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『ハリー・ポッターと秘密の部屋』あらすじとネタバレ感想!ホグワーツの恐ろしい伝説がよみがえる

harutoautumn
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魔法学校で一年間を過ごし、夏休みでダーズリー家に戻ったハリーは意地悪なおじ、おばに部屋に閉じ込められて餓死寸前。やっと、親友のロンに助け出される。ロンの家で夏休みを過ごしたハリーは初めて魔法使いの家族の生活にふれ、毎日驚くことばかり。しかし、新学期が始まった途端、また事件に巻き込まれる。ホグワーツ校を襲う姿無き声。次々と犠牲者がでる。そしてハリーに疑いがかかる。果たしてハリーはスリザリン寮に入るべきだったのだろうか。ヴォルデモートとの対決がその答えを出してくれる。

Amazon商品ページより

シリーズ第二弾となる本書。

前の話はこちら。

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前作でホグワーツや魔法界についてある程度の基礎ができたので、ここからはさらに深堀されていきます。

因縁の相手となるヴォルデモートとの争いも激しくなり、読者を惹きつけるワードが多く登場する巻でもあります。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

軟禁状態

ホグワーツの一年目が終わり、休暇をダーズリー家で過ごすハリー。

バーノンはハリーが連れ帰ってきたふくろうのヘドウィグの音に怒り狂い、良い休暇とはいえない状況でした。

一家はハリーが魔法を使うことを恐れているため、以前と違って強硬策には出られませんが、実は未成年は学校の外で魔法を使うことは禁じられています。

ハリーは当然、そのことを一家に伝えていませんが、だからといって快適になるわけではありません。

魔法に関する教科書や箒はすべて物置に押し込められてしまい、使用できません。

ヘドウィグも鳥籠に南京錠をつけられている状態で、友人のロンやハーマイオニーに手紙を送ることもできません。

ハリーは再び魔法界から隔絶されていました。

屋敷しもべ妖精

ある日、ダーズリー家にバーノンの商談相手となる夫妻を招き、接待パーティーが開かれます。

ハリーは自室に閉じこもるよう言い渡され、存在しないかのように振る舞う必要があります。

しかし、自室に戻ると、そこには見知らぬ小さな生き物がいました。

その生き物はドビーと名乗り、自分が屋敷しもべ妖精であることを明かします。

彼がダーズリー家にやってきたのは、ハリーに警告をするためでした。

危機

ドビーはハリーに対して、ホグワーツに戻ってはいけないと警告します。

戻れば、死ぬほど危険だと。

しかし、何が危険なのか一切の説明はなく、ダーズリー家に押し込められたハリーにとって到底聞き入れられるものではありません。

ハリーがパーティーをしている一同に聞こえないよう抗議すると、ドビーは強硬策として魔法を使用し、ハリーがダーズリー家に怒られるよう仕向けます。

こうしてハリーさらに家に閉じ込められることになり、結果としてドビーの望むような形になりましたが、そこに思いがけない迎えが現れます。

感想

ワクワクの大冒険

本書では二年生になったにも関わらず、そもそもホグワーツに辿り着けないという危機に直面します。

ハリーとロンは持ち前の行動力で危機から脱しようとするわけですが、辿り着くまでに色々な意味で危険なことがたくさんあります。

これだけでもスピーディーで緊張感のある展開が楽しめるのですが、もちろんこんなものは序の口です。

ホグワーツに辿り着くと、ドビーが警告した危険が待っていて、これがホグワーツ創設の歴史に関わってくる内容のため、ロマンに満ち溢れています。

しかもこの展開が後の伏線になっているのですから、本シリーズの構成力には感心させられます。

謎解き

本書の魅力の一つとして、謎解きがあげられます。

タイトルにある『秘密の部屋』に関する謎解きが行われるわけですが、これが適度な難易度で読者の意欲をかきたてます。

秘密の部屋はそもそも存在するのか。

存在するのであれば、そこには何が待ち受けているのか。

期待と共に読み進め、秘密の部屋が開かれた時、読者はその中身を知ることになるのですが、これが期待以上のもので、がっかりさせられることなんてありません。

最初からスタートダッシュを駆けるように面白いのに、その勢いが最後まで加速し続けるのですから、二作目にしてかなりの完成度だと思います。

おわりに

シリーズ全体を通して、本書と次巻が一番好きという人も多いのではないでしょうか。

それくらい手放しで褒められる内容で、万人受けという点からもオススメです。

次の話はこちら。

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