ホラー

『屍介護』あらすじとネタバレ感想!介護×ホラーが恐怖を生み出すデビュー作

看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人をヘルパーとして住み込みで介護することになった。しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。新人がゆえ、全力で職務に向き合おうとするも、茜の胸にはじわじわ疑念が広がる――これは、もう死んでいるのでは? 先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた、禁断の介護ホラーが登場!

石田衣良氏も推薦!
「介護×ホラーのミスマッチが生み出した異次元の邪悪なデビュー作。母の愛と母の愛が命がけで壊しあう!」 石田衣良

Amazon商品ページより

小説投稿サイト『カクヨム』で大きな話題となり、書籍化された本書。

屍介護 -シカバネカイゴ-|カクヨム

タイトルにある通り、死体としか思えない人の介護が描かれ、物語全編を通じて異様な雰囲気が漂っています。

正直、『カクヨム』発であることを知らなければ、ホラーを書き慣れた作家の作品であると当然のように思ったでしょう。

それくらい自然に、日常から非日常に潜む恐怖へと引きずり込んでくれます。

本書に関する著者・三浦晴海さんへのインタビューはこちら。

“カクヨムから生まれた新たな恐怖の語り部” 禁断の介護ホラー『屍介護』ができるまで 三浦晴海2ヶ月連続刊行インタビュー〈第1弾〉

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

奇妙な仕事

栗谷茜は看護師として病院に勤務していましたが、ある理由で精神的に不調をきたし、退職してしまいます。

翌年、ネットで介護士を好待遇で募集する『訪問介護ひだまり』を見かけ、迷わず応募。

仕事内容は訪問ではなく利用者の家に住み込みであることが面接の場で告げられ驚きますが、それでも茜は了承します。

応募者の中で唯一の看護師資格の持ち主ということもあり、即戦力として面接当日に採用されます。

こうして、茜はひだまりの介護士として働くことになりました。

住み込み

茜は前社長の高砂に車で連れられ、山奥の屋敷を訪れます。

電波が入らない影響でスマホが使えず、固定電話だけが唯一の連絡手段であるような孤立した場所。

屋敷には引田千絵子、熊川光江というひだまりの介護士がすでに住み込みで働いていて、茜も二人の指導のもと、働くことになります。

千絵子は明るく理想の介護士である一方、光江は無感情に見え、新入りの茜だけでなく千絵子に対しても距離をとって接します。

驚愕の対面

茜がお世話をするのは、この屋敷の持ち主である宮園妃倭子という三十二歳の女性です。

原因不明の難病に冒され、要介護レベルは五段階で最大の五。

ほぼ寝たきりで、茜たちの助けなしでは生きていくことができません。

三人の介護士を雇うほどのお金はどこからくるのか。

なぜ介護施設ではなく、こんな不便な山奥に住むのか。

様々な疑問がありますが、茜は千絵子の説明で一応納得し、己の業務に専念します。

いよいよ妃倭子と対面することになりますが、彼女と接する上で絶対に破ってはいけないルールが三つあり、その時点で奇妙でした。

そして、茜は妃倭子と対面して驚愕します。

これはもう死んでいるのでは?と。

感想

ワクワクする設定

本書に関するインタビューにて、著者の三浦さんは本格ミステリを好んで読んでいたことが明かされています。

それが影響してか、本書の舞台の屋敷は電波が入らず、周囲から孤立した設定がとられています。

もうこの時点で、クローズドサークルもののミステリが好きな人であれば、何かが起こることを容易に想像できると思います。

オーソドックスな設定ですが、丁寧な描写で盛り上がり所まで誘導し、妃倭子との対面で最初のピークをもってくる。

そのインパクトは素晴らしく、これ以上ないほどの掴みでした。

じわじわ迫る恐怖

妃倭子との対面以降、茜は多くの疑問を抱きますが、千絵子や光江に話しても疑問が晴れることはありません。

自分がおかしいだけなのか、それとも。

茜は持ち前の正義感で調べを続け、明らかに危険な方向に自ら足を踏み出します。

この何かが起こるのでは、というヒリヒリした恐怖がとにかくたまりませんでした。

また茜は主人公に相応しい芯の強さを備えていて、物語をリードする存在として申し分ありません。

後半は賛否両論

非常に丁寧に執筆されて好感を持てる作品でしたが、個人的には後半の展開があまり好みではありませんでした。

ネタバレになるので詳しい言及は避けますが、ホラーのオチにはいくつか種類があると僕は思っていて、本書のオチは僕にはどうも合いませんでした。

良い悪いというよりも、完全に趣味に合うかどうかの問題です。

オチに向けてしっかり伏線が張ってきただけに、その恐怖に余すところなく浸れなかったことが残念でした。

しかし、僕と違った感性の方であれば本書を良質なホラー小説として受け入れることができます。

なのでここに書いたことは一人の感想にすぎないとスルーしていただき、ぜひご自身の目で合うかどうか確かめてほしいです。

おわりに

芦花公園さんといい、ホラー小説の新たな担い手として期待のできる新人が登場したことは嬉しい限りです。

本書で終わらず、引き続き三浦さんの活躍を追いかけたいと思います。

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