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『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん7 死後の影響は生前』あらすじとネタバレ感想!

harutoautumn
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突然ごめんあさーせ。嘘つきさんが舞台から退場して、どれくらい経ったかしら。私、嘘つきさんに代わって、『物騙り』を任命されたものですの。何で私なのかしら。認めたくないのだけど、きっとあの嘘つきさんとよく似ているからでしょうね。では些か僭越なのだけれど、これから我が平和な町で起こった愉快な殺人事件をご紹介するわ。……あら、自己紹介がまだだったかしら。私の名前は大江湯女。騙り部であり、誰よりも自らを知るアンノウンな十八歳であーる……嘘だけど。うーん、私にはまだまだ使いこなせないわね、これ。

Amazon商品ページより

シリーズ第七弾となる本書。

前の話はこちら。

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前巻の衝撃的なラストを経て、主人公が交代して大江湯女が務めることになります。

後に女版みーくんといわれるほどの嘘つきである彼女は、僕とはまた違った味わいを生み出してくれて、主人公不在がここまで問題がないことに驚きました。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

騙り部

湯女は茜と一緒にアパートで暮らしていました。

冒頭、湯女は騙り部であることを練習するように特に意味のないことを次から次に口にします。

本人はあまりしっくりきていないようですが、その様は僕も顔負けなほど意味のない、あるいは急遽な言葉の数々で、主人公不在でも問題がないことを早々に打ち出してくれます。

右腕

湯女は茜をアパートに置いて出かけるわけですが、自分のものではない右腕を携えていました。

元々の持ち主は鶴里新吾といい、彼女たちと同じアパートに住んでいました。

鶴里の部屋に向かうと、そこには三人の男女がいて、湯女は彼らのことを知っています。

三人には他にもう一人仲間がいて、その人が元々鶴里の右腕を持っていましたが、湯女はそれをさらに奪ったのでした。

推理ゲーム

三人は湯女のことを不審に思いながらも、部屋の中に招き入れます。

冷蔵庫には鶴里の胴体が収められていて、日常のような雰囲気なのに状況はただただ異常です。

この場にいない一人を含めて四人は十年以上の前からの知り合いで、今回はとある推理ゲームが行われることになりました。

それは、誰が鶴里の首を切ったか、という異常なものです。

この場にいない久屋が失踪してしまったことが唯一の想定外でしたが、こうして湯女がゲームのことを知って現れたことで、残された三人には新たな緊張が走ります。

湯女は何食わぬ顔でゲームに参加し、この事件の犯人を探すことになります。

感想

まさに騙り部

僕に代わり新たな騙り役として選ばれた湯女ですが、冒頭からエンジン全開です。

何の意味もない、噓でしかなさそうな言葉は逆に信頼できるのでは?と思えるほどいっそ清々しいです。

そして、閑話休題の嵐。

これは西尾維新さんもよく使う手ですが、本書は嵐と呼ぶにふさわしいほど乱発されます。

もう何が閑話休題なんだという感じですが、このテンポ感がだんだん癖になってくるのだから不思議です。

頭のおかしいゲーム

湯女が主人公を務める最初の話で、いきなり殺人に関する推理ゲームに参加するのですからどうかしています。

これをやろうと言い出すのも、実際に行動に移すのもどうかしています。

安定して、登場人物みんなが狂っているのだから、いつものみーまーだと認識することが出来ました。

そして、ご安心ください。

本書がただ推理をして事件を解決したら終わり、などというありきたりな結末を迎えるはずがありません。

半ば予想していた方もそれなりにいたと思いますが、実際にその結末が描かれること、狂った中でグッとくるような描写もあり、満足の内容でした。

おわりに

主人公が代わっても、シリーズとしての軸がぶれないところがさすがです。

そして本シリーズは生と死を独特の視線で描いているのだなと、改めて思った話でもありました。

次の話はこちら。

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