SF

『スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの』あらすじとネタバレ感想!過酷な運命に答えを出すシリーズ最終巻

人間に奉仕するために造られた人工妖精。その一体の揚羽は、東京自治区の閣僚を殺戮し続けている人工妖精“麝香”の影を追っていた。その頃、揚羽の双子の妹である真白は、自治区総督の椛閣下が暗殺されたことを知る。自治区最大の危機を前に、揚羽と真白はそれぞれ、己の今後の人生を左右する選択を迫られる。守るべき者のために、己の全てを犠牲にする覚悟をした揚羽の運命は…揚羽をめぐるシリーズ4作のフィナーレ。

「BOOK」データベースより

シリーズ第四弾にして最終巻となる本書。

前の話はこちら。

これまで以上の困難が揚羽と真白を襲い、その先に果たして幸せがあるのか。

とにかく濃厚で胸をぎゅっと締め付けられるような苦しみを伴いますが、シリーズを通して彼女たちの物語を読んで良かったと思える内容になっています。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

三人目の存在

東京自治区の完了を殺戮して回る人工妖精がいました。

名前を麝香(じゃこう)といい、容姿は揚羽や真白にそっくりです。

通常、人工妖精は三原則によって人間に危害を加えることはできません。

しかし麝香の殺意はまるで自分の存在意義であるかのようで、三原則がないのではなく、生まれつき裏返っていることが予想できました。

容姿や性質の特異性から、揚羽と真白は双子ではなく、三つ子だった可能性も浮上します。

麝香は女性自治区側での殺戮を終え、次のターゲットを男性自治区側に定めます。

圧倒的な殺戮に対して、対処できるのは揚羽だけでした。

二組の来訪者

真白のもとに自警団と赤色機関が同時に現れ、どちらも彼女の保護を目的としていました。

椛子閣下が麝香によって暗殺されたからです。

ただし、なぜそれによって保護が必要なのかは、この時点では明らかになりません。

真白は事前に全能抗体(マクロファージ)から状況を聞いていたため、より自分の意思を反映させられる赤色機関に同行することにします。

守るべきもの

揚羽は新たな目をもって麝香に対応しますが、麝香の揚羽を殺したいという意志は本物でした。

麝香はこのままでは勝てないことを悟り、揚羽の大事な人を殺すと言い残して去ります。

自分にとって、誰が大切な人なのか。

揚羽の脳裏に何人もの人の顔が浮かびます。

麝香との戦いは苛烈さを極め、やがて物語は一つの結末を迎えます。

感想

堂々の完結

ついに揚羽の物語が完結しました。

人工妖精ということを忘れ、重荷を背負いながらも一人の少女として懸命に生きて、幸せそうにする彼女を見るだけで本当に幸せでした。

五原則を持たない揚羽にしかできないこと。

覚悟を持ってしたこととはいえ、もっと幸せな未来があっても良かったのではと思わずにはいられません。

その一方で、作中で椛子がいうように、彼女の望みを尊重してあげたいという気持ちもあり、物語が完結してもすっきりというわけにはいきませんでした。

しかし、それでも揚羽のしたことが未来に繋がり、物語にはまだ先があることが分かっただけでも大満足です。

日常と非日常のバランス

本書における麝香との戦いは苛烈を極め、生と死を何度も行き来する感覚が突き刺さりました。

一方、陽平や鏡子、雪柳や水淵とのやりとりは楽しく、とにかく幸せに包まれていました。

この日常と非日常のバランスが本シリーズの魅力の一つで、しっかり堪能することができました。

もっとじっくり描いても良い

五〇〇ページ以上のボリュームがありますが、それでも描き切れていない部分があるのではと感じました。

前巻が前日譚ということもあってかシリーズとしての繋がりが感じにくく、なぜこれまでの流れからこうなる?

あの人はその後どうなったの?

想像の余地が残されることは読者にとって嬉しいことである反面、番外編でも良いので一、二冊は追加すると丁寧で世界観をより楽しめるのではと思わずにはいられません。

正直、僕自身がもっと揚羽たちの物語が見たいからなのですが、他の読者も似たようなことを感じているのではと勝手に思っています。

おわりに

不満な点も書きましたが、ここまで大きな喪失感を覚えた作品は本当に稀です。

それだけ揚羽の物語に強く胸を打たれました。

本シリーズは間違いなく、著者の名前の通りに千年後も語り継がれる名作です。

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