『MAJOR 2nd(メジャーセカンド) 18巻』ネタバレ感想!あらすじから結末まで!
女子7人の風林中、県大会準優勝校に挑む!
県大会準優勝の強豪・辻堂中との試合に向け気合い十分の大吾たち。
だが舐められまくりの風林中は、屈辱の10点ハンデをもらい試合開始。
大尾中戦の悔しさをバネにして、進化したその実力を見せつけろ!!!【Amazon内容紹介より】
前の話はこちら。
前回、千代が仁科に好意を抱いていることを知った千里は、あることを思いつきます。
今回はそこから始まります。
第163話 積極的
仁科はアニータに呼び出され、中庭に行くとそこにはアニータと千里がいました。
二人は、千代は仁科のことが気になっていることを伝え、それを利用して野球部に入部させるよう仁科に頼みます。
気の進まない仁科ですが、美術部に行くと、千代は美術部をやめた後でした。
入れ違いで千代は野球部を訪れていて、マネージャーとして入部したいと言い出します。
大吾は選手としての入部を勧めますが、千代はその点については譲らず、とりあえずマネージャーとして入部することに。
千代の入部によって練習効率が上がりますが、千代の視線は常に仁科に向けられていました。
練習後、大吾は県南の強豪・辻堂中学と練習試合を組んだことをみんなに報告します。
まだ風林のかなう相手ではありませんが、大吾の狙いは千葉を試すことで、その内容によって太鳳と千葉、どちらをショートに起用するのか決めるのだといいます。
第164話 10人目の選手
練習試合を控え、千葉が練習を休みます。
チームメイトの間では、サボりだろうということに。
一方、千代は体力をつけるために練習に参加。
運動音痴を自称するわりにしっかり練習についてきていて、ますます野球をやらない理由が分からなくなります。
練習後、大吾と仁科は千葉の家を訪れますが、そこで千葉が盲腸になり、一週間入院することを知らされるのでした。
第165話 練習試合へ
練習試合当日。
千葉の欠場により、千代はレフトで先発出場することになりました。
辻堂は相手のレベルによってハンデを与えるルールを設けていて、風林に与えられた点数は10点でした。
第166話 屈辱の10点リード
屈辱的な状況ですが、相手の実力は確かで、初回は手も足も出ません。
しかし睦子も負けておらず、前回の敗北をバネにして成長し、相手打線を抑えます。
第167話 なんだこのチーム?
二回の風林の攻撃。
大吾がいきなり二塁打を放つと、続くアニータが二ランホームランを決めます。
全て大吾の指示の賜物です。
相手投手はストレートとスライダーで腕の位置が違うため、それを見て狙い球を絞っていたのでした。
続く仁科もヒットで出塁し、辻堂はようやく風林が只者でないことに気が付きます。
第168話 押せ押せ!
しかし、相手のピッチャーのレベルが決して低いわけではなく、睦子、関鳥が凡退。
二死で、千代の打順が回ってきます。
ここで千代の野球をやらない理由が語られます。
千代は先に野球を始めたのに、後から始めた千里に一瞬で抜かれ、父親である藤井の情熱は千里に注がれ、みじめな思いをしたのでした。
そんなことを思い出し、打とうとすらしない千代。
しかし、千里は千代が昨晩、素振りしていたことを明かし、叱咤激励します。
第169話 見損なったよ!!
千里の言葉で、千代の目の色が変わります。
千里のバッティンググローブを貸してもらうと、再び打席に立ちます。
投手の癖を知っているとはいえ、スライダーを打ってライト前に運び、千里に天才だと言わしめるのでした。
辻堂のコーチはこのままでは試合が壊れると判断し、ベンチに座るマリオという選手を呼びます。
第170話 クセ者エース
マリオはマイペースで、コーチの指示にもなかなか動きません。
その間に風林は満塁のチャンスを作り、打順は三番の弥生に回ってきます。
ここで辻堂は、投手をマリオに交代。
彼らの会話から、相手チームが二軍に相当するBチームであることが判明します。
試合が再開。
マリオが投げた初球は弥生のお尻に当たってデッドボールとなり、あっさり押し出しの一点が入ります。
緩む空気ですが、大吾だけは違いました。
弥生が全く避けられないほどのスピードに驚き、立ち上がりの間に叩こうと気を引き締めます。
しかし、マリオのボールは予想をはるかに超えたスピードで、大吾は唖然とします。
第171話 マリオボール
マリオのボールの最高速度は130km/hで、それでもまだ中学一年生という天才ぶり。
あっという間に追い込まれる大吾ですが、追い込まれてからはボールに食らいつき、ファールを連発。
一歩も引きません。
マリオがストレートにこだわっているように見せます。
しかし実際は、マリオボールという球種を投げて捕手がとれず、点が入るのを懸念していただけでした。
舐められている捕手は捕れると断言し、ついにマリオは魔球マリオボールを披露します。
フォークのように落ちて、けれどスライダーのように少し斜めにも沈む変化球で、大吾は三振。
あれだけ大口をたたいた捕手も捕れずに後ろにそらしますが、一塁に送球して何とかアウトをもぎとります。
大吾はこれ以上点数がとれないことを覚悟し、しっかり守っていこうとチームメイトを鼓舞します。
第172話 嵐の気配
順調に進む試合。
九番のマリオが打席に立つと、大吾は相手が一年生中心のBチームであることを明かされます。
そしてマリオはいとも簡単に二塁打を放ち、辻堂がようやく活気づきます。
大吾はみんなの動揺を避けるために相手がBチームであることを黙っていますが、辻堂打線は勢いに乗り、さすがに焦りを感じ始めます。
その時、相手のコーチのスマホに連絡が入ります。
監督から、試合が終わってAチームがもうすぐ学校に着くという内容でした。
おわりに
敗北から学び、成長を見せてくれた風林ですが、次巻から登場するAチームにはかなり苦戦しそうです。
ハンデすらあっという間にひっくり返されそうですが、ぜひ何か収穫のある試合になってくれればと思います。
次の話はこちら。