切に願っています。
そして世代を超えて愛される作品になると、一ファンとしては嬉しい限りです。
本をお得に読みたい人には『Kindle Unlimited』をオススメします。
小説のみならずビジネス書、マンガ、専門書など様々なジャンルの作品が500万冊以上読み放題。
新規加入なら30日間の無料体験ができるので、無料期間中に退会すればお金は一切かかりません。
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