宝石の国 12巻 第95話『終戦』ネタバレ感想
前の話はこちら。
前回、仕事を終えた金剛は崩れ去り、フォスは金剛の右目を自分の右目があったところにつけました。
すると、目の前に信じられない光景が広がりました。
今回は、そこから始まります。
第九十五話『終戦』
エクメアが地上から戻り、カンゴームが出迎えます。
エクメアだけでなくカンゴームたちにも報告する成果があり、それが宝石を月人化するマシーンでした。
アメシストは自信満々ですが、まだ実際に実験に成功したわけではありません。
姫であるカンゴームに何かあれば問題だし、責任者のアメシストに何かあっても同様です。
するとゴーシェが一番乗りし、無事に月人化に成功しました。
アメシストはその成功を持って、ユークレースに月人化を打診します。
攫われて月面上に撒かれた宝石たちの記憶はインクルージョンが放出してしまって行方不明でしたが、別の月より回収することが出来ました。
この記憶情報は元の鉱石体内のインクルージョンには戻せませんが、一定量が揃えば月人と同組織体に移植することで月人として回復させることが出来ます。
そして、アメシストはユークレース自身に対しても月人化を打診。
ユークレースは迷った末に、それで戦争が終わるならと受け入れるのでした。
こうして何十体という月人化した宝石が誕生し、その中にはアンタークチサイトや金剛もいました。
金剛はエクメアとの再会を喜びますが、全ての力をフォスに渡してしまった自分をなぜ復元したのか疑問に思っていました。
それに対してエクメアが答えず、フォスに金剛の力が完全に移行するまでの時間を聞きます。
金剛の答えは一万年でした。
エクメアは月人となった宝石たちに終戦を宣言し、新たな神が誕生するまでの一万年を幸福に過ごしてほしいと口にするのでした。
おわりに
終戦を迎えて、一見ハッピーな展開に見えます。
しかし、実際は一番苦しんだフォスだけが地上に残り、さらに一万年を苦しまないといけません。
こんなに残酷な展開になるとは思わず、月人になった宝石たちの軽やかなイメージとは裏腹に、気持ちが暗くなった気がします。
次の話はこちら。
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