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『空の境界 未来福音』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!

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新伝綺ムーブメントを打ち立てた歴史的傑作、『空の境界』の唯一にして正統なる継承作品として発表された伝説の同人作品を、満を持して星海社文庫化。未来視の少女・瀬尾静音と出会った黒桐幹也と、同じく未来視の連続爆弾魔・倉密メルカと出会った両儀式。ふたつの“未来”が重なり合う結末の行方は―!?これぞ未来と過去を繋ぐ空白にして未来への福音。

【「BOOK」データベースより】

『空の境界』の外伝的な作品で、作中では『未来』について様々な考えが出てきます。

本編を見た方であれば必見ですが、まだの方はまず本編をご覧ください。

そうでないと面白さは半減します。というか、よく意味が分からないと思います。

本編と違ってシリアス度が低く、戦闘シーンもあっさりとしているので、気軽に読むことができます。

映画とは違った良さがあるので、できれば両方を見ることをおすすめします。

この記事では、『空の境界 未来福音』の小説のあらすじや個人的な感想を書いています。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

未来福音

この章では二つの物語が行き来しながら展開されます。

そこでは二つの未来を知る能力が描かれ、その違いについて言及されています。

未来予測

私立礼園学園に通う瀬尾静音は未来を視ることができる能力を有していました。

視た未来はいつも現実となり、変えることはできない。

静音はそう思って、諦めを抱きながら生きていました。

夏休み、本当は寮で過ごすはずでした、父親の気が変わったことで急遽、実家に戻ることになりました。

 

一方、黒桐幹也は蒼崎橙子の命を受け、『観布子(みふね)の母』と呼ばれる有名な占い師に会いに行くことになりました。

観布子の母は普通の占いと異なり、未来を当てるのではなく、悲劇を回避させることを得意としていて、幹也は喫茶店で両儀式と待ち合わせをしていました。

その時、喫茶店の前でトラブルになっている男性と静音を見かけ、たまらず声を掛けます。

静音は男性の不幸な未来を視てしまい、回避しようと声を掛けましたが、未来が視えるといって理解されるはずもなく、怒って行ってしまいます。

しかし、幹也は静音の根拠のない話を信じ、男性を代わりに説得してくれます。

その結果、男性はちょっとした怪我で済み、静音と幹也は元いた喫茶店に戻って話をします。

静音は初対面の幹也に好意を抱き、未来が視えることを打ち明けますが、幹也は驚かずに橙子に言われたことに従って話を進めます。

人間は脳に負担をかけないよう不必要な情報を無意識のうちに捨てていますが、未来が視える人間は『忘れない』特性を持ち、これは人間が本来持っている力です。

そこから得た情報をもとに未来を予測しているので、第六感とは違って根拠があります。

未来視は『未来予測』と『未来測定』に分かれ、静音は前者。

起き得る可能性を視ているだけで、それは確定したものではなく変えることができます

静音は幹也の言葉で自分の能力を肯定し、彼への気持ちを強めます。

未来測定

倉密メルカは『未来を予見する力』を有していて、その力を活かして爆弾魔として活動していました。

これまで当たり前のように成功を収めてきたメルカですが、仕事終わりのところを式に目撃されてしまい、正体を知られるリスクを潰すために式の命を狙います。

しかし、三回にわたって失敗し、メルカは必ず成功させるべく四回目に臨みます。

前の三回とは違い、メルカは成功を確信していました。

ところが、式はここまでの間に橙子に未来視について話を聞き、観布子の母に会ったことで対策は万全でした。

メルカの未来視には条件があり、それはメルカ自身が現場に居合わせることです。

前の三回は現場に誘い込むところまでしかメルカはいなかったため、失敗に終わりました。

そこで今回は現場が見える位置で待機しますが、式に見つかってしまいます。

式は観布子の母のアドバイスに従って爆発を回避し、メルカを追ってビルの立体駐車場に入りますが、これもメルカの未来視通りで、メルカの勝利は確定したかのように思えました。

しかし次の瞬間、メルカの右目が両断されます。斬ったのは式です。

メルカは未来視は『未来測定』で、起きる未来はこうだと限定する能力です。

本来であれば未来予測よりも上位の能力ですが、式にとってはそうではありません。

本来、未来はあやふやなものですが、メルカの視る未来は限定されたがゆえに形を持ち、死の概念が適用されます。

つまり、式ならその未来を殺すことができるのです。

式はメルカに止めを刺そうとしますが、その姿を見て殺さずに立ち去ります。

後に語られますが、メルカは十四歳の少年だったのです。

結末

静音は未来視で幹也の未来を視ます。

詳細は分かりませんが、式と付き合い続けるといつか命を落とすというものでした。

幹也はその話を聞いても詳細をたずねることはなく、静音と喫茶店の前で別れると、メルカとの戦闘を終えて待っていた式に声を掛けるのでした。

未来福音 序

未来福音から十二年後。

倉密メルカ、本名瓶倉光溜は絵本作家として活動していました。

式との一件以来、未来はもう視えません。

借金が重なったことが原因で債権者たちに問い詰められますが、一人の少女によって命を救われます。

少女は両儀未那といい、明確には明かされませんが幹也と式の娘です。

未那は光溜の絵本のファンで、そのおかげで命は助けられますが、式の命令によって彼女たちの組専属の興信所を兼任することになりました。

ある日、組の命令によって光溜は路地裏に出没する商売人の立ち退きを要求しろというものでしたが、相手は観布子の母でした。

彼女はすでに未来を視ることが出来なくなっていました。

それでも誰かの役に立ちたくて占いを続けていて、未那は観布子の母がここにいていいように式を説得してほしいと光溜にお願いします。

光溜は渋々了承した後、未那は観布子の母に自己紹介します。

お父様がお世話になったと。

観布子の母は驚いた顔をしますが、お父様とは幹也のことではありません。

未那は幹也のことをパパと呼び、お父様と呼ぶのは式の男性人格の『織』のことです。

 

式が訪れるよりももっと前、織は観布子の母に会っていました。

観布子の母は彼の死を明言した上で、彼の夢は生き続けると予言します。

それを聞いて織は最後に望む未来、式と幹也の未来が約束されたことを知り、抱いていた恐怖が消えていくのでした。

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おわりに

未来は決して優しいものではない。

けれど、そこには確かに希望がある。

そんなメッセージが全編にわたって込められていて、何回読んでも幸せな余韻に浸ることができます。

この物語を出会えて良かったと思わせてくれる、最高の結末でした。

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