『ディスコ探偵水曜日(中)』あらすじとネタバレ感想!
蝶空寺嬉遊、桜月淡雪、美神二瑠主、名探偵たちは華麗な推理を披露してゆく。果たして、ミステリー作家・暗病院終了の怪死とパインハウスが秘めた謎は解明できるのか。そして、二〇〇六年七月十五日二十三時二十六分にいったい何が起こるのか?真実は逃げ水の如く近づけば遠ざかる。「無駄ですよ。この事件絶対終わりませんよ」。行け、ディスコ、世界がお前を待っている。
「BOOK」データベースより
シリーズ第二弾となる本書。
前の話はこちら。
前回の話を受け、名探偵たちが各々推理を披露するわけですが、謎はますます深まるばかり。
物語は一体どこに向かっているのか。
勢いはさらに増しているので、細かく読まずに勢いを楽しむことをオススメします。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
推理合戦
ミステリー作家・暗病院終了の怪死に対して、名探偵たちがそれぞれ推理を披露します。
名探偵というだけあり、誰もが常人離れした発想の推理を披露し、馬鹿げているようでどこか納得できるものがある。
これで事件は終了で、ディスコの出番はないのではないか。
そう思うのですが、その度に推理は否定され、物語は振り出しに戻る、あるいはますます謎が深まります。
入り乱れる時間
物語は現在だけでなく、過去や未来も含めて複雑に絡み合って展開します。
それぞれの時間軸で得られた情報が集まって、どんな展開になるのか。
情報が増えるほど、収束に向かうどころか発散するばかりで、読者の混乱をさらに呼びます。
感想
あらすじがない
この記事を書いていて思ったのが、ここまであらすじの書けない物語はないということです。
一度読み、執筆用にざっと読み返しましたが、それで理解度は三割というところでしょうか。
はっきりいって、この小説が何を言っているのかほぼ分からない。
ただただ大変なことが起きていること、ディスコが梢のために頑張っていることだけが分かるだけです。
まさに奇作、怪作に呼ぶにふさわしいもので、それでいてなぜか読んでしまうのですから、不思議です。
アンチミステリ?
僕は本書を読んで思ったのが、本書はアンチミステリ的な作品なのではないかということです。
というのも、本書にはとんでも推理がいくつも披露されるわけですが、どれも毛色が全く違い、それってアリ?と思ってしまうようなトンデモ推理ばかりです。
それでいて一応の筋は通っているので、推理を覆さないようにすればどれも正解となりえます。
これを読むと、改めてミステリって著者のさじ加減であり、何でもありだと思ってしまいました。
まあ、個人的には筋が通っているかどうかだけでなく、驚きや意外性にも期待しているので、ミステリの奥深さを期せずして知ることができました。
おわりに
物語はさらに拡散し、一向に収束の気配が見えません。
残り一作品でどのように風呂敷を畳むのか。
舞城さんの作品に理解は不要かなと諦め始めているので、あとはあるがままの作品を受け止め、最大限楽しむだけです。
次の話はこちら。
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