『薬屋のひとりごと 6』あらすじとネタバレ感想!
猫猫は壬氏からのプロポーズを受けるのか? 花嫁の自殺、人気画家の食中毒、湖の上を歩いて渡る仙女……第六弾も大注目!
西都にて、壬氏に求婚された猫猫。
Amazon商品ページより
今まであやふやだった関係が大きく変わろうとしていた。
今までと変わりなく接したい猫猫に壬氏は焦る。
皇弟として、政に関わる者に恋という自由はない。
猫猫もまた、壬氏の心を知りつつも、己の立場を考えると
首を縦に振ることはできない。
軍師羅漢の縁者、それが西都で用意された猫猫の肩書だった。
猫猫は重い気持ちのまま、ある決断をくだすのだが────。
シリーズ第六弾となる本書。
前の話はこちら。
本書では猫猫と壬氏の関係の変化に注目が注がれる一方で、幸の薄さで存在感を示した里樹妃にも危機が及びます。
新たな関係が結ばれ今後の楽しみポイントとなるので、ぜひお楽しみください。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
策略
宴の席で、獅子に襲われそうになったところを、馬閃の活躍によって難を逃れた里樹妃。
問題は誰が彼女を狙ったかですが、ここで疑問が残ります。
異母姉であれば嫌がらせのために実行することはあり得ますが、全てを一人でまかなうには無理があり、つまり共犯者もしくは彼女を操って事をなそうとする者の存在がうかがえます。
理不尽な目にあう里樹妃の肩をやたら持つ馬閃を見て、猫猫でなくてもその気持ちは一目瞭然。
これが本書をはじめ、シリーズに大きく影響することになります。
花嫁
猫猫は壬氏たちと共にある家の婚姻の宴に参加します。
無礼講でやや配慮に欠ける部分があるものの、宴は問題なく進んでいました。
しかし、そこで事件が起きます。
花嫁が屋根からぶら下がっているとの声が聞こえ、現場に向かうと、花嫁は無惨な姿で発見されます。
自室に遺書が残されていたことから自殺という結論に至りますが、猫猫からするといくつか疑問が残り、考えさせられることとなります。
羅の一族
西の地での一件を終え、離れる一行ですが、猫猫は羅半の実家に寄ることになります。
羅の一族は誰もが何かに突出して優れ、そして変わり者。
羅漢や羅半を見れば分かることですが、ここで登場する一族のものも曲者ばかり。
ここで猫猫は羅の一族に関係する騒動に巻き込まれることになります。
感想
新たな関係
猫猫と壬氏は前作最後に大きな関係の変化を迎えたので、その影響が本書冒頭から出ています。
といっても主に壬氏の方で、猫猫はそれほど影響を受けていません。
その様子からも二人の関係の進みが遅いことが分かります。
それでこそ二人らしいというか、言ってしまえばいつも通りです。
そして、本書では馬閃と里樹妃の関係が大きくクローズアップされます。
不器用で馬鹿力の馬閃と、なぜか不幸な目にばかりあう里樹妃。
お互いに不器用だからこそ分かり合える部分があり、本書終盤で二人の関係が大きく動き出します。
僕は二人が地味に好きだったので、これはかなり嬉しかったです。
猫猫の苦労
本書では中盤で羅の一族に注目が集まりますが、本当に変人ばかりです。
羅漢や羅半はもちろんのこと、羅門や猫猫も普通とは言い難いし、本書で新たなに登場する人物もまた癖が強いです。
家族や一族としてすごく似ているというわけではありませんが、やり取りを見ていると親戚が集まったような奇妙な気安さがあり、読んでいて楽しかったです。
このあたりのやり取りもだいぶ定番化してきて、本シリーズを読んでいて楽しいポイントの一つとなりました。
おわりに
西の地でのやり取りもこれでひと段落となります。
次巻から新たな展開が始まるのですが、安定の楽しさと新鮮な楽しさのバランスが絶妙で、世界観を自然に広げるのが相変わらず上手いなと感心しているところです。
次の話はこちら。
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