『薬屋のひとりごと 4』あらすじとネタバレ感想!
猫猫は友人の小蘭が後宮を出たあとの就職先を探していることを知る。猫猫と子翠はそんな小蘭のために伝手を作ろうと後宮内の大浴場に向かう。その折、気弱な里樹妃が幽霊を見たという話を聞いた猫猫は、それを解決すべく動き出す。一方、翡翠宮では玉葉妃の腹の子が逆子だとわかる。ろくな医官もいない後宮でこのまま逆子を産むことは命に関わると、猫猫は自分の養父である羅門を後宮に入れるよう提案するが、新たな問題が浮上する。後宮内で今まで起きた事件、それらに法則があることに気が付いた猫猫はそれを調べようとして―拉致される。宮廷で長年黒く濁っていた澱、それは凝り固まり国を騒がす事態を起こす。
「BOOK」データベースより
シリーズ第四弾となる本書。
前の話はこちら。
宮廷内で起きた数々の事件が繋がる大一番を描いていて、盛り上がりも一つのクライマックス並みです。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
働き口
後宮に連れてこられた女官たちには二年という任期があり、その後の仕事は保証されていません。
小蘭は家庭の事情から家に戻るわけにはいかず、生きるためにも次の働き口がどうしても必要です。
友人である猫猫や子翠に伝手がないか聞くと、子翠からある提案をされます。
子翠の世渡り上手な部分が出るとともに、三人の友人としての微笑ましい様子が描写されます。
幽霊
里樹妃が大勢の女官が利用するお風呂に顔を出していました。
事情を聞くと、自身の宮の湯殿に幽霊が出るため、使えないのだといいます。
壬氏は事態解決のために猫猫を連れ出し、調査を開始します。
逆子
玉葉妃は第二子の出産を控えていましたが、ある日、猫猫の調べによって逆子の可能性があることが分かります。
この時代、通常の出産でも命の危険がそれなりにありますが、逆子であればそのリスクは格段に高まります。
猫猫の知識・経験だけでは安全を保障できず、そこで彼女はかつて後宮で働いていた羅門を呼び出すことを提案します。
誰よりも知識があり思慮深い宦官で、かつてとある事情で後宮を追い出された罪人でもあります。
人によっては反発がありますが、玉葉妃や赤子の命を考えると、それでも呼び出す価値があります。
こうして羅門は再び後宮に戻ることとなり、猫猫との師弟のような関係が見られるようになります。
感想
一つの局面
これまで後宮内で様々な事件が起きてきましたが、ここにきて急速な収束を見せます。
猫猫が考えたように、そこにはある人たちの思惑が込められていて、それは当初猫猫たちが想像したものよりもはるかにスケールが大きく、悪意が満ちていました。
これまでも後宮内に立ち込める悪意が散々描かれてきましたが、そんなものは序章でしかありませんでした。
クライマックスかというくらいに盛り上がりを見せ、ここまで読んできた人には大きなカタルシスがあったのではないでしょうか。
新たなステージ
本書で様々な問題が一つの区切りを迎えたので、次巻からシリーズは新たなステージに進みます。
舞台は後宮内に留まらず、外交問題などスケールがグッと大きくなります。
それに合わせて壬氏も本来の姿に戻らないといけないわけで、そこに付き合わされる猫猫にも新たな苦労が襲い掛かります。
それでも彼らが彼らであることに変わりはないわけで、シリーズの根幹に流れる面白さは変わらないので、その点はご安心ください。
おわりに
後宮内での事件がとりあえずの収束を見せます。
ここまでネタを出し惜しみせず駆け抜けた本書はさすがです。
そして、次巻以降も猫猫たちの活躍は変わらないので、引き続き楽しみたいと思います。
次の話はこちら。
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