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『違国日記 11巻』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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「姉さん、わたしが姉さんの大切なあの子を大切に思ってもいい?」

槙生が朝と暮らして2年半。
他人との関係に縛られずに根無し草のように過ごしてきた槙生にとって、気づけば朝はだいぶ近しい存在になっていた。
朝の人生にどこまで立ち入っていいか悩み、朝を置いて死んだ姉に思いを馳せる。
保護者として、大人として、槙生は朝の未来に何を思うのか──。

わたしたちの“これから”はどんな海へ?
終幕の向こうへ漕ぎ出す最終巻!

Amazon商品ページより

シリーズ最終巻となる本書。

前の話はこちら。

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もっともっと続くと思っていたので、急に最終巻となってびっくりしました。

心の準備が追いつかずに読んだのですが、これまでの喜びや苦悩、葛藤が凝縮された一冊で、こんなに噛みしめて読んだ漫画は久しぶりでした。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

page.51

笠町とデートではないけれど、会って食事をする槙生。

二人の会話を通じて、まず朝がもう高校三年生になったのかという感慨が沸き起こります。

槙生は天涯孤独となってしまった朝を引き取っておきながら、彼女の人生にどこまで踏み込んでいいのかいまだに躊躇していました。

気にしすぎだという笠町の言い分はすごく良く分かる一方で、大切だからこそ槙生はその関係や距離感を大事にしているので、怖がる気持ちもまた分かります。

二人の会話で槙生の悩みが解消されることはありませんでしたが、朝を大切に思っていいのか、という自問自答がさらに深くまで進みます。

page.52

何か考え事をしているような朝。

彼女が家に帰ると、槙生が弁護士の塔野と電話を始めます。

内容は朝のための生命保険のことで、それを聞いた朝は涙を流します。

槙生が自分のことを考えていると頭では分かっていても、槙生がいなくなってしまったら怖くて寂しいのだと。

そこで槙生は、ようやく朝の気持ちをちゃんと考えてあげられなかったことに気が付きます。

page.53

朝は槙生と仲直りができないまま、自分の抱える気持ちを様々な友人と話をします。

その中で朝は、自分が口にする寂しいという言葉にはもっと意味があるはずなのに、それを伝えきれていないことに気が付きます。

もっと違う言葉があるはずだと。

えみりの恋人であるしょうこは、それは朝が大事にしている言葉だからだと分析。

その一方で、槙生もまた朝との関り方に悩んでいました。

last page

朝は塔野との会話を通して、自分の周りにはたくさんのこうるさい大人たちがいて、そのことが幸せであることを認識。

そのまま、槙生と朝の関係が明確に修復しないまま時が過ぎます。

ある日、槙生が愛についてもらします。

彼女は朝のことを愛していますが、それはそんな言葉ではとても伝えられないほど大切な感情でした。

だからこそ愛し続けるために大変な思いもするし、それを朝にうまく伝えることができません。

でも、こんな不器用なところに槙生の愛情が見え隠れしていて、それを聞いた朝との関係は修復し、以前よりも深まります。

そうして迎えた卒業式の日。

朝とえみりは、槙生が執筆しているコラムを一緒に読みます。

そこには、朝の門出を祝う槙生の言葉が綴られていました。

時は流れ、最後に顔こそ出ませんが、大人になった朝とえみりが描かれ、物語は幕を下ろします。

感想

大切にすること

僕は本書が愛おしくて仕方ありません。

槙生は朝を大切に思うあまり、辛いこともたくさん経験していますが、僕はどちらかというと真逆で、人を愛することに抵抗がありません。

でも、これは僕を愛する人たちに育てられ、大きな裏切りにもあったことがないからかもしれません。

きっと槙生の性格、立場だったら、こんなに人を愛せなかったと思います。

そんな中で、槙生は砂漠を生きる朝に精一杯の言葉を伝え、彼女に与え続けます。

この行いがどれだけ尊いことか。

最終巻だけで軽く三周はしてしまいました。

文句なしの最終巻です。

大事にしたいこと

本書とは直接関係ありませんが、これから言葉をもっと大事にしたいと思いました。

僕も普段、自分の言葉が気持ちに追いついていないと歯がゆい思いをすることがあって、大人になって父親になった今でもそれは変わりません。

でも、これからもちゃんと伝えられる努力を続けようと思います。

例え分かりにくくても、まどろっこしくても、この気持ちを出来る限り正しく伝えたい。

相手にとっては迷惑かもしれませんが、それでも伝えることで何かを与えられるかもしれない。

本書は僕にとっても、未来に進むための大切な一冊となってくれました。

おわりに

もう感謝しても感謝しきれません。

それくらい本書には何度も救われました。

人生に迷っている人には、ぜひ読んでほしい作品です。

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