『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』あらすじとネタバレ感想!蘇ったヴォルデモートとの戦いの行く末は?
15歳になったハリーは、蘇ったヴォルデモートとの新たな対決を迫られる。動き出した不死鳥の騎士団は果たして戦いに勝てるのか? 額の傷痕はますます激しく痛み、今までとは違うなにかを告げていた。夜な夜な夢にうなされるハリー。長い廊下、黒い扉。どうしても開かない扉。真実はその扉のむこうか? いよいよ真実が明かされる。
Amazon商品ページより
シリーズ第五弾となる本書。
前の話はこちら。

前巻で流れだしたシリアスな展開がここからも続きます。
世界観もホグワーツの外に広がり始め、ファンタジーとして単純に魔法がキラキラしているようなものではなくなりますが、読み応えはとにかく抜群です。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
吸魂鬼
ハリーはいつものように、休暇中は魔法界から隔絶され、いつみんなに会えるのかと苛立ちを感じていました。
そんなある日、ハリーとダドリーが外で口論をしていると、辺りの様子が急におかしくなる。
それは吸魂鬼(ディメンター)が現れる予兆でした。
未成年の学校外での魔法の使用は禁止されていますが、そんなことを言っている場合ではありません。
ハリーは守護霊の呪文でディメンターを撃退しますが、そこに現れたのは近所に住むフィッグでした。
懲戒尋問
マグルに見えたフィッグは、実は魔法界の人間で、ハリーを見守ってくれていたのでした。
ただスクイブで魔法を使えないため、直接は助けることができませんでした。
緊急事態における対応でしたが、魔法省はそんな事情などお構いなしです。
すぐにふくろうによって手紙が届けられ、そこには法令違反により、ハリーを懲戒尋問へ参加を要請することが書かれていました。
今度はアーサーから手紙が届き、ダンブルドアが魔法省でなんとかなるよう対応していること、これ以上魔法を使ってはいけないことが書かれていて、ハリーは従うしかありません。
ダンブルドアのおかげで最悪は回避できたものの、事態は依然として厳しいものでした。
お迎え
ダーズリー一家が出かけてしまうと、十人近い魔法使いがハリーを迎えにきます。
そこには本物のムーディ、ルーピンもいます。
彼らは不死鳥の騎士団という組織に所属していて、かつてダンブルドアがヴォルデモートに対抗するために作り、今回はヴォルデモートの復活に合わせて再度立ち上がったのでした。
いつもであれば隠れ穴に向かうところですが、ヴォルデモートたちの監視の関係で向かうわけにはいかず、見つかりにくい不死鳥の騎士団の本部に行くのだといいます。
ハリーが未成年であるため姿現わしはできないし、煙突ネットワークは監視されています。
そこでムーディが考えた移動手段は、ハリーの得意な箒による飛行でした。
感想
物語の壮大化
前巻でヴォルデモートが復活したことにより、物語が一気に壮大になります。
お互いに組織戦になり、ハリーはダンブルドア陣営である不死鳥の騎士団に必然的に組み込まれていきます。
改めて読むと、大人たちがみんなハリーの姿からジェームズやリリーの面影を見出し、口にするシーンが印象的でした。
これは自分も大人になってから友人・知人の子どもに対してやりがちで、でも子どもの頃を思い出すと、あまり良い気分ではなかったように思います。
嫌というわけではないけれど、居心地が悪いというか。
この辺りの注目ポイントが変わったところも、年齢を重ねてからの読書の醍醐味かもしれませんね。
嫌な女
本書はなんといってもアンブリッジの登場が大きいでしょう。
彼女はこれから最終巻にわたって活躍してくれるわけですが、はっきりいって悪い方向で目立ちます。
魔法省側なのに、まるでデスイーターのような残忍さと傲慢さがあり、行動や言動の一つをとっても不快感しかありません。
映画版はこのあたりを本当によく再現していて、もはや顔芸といってもよいほど、表情一つでそのキャラクター性がよく分かるようになっています。
僕の友人の多くはアンブリッジが大嫌いで、字面を読むだけで苛立ちが抑えられないといいます。
その点、僕は案外彼女が嫌いではありません。
物語の新たな起爆剤として機能してくれているし、ちゃんと嫌なやつらしく、最後にそれ相応の報いを受けるからです。
このあたりのバランスを加味して、読者の皆様は楽しんでもらえればと思います。
おわりに
これ以降は好き嫌いが分かれるところではありますが、個人的には一巻からしかれていた謎が少しずつ解けていく感じがあって、好きです。
またヴォルデモートが復活したことが明白になり、物語の目的がはっきり定まったところも良いです。
まだまだ予想外の展開は続きますので、ぜひ壮大なファンタジーをお楽しみください。
次の話はこちら。

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