『後宮の烏6』あらすじとネタバレ感想!
寿雪の銀髪が、衆目にさらされた。その銀髪こそが、前王朝の血を引く証だった。高峻が策をもって隠してきた寿雪の秘密がしられてしまったのだ。同時に、柳寿雪は化け物を退治した美しき巫婆だという評判も城下に広がり始めていた。だが寿雪本人の魂は何処かへと去ってしまい、その肉体に宿り動かしているのは“烏”だった…。
Amazon商品ページより
シリーズ第六弾となる本書。
前の話はこちら。
前巻の出来事によって、寿雪の銀髪が衆目にさらされ、場は騒然とします。
高峻が懸命に対処しますが、問題はそれだけで終わらず、頭の痛い問題が山積みの巻です。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
寿雪の正体
寿雪は前王朝の血を引く人間で、その証が銀髪です。
普段は黒く染めて誤魔化していましたが、前巻の騒動によってそれが多くの人間に見られてしまいます。
このままでは寿雪を処罰しなければならず、高峻は対応に追われます。
しかし、問題はそれだけではありません。
寿雪は、烏が目覚めたことをきっかけに心がはじけ飛び、ここにはないのだといいます。
さらに衣斯哈も姿を消しており、全員が混乱の中にいました。
巧みなやり取り
後日、寿雪の件で問題となりますが、高峻をはじめとした人たちの機転によって罰せられることは逃れ、彼女に必要な役職を与えることで場を収めます。
その後、寿雪の表面に出てきている烏は、寿雪の魂が回廊星河をさまよっていることを教えてくれます。
魂を呼び戻す方法はあり、それは血縁者を通じて呼び戻すことです。
寿雪の血縁者は途絶えたかのように思われていましたが、身近なところに一人だけいました。
半身
無事に魂が戻った寿雪。
ここから本格的に烏の半身を探しに行くことになり、目的地は界島です。
界島は現在、海が荒れていて、そこには神々の意志があるように感じられました。
状況を重く見た寿雪は、急いで界島に向かうことを決めます。
感想
想いを寄せる人たち
寿雪の居場所を守り、魂を呼び戻すために多くの人たちが動きました。
それだけで、皆がどれだけ寿雪のことを大切に想っているかが分かり、シリーズを通して積み上げてきた関係性が感じられる部分でした。
また衛青に関しても、ここまで徹底的に寿雪を嫌ってきましたが、最後の最後で手を差し伸べてくれ、二人の関係が一つ先に進んだことを教えてくれます。
最後の大仕事に向けて、内部のごたごたが収まり、場が整ったことを感じました。
最終局面へ
最終巻に向けて、最後の舞台となる界島の話がどんどん近づいてきます。
詳細は本書の段階ではそこまで分かりませんが、嫌な予感をさせるには十分なことばかりで、話のスケールがいかに大きいのかを感じさせてくれます。
シリーズを通して張り詰めることなく緩みすぎることなく、最後まで適切な緊張感で物語を進行したことに改めて白川さんの力量が見て取れます。
おわりに
最後の局面に向けて、準備が整ってきました。
あとは最後まで楽しむだけなので、しっかり寿雪や高峻たちの行く末を見届けたいと思います。
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