前の話はこちら。
前回、四度目の地球行きを決めた宝石たちが描かれました。
今回はそこから始まります。
第八十五話『誕生日』
冬眠から目覚め、春が訪れたことを喜ぶ地球の宝石たち。
一方、冬の番をしていた宝石たちは冬眠に入ります。
シンシャだけは体内から発生する毒液のために毎年自室で冬眠していましたが、今年は違います。
スフェンとオプシディアンは、シンシャのために『冬眠用巨大シンシャちゃんケース』なるものを作ってくれました。
オプシディアンのような見た目の巨大なケースで圧迫感がすごいですが、シンシャはみんなと一緒に眠ってみたかったと大喜び。
少女のような表情を見せ、もはや誰状態です。
これで冬眠の準備が整いましたが、レッドベリルが待ったをかけます。
場面は変わり、ユークレースは緒の浜で生まれた宝石がいないかを見に行くために金剛に同行してもらいます。
しかし鉱物生命体の反応はなく、破片だけを拾い集めます。
二人の会話の中で、金剛にはかつて仲間がいたことが判明します。
破片拾いが終わり、ユークレースが一足先に帰る中、金剛は空を見上げ、『まだか、エクメア』と呟くのでした。
金剛が宝石たちのもとに戻ると、みんなワンピース姿で、たくさんの花で出迎えてくれます。
なんと今日は金剛の誕生日でした。
金剛は驚きを隠せませんが、みんなの厚意を受け入れ、穏やかな時間を過ごしたのでした。
遊び疲れ、気が付けば夕方です。
まだ余韻に宝石たちが浸る中、空に月人出現の兆候が現れるのでした。
おわりに
久しぶりに平和な回で、こんな日がずっと続けばいいのにと思わずにいられませんでした。
しかし、そこに容赦なくフォスたちが現れ、束の間の平和に終わりが告げられました。
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