前回、フォスの言葉によって金剛の顔に亀裂が走りました。
今回はそこから始まります。
第九十四話『金剛』
金剛はフォスに、仕事の終わりを告げてくれる人間を待っていたと感謝を告げ、零れ落ちた右目を取るよういいます。
そして、一心に幸福を祈りなさいといいますが、そこから先が続くことはなく、金剛は砂となって崩れ落ちました。
フォスは金剛の右目を拾うと、音に気が付いて振り返ります。
そこにはエクメアが立っていましたが、様子がいつもと違います。
エクメアはフォスの持つ金剛の右目をよこすよう要求し、フォスはそこではじめてエクメアの狙いがこれであったことに気が付きました。
フォスはすぐに攻撃を仕掛けますが届かず、逆に建物の外に追いやられます。
追撃するエクメアに対して、幸福がほしいと金剛の右目を自分の右目があった部分にはめ込みます。
するとエクメアは姿を消し、みんなを探さないと、とフォスは再び建物に戻ります。
しかし、金剛も他の宝石たちもいませんでした。
途方に暮れるフォスですが、突然、視界に無残な姿となった宝石たちと月人の姿が浮かび上がり顔を上げます。
海の上にはあるはずのない都市がありました。
目がおかしいとフォスはしきりに目をこすりますが、目を閉じてもその光景は消えません。
やがて無数の流星が落ち、都市は崩壊していくのでした。
おわりに
話が一気に飛躍し、何が起きているのか全く理解できませんでした。
エクメアはなぜ金剛の右目を狙っていたのか。
フォスは右目を自分に移植したことで何が起きたのか。
フォスが目にした光景は一体何だったのか。
なぜ今に至ったのかが明かされる時がそろそろくるのかもしれません。
話がどんどん壮大になっていくので、振り落とされないようしっかり次回も見ていきたいと思います。
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