『イリヤの空、UFOの夏 その2』あらすじとネタバレ感想!
浅羽直之と伊里野加得の初めてのデート。それを尾行する者が、一人、二人、三人…当然のことながらただですむわけが無く、実際に“ただではないこと”が起こり―『正しい原チャリの盗み方・後編』。文化祭といえばカップルで踊る最後のダンス!というわけで園原中学の大騒動文化祭と秋山流“恋の鞘当て”を描いた『十八時四十七分三十二秒・前後編』。以上、「電撃hp」に大好評連載された三編に書き下ろし番外編『死体を洗え』を加えたボーイ・ミーツ・ガールストーリー第2弾。鬼才・秋山瑞人が贈る少年と少女と夏とUFOの物語は始まったばかりです―。
「BOOK」データベースより
シリーズ第二弾となる本書。
前の話はこちら。
前回では伊里野との衝撃的な出会いを果たしましたが、本書ではいわゆる日常パートが描かれます。
緩い、よくある青春が見られる中で、シリーズを通して流れるシリアスな雰囲気も健在で、嵐の前の静けさを味わえる巻です。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
デート
浅羽の妹・夕子は兄の不審な様子から、後をつけます。
すると浅羽が伊里野と休日に会っているところを目撃。
どう見てもデートでした。
このデートは水前寺が新聞部のために企画したもので、彼もまた二人を尾行していました。
夕子は水前寺と合流する形となり、浅羽・伊里野を追って映画館に入ります。
様々な思惑が交錯する中、デートは思わぬ方向に展開します。
文化祭
浅羽たちの中学では、旭日祭という文化祭が目前に迫っていました。
学校だけでなく園原市全体が注目するイベントで、学生たちは準備に追われていました。
新聞部は水前寺の独断で『園原基地の幽霊戦闘機』をテーマに展示を作成していて、相変わらずでした。
部員である晶穂は水前寺の独断はもちろんのこと、浅羽がそれに対して文句を言わないこと、伊里野のことが気に入らないなど不満がたまっていました。
一方で、伊里野にとって文化祭なんてものははじめてのものであり、新鮮で心躍るものでした。
平和の中に不穏な気配が入り混じる中、文化祭が始まります。
感想
青春の一ページ
気になる、謎の多い同級生との映画デート。
これだけ見れば青春の一ページそのものです。
夕子は兄への複雑な思いを消化しきれていないのがバレバレで、その心の揺れ動きもまたお楽しみポイントです。
ライトノベルらしいテイストを楽しみたい人にとって、とても嬉しい内容だったと思います。
期待と不安
文化祭といえば、青春もので最も盛り上がるイベントの一つです。
伊里野はそんな平和イベントなんて知らないわけで、もう興味津々。
浅羽も彼女との文化祭に興味がないわけがないのですが、晶穂は伊里野のことが気に入らない。
盛り上がる要素がふんだんに盛り込まれていて、期待がこれでもかと膨らみます。
その一方で、前巻から漂っていた不穏な気配はより一層色濃くなり、何かこの平和を決定的に壊すものが確実に近づいていることが感じられます。
このバランスが本書特有のもので、その絶妙な塩梅を楽しむことができました。
おわりに
伊里野の特異性を忘れさせてくれるような日常。
そしていつか訪れる平和の終わりを感じさせるような不穏な影。
どちらも盛り込まれていて、本シリーズならではの魅力がこれでもかと詰め込まれていました。
次の話はこちら。
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