UVERworldのカップリングを全曲解説!(全59曲)
UVERworldはシングル、アルバム曲だけでなく、カップリング曲にも名曲がたくさんあります。
しかし、どうしても耳にする機会が少なく知名度も低めです。
そこでこの記事では、UVERworldのカップリング全58曲を1曲ずつ解説して、僕の感想も書いています。(2021.12.2時点で発売されている『AVARANCHE』まで)
気になった楽曲があれば、ぜひ購入して聴いてみてください。
聴き込みが曲によって全く違うので、コメントに差がかなりついている点についてはご了承ください。
また、リミックスなど派生させた曲については言及していません。こちらもご了承ください。
- 1.D-tecnoLife
- 2.CHANCE!
- 3.just Melody
- 4.Colors of the Heart
- 5.SHAMROCK
- 6.君の好きなうた
- 7.endscape
- 8.シャカビーチ~Laka Laka La~
- 9.浮世CROSSING
- 10.激動/Just break the limit!
- 11.恋いしくて
- 12.儚くも永久のカナシ
- 13.GO-ON
- 14.哀しみはきっと
- 15.GOLD
- 16.クオリア
- 17.NO.1
- 18.MONDO PIECE
- 19.CORE PRIDE
- 20.BABY BORN & GO/KINJITO
- 21.7th Trigger
- 22.THE OVER
- 23.REVERSI
- 24.Fight For Liverty/Wizard CLUB
- 25.ナノ・セカンド
- 26.7日目の決意
- 27.僕の言葉ではない これは僕達の言葉
- 28.I LOVE THE WORLD
- 29.WE ARE GO/ALL ALONE
- 30.一滴の影響
- 31.DECIDED
- 32.ODD FUTURE
- 33.GOOD and EVIL/EDENへ
- 34.Touch off
- 35.ROB THE FRONTIER
- 36.AS ONE
- 37.HOURGLASS
- 38.NAMELY
- 39.AVARANCHE
- 40.ピグマリオン
- おわりに
1.D-tecnoLife
Mixed-UP
この頃からUVERworldは自由であることを示してくれる楽曲です。
バンドにこだわらない音、ラップに近い軽快な歌唱が癖になります。
『ごちゃまぜスタイル』という歌詞がUVERworldらしく、デビュー当時からブレていないことが分かる一曲でもあります。
ai ta 心
『Timeless』にも収録されたバラード。
切なさと思いの強さが感じられる楽曲です。
歌うには恥ずかしい歌詞もありますが、はじめて聞いた時、それをここまで違和感なく曲に組み込めたことに驚いたことを今でも驚いています。
2.CHANCE!
PRIME
UVERworldの特徴ともいえるハードでライブを盛り上げてくれる一曲。
ファンとの掛け合える部分がありますが、まだライブ経験が浅い頃、TAKUYA∞さんが難しい部分をファンに歌わせていて、すげーと驚いた記憶があります。
系列としては『Burst』などが当たると思います。
SHINE
過去曲だけのツアーでも久しぶりに披露された楽曲で、重たいバンドサウンドからサビの優しい雰囲気の振り幅がすごく、UVERworldらしい輝きが表現されています。
輝かしいステージを目指していた頃に作った楽曲を、輝かしいステージに立った彼らが歌う。
2015年の過去曲ツアーの時に披露された際はとても感慨深いものがありました。
3.just Melody
Revolve
今でも根強い人気を誇る一曲。
生誕祭など特別なライブで今後も披露される可能性は十分にあります。
この苦しくなるような切なさが初期作品にある魅力で、この曲にはそれが特によく表れています。
4.Colors of the Heart
SORA
サビのどこまでも広がるような澄んだ高音が素晴らしい一曲。
ここまでのUVERworldからはあまり考えられなかった透明度で、一度ライブでぜひ聴きたいと願っています。
『ALL TIME BEST』に収録されているので、比較的、手に取りやすい楽曲です。
一人じゃないから
哀愁漂う音に、TAKUYA∞さんの得意なラップが組み合わさった楽曲。
たまにしか聞かないけれど、一度聞くとつい聞き入ってしまう。
僕の中での立ち位置の説明が難しく、好きなのかそうじゃないかのかもよく分かっていません。
5.SHAMROCK
僕に重なって来る今
TAKUYA∞さんの心の奥底に秘められた悩みや不安のようなものが歌われていて、何度聞いても考えさせられます。
=
『僕に重なって来る今』とは違った意味で考えさせられる楽曲。
最近だと『境界』にも通じる歌詞で、変わらない思いを感じることが出来ます。
あと単純に演奏がカッコ良く、何度もバンドで演奏したいと思いました。
6.君の好きなうた
EXTREME
カッコ良さと自由さが合わさった楽曲で、良い意味で力の抜けたところが好みです。
7.endscape
UNKNOWN OCHESTRA
発売から十年以上経ってもライブの定番として活躍しているダンスナンバーです。
年々ライブでの一体感が上がっているせいもあり、音源だと物足りなさを感じます。
またCD音源では再現できないほど作り込まれているということで、ライトなど演出も含めてライブでこそ真価を発揮します。
アルバムだと『PROGLUTION』に収録されています。
モノクローム~気付けなかったdevotion~
TAKUYA∞さんが今は亡き祖父に対して歌った曲で、ライブではやらないと言われています。
それくらいに個人的な想いが強く、歌詞の風景が自然と浮かんできます。
曲と自分が重なる人ほど涙腺を刺激されるのではないでしょうか。
8.シャカビーチ~Laka Laka La~
Rainy
タイトルにあるように雨にまつわる楽曲で、雨の日にしか披露しないとライブで語っています。
ほとんど披露されていませんが今後、雨の日にバラードのポジションとしてやってくれないかとつい期待してしまいます。
sorrow[file named “moment”]
曲が終わる時間が七分六秒に設定されていて、これはUVERworldデビューの日を表しています。
曲中のヒューマンビートボックスはライブでも披露されていて、そこから次の曲に繋げています。
9.浮世CROSSING
energy
最近でこそあまり披露されていませんが、以前は『UNKNOWN OCHESTRA』と並んで終盤の盛り上げに一役買っていました。
TAKUYA∞さんのダサイ曲を作るという嗜好が反映されていて、ドライブ中に特に聞きたくなります。
アルバムでは『PROGLUTION』に収録されています。
10.激動/Just break the limit!
core ability +81
メンバーの会話や音をサンプリングして作られた曲で、遊び心に溢れています。
ここからこのシリーズのカップリングが度々登場することになります。
11.恋いしくて
志-kokorozashi-
TAKUYA∞さんの尊敬するアーティスト、Reigo5が所属していたバンド・tickの曲『志 -kokorozashi-』のカバー曲です。
今でもライブで披露されるメンバーにとって思い入れの強い楽曲で、バンド結成15周年のツアーで音楽の素晴らしさを伝えるために披露された時の感動はひとしおでした。
over the stoic
インスト曲。
誠果さんの復帰後は、サックスも加わったバージョンがライブで披露されています。
個人的にはこの曲から、メンバーの個性が分かりやすいインストになったと思います。
12.儚くも永久のカナシ
体温
TAKUYA∞さんが今でも気に入っているバラードで、温かい音なのに聴くと切ない気持ちになります。
飲み会の帰りの始発電車で、この曲を聞いて気が付くと涙を流したことを今でも鮮明に覚えています。
『ALL TIME BEST』に収録されているアレンジバージョンの方が落ち着き、深みがあり、個人的にはそちらの方が好きです。
ハルジオン
UVERworldの楽曲の中で『仲間』というキーワードが度々登場しますが、『ハルジオン』ではその仲間に対する思いが歌われています。
ハードな演奏とは裏腹に切なく優しさのある歌詞が印象的で、今でもたまに演奏されています。
アルバムでは『AwakEVE』に収録されています。
13.GO-ON
the truth
他のアーティストが言ってくれないことを歌ったパワーのある楽曲で、2009年の中央大学の学園祭ライブで初披露のこの曲を聴いたことが今でも印象的です。
アルバムでは『LAST』に収録されています。
マダラ蝶
TAKUYA∞さんのお姉さんがモチーフになっている楽曲で、女性目線で歌われています。
ハスキーでセクシーな声が女性心とよくマッチしていて、今でもファンに人気のバラードです。
『ALL TIME BEST』にも収録されていますので、違いを比べてみるとより楽しめると思います。
14.哀しみはきっと
撃破
ファンが一緒に歌うことで真価を発揮する楽曲。
ライブでほとんど披露されないにも関わらずファンからの人気がずば抜けていて、メンバーはどうも解せないようです。
僕は実際にライブで聴きましたが、問答無用にライブの興奮に巻き込んでくれる破壊力を秘めています。
15.GOLD
CHANGE
ガンダム00の映画で用いられたイメージソングです。
それなりに人気があるはずですが、ライブではほとんど披露されていません。
アルバムでは『LAST』に収録されています。
MINORI
ピアノの伴奏だけで一番が構成されている珍しいバラードです。
日常の喜びと不安、強い感情が歌われていて、情景が浮かぶ楽曲になっています。
『ALL TIME BEST』にも収録されているので、ぜひオリジナルと聴き比べてみてください。
16.クオリア
若さ故エンテレケイア
ちょっとエロティックで、これまでにない楽曲。
初めての東京ドームで披露されましたが、今後は披露されることがなさそうです。
Ultimate
ゲームの『ラストランカー』のテーマソングで、静かな出だしから響く重厚なロックサウンドが心地良い楽曲です。
今でもあまり歌詞の意味がピンときていないのですが、なんだかんだ好きでよく聴いています。
ただライブで披露されることはなさそうなので、そこは残念です。
17.NO.1
6つの風
『UNKNOWN OCHESTRA』の系列にある楽曲で、今でもライブを盛り上げる一曲として序盤に演奏されます。
ライブでの盛り上がりを見ているせいか、音源だと物足りなさを感じてしまうのが残念です。
『LIFE 6 SENSE』にも収録されていて、どちらかというとこちらの方がライブに近いと思います。
超大作+81
『core ability+81』の続編で、おふざけが過ぎるくらいにふざけています。
これだけ楽曲をリリースしても純粋に音楽を楽しんでいることが伝わる一曲で、たまに聴いてはニヤニヤしてしまいます。
18.MONDO PIECE
パニックワールド
ライブアレンジがとにかくカッコイイ楽曲で、特にベースが聴きどころです。
タイトルからは想像できないまっすぐで熱い歌詞が歌われていて、頑張っている人ほど胸に突き刺さるのではないでしょうか。
魑魅魍魎マーチ
こちらもタイトルからは想像できないほど陽気な楽曲です。
ライブでは演奏前のMCも含めてかなり面白く、ファン人気もかなり高いことから『ALL TIME BEST』にも収録されています。
19.CORE PRIDE
境地・マントラ
インスト。
この辺りからTAKUYA∞さんの歌うパートがなくなり、完全にバンドメンバーの見せ場となっています。
インストは比較的、新旧関係なく定期的にライブで披露されますが、この曲はリリースからしばらくすると披露されなくなりました。
UVER Battle Royal ~桁外れmix~
『トキノナミダ』、『Nitro』、『コロナ』、『撃破』、『GOLD』がミックスされて作られた楽曲。
違和感なく繋がっているところに、音楽の面白さを感じます。
20.BABY BORN & GO/KINJITO
UVER Battle Royal ~5/L6S mix~
タイトルにある『L6S』はアルバム『LIFE 6 SENSE』を表していて、そのアルバムに収録されている『NO.1』、『勝者臆病者』、『CORE PRIDE』、『MONDO PIECE』、『クオリア』の五曲をミックスしています。
前作同様、うまく組み合わされていますが、クオリア成分があまり感じられず残念でした。
21.7th Trigger
バーベル~皇帝の新しい服ver.~
『超大作+81』でこの原曲が披露されていましたが、そこから何段階も破壊力が増しています。
東京ドームにてFINALを迎えてしまいましたが、男祭りでは度々披露されててきた楽曲で、ハードな音に似合わずUVERworldの遊び心が詰まっています。
『THE ONE』にも収録されています。
AWAYOKUBA-斬る
CREWの人気投票で上位の楽曲で、バンドサウンドの他にピアノ、サックスやストリングスなど多彩な音でメリハリが非常に効いています。
恋愛という意味合いでの愛を歌っているように聴こえますが、実際は大切な人への愛ということでもっと広義な意味で用いられていて、CREWとの関係性を大事にしているUVERworldらしい一面が感じられます。
『THE ONE』にも収録されていますが、前奏がかなり長いので、個人的にはカップリング版の方がオススメで、そちらは『ALL TIME BEST』に収録されています。
22.THE OVER
THE SONG
初のドキュメンタリー映画の主題歌で、PVでは着飾らないメンバーの姿を見ることが出来ます。
この楽曲ではUVERworldの音楽に対する決意や覚悟が歌われていて、力強さ以外にも哀愁が感じられます。
雰囲気でいうとアルバム曲の『白昼夢』が近い気がします。
Massive
インスト曲。
この辺りから誠果さんのサックスが組み込まれる前提で曲が作られていて、UVERworldは六人だからこそ素晴らしいバンドであることを感じさせてくれます。
23.REVERSI
セオリーと決別の研究+81
UVERworldの遊び心が詰まった一曲。
ベースの信人さんがどれだけいじられ、愛されているのかが分かる楽曲です。
24.Fight For Liverty/Wizard CLUB
a LOVELY TONE
結婚式で使いたくなる、TAKUYA∞さんだからこそ思いつく覚悟と思いのバラードです。
一番のサビではクラップの音だけをバックに、TAKUYA∞さんの声が多重に響き、ゴスペルのような厳かさが魅力的です。
『0 CHOIR』にもアルバムver.が収録されていますが、結婚式の雰囲気に合うという意味ではこちらの方が雰囲気があります。
25.ナノ・セカンド
LIFE
CREWのファン投票で人気の楽曲で、UVERworld結成20周年のオンラインライブで本当に久しぶりに披露されました。
前向きにさせてくれる力強さと寄り添ってくれる優しさを兼ね備えていて、今後も何かの記念ライブで披露されることを願っています。
DEJAVU
珍しくベースの信人が作曲にクレジットされている楽曲で、その影響か変化球的な仕上がりになっています。
TAKUYA∞さんの哲学のようなものが詰め込まれている歌詞も癖になります。
26.7日目の決意
別世界
インスト曲で、下の動画では三曲目です。
遊び心が詰まった楽曲で、まるでここではない別の世界に迷い込んだような不思議な感覚に陥ります。
ただ、最近のライブで披露されることがないのがちょっと残念です。
『0 CHOIR』にも収録されています。
27.僕の言葉ではない これは僕達の言葉
言わなくても伝わる あれは少し嘘だ
少し長めのタイトル。
TAKUYA∞さんの相手を理解しようとする、歩み寄ろうとする気持ちが表れていて、今までにない包容力を見せてくれた楽曲です。
『ALL TIME BEST』にも収録されていて、オリジナルと比べて甲乙つけがたい仕上がりになっています。
Collide
映画『新宿スワン』の挿入歌で、この頃のUVERworldのオーソドックスな楽曲となっています。
ライブで披露されることも多く、TAKUYA∞さん以外のメンバーのパーカッションで始まり、TAKUYA∞さんの叫びでテンションを一気に最高潮にまで持っていってくれます。
『TYCOON』にも収録されています。
28.I LOVE THE WORLD
PRAYING RUN
TAKUYA∞さんはもう何年も毎日十キロ走るという習慣を続けていて、それにかける祈りが歌われています。
続けられるのはダイエットでも健康のためでもなく、ここぞという時に最高のパフォーマンスを発揮するためです。
最近のミュージシャンがお酒やタバコをやめ、ランニングや筋トレをして体を作っているという話はよく聞くようになったので、新しいミュージシャンの姿を象徴する楽曲ともいえます。
『TYCOON』、『ALL TIME BEST』にも収録されています。
CHANCE!04
UVERworldがデビューする前の楽曲を収録したもので、歌詞や構成が従来の『CHANCE!』とは大きく異なっています。
しかし歌われている思いや可能性は変わらず、根本的にUVERworldが良い意味で変わっていないことが分かります。
29.WE ARE GO/ALL ALONE
カップリングは全てライブ曲のため解説はありません。
30.一滴の影響
エミュー
映画『新宿スワン2』の挿入歌。
タイトルの『エミュー』は飛べない鳥で、夜の街を飛び回ることを夢見ながら、実際は飛べないということを表現しています。
また『新宿スワン』で出てくるようなスカウトマンに対する規制は年々厳しくなっていて、エミューも一時期は増えすぎて害鳥扱いの時もあり、今では絶滅の危機に瀕しているという繋がりもあります。
TAKUYA∞さんが先輩からもらったホイッスルを楽曲に取り入れていますが、本人は照れながら吹いていることをインタビューで語っています。
『TYCOON』にも収録されています。
Forever Young
AK-69さんとコラボした楽曲で、RockとHip-Hopというジャンルの垣根を越えた魅力をお互いのファンの見せてくれました。
コラボということでそう簡単にライブで披露できるわけではありませんが、ぜひ一度生で聴いてみたい楽曲の一つです。
31.DECIDED
RANGE
挑戦する人を後押しする楽曲で、行けるところでは終わらず、自分の辿り着きたいところまで行こうというメッセージがとてもUVERworldらしくて好きです。
惜しくも『TYCOON』には収録されませんでしたが、ライブの終盤を飾ることが出来るだけのパワーを秘めているので、今後もどこかで披露されることを願っています。
DIS is TEKI
UVERworldの遊び心は幾度も楽曲に反映されてきましたが、この楽曲はその中でも別格です。
PVもめちゃくちゃ気合が入っていて、音楽の自由さだったり、TAKUYA∞さんと信人さんの仲の良さがうかがえます。
32.ODD FUTURE
PLOT
表題曲が新しいUVERworldを予感させるのに対して、『PLOT』は従来のUVERworldの熱量、泥臭さ、反骨精神がこれでもかと詰め込まれています。
サビ以外はダミ声で、これをライブでも違わず披露しているのだからすごい。
男祭りで特に披露されることが多く、今後も一定回数以上はライブで見られそうです。
CORE STREAM
インスト。
久しぶりにストレートにかっこいい楽曲で、TAKUYA∞さん以外のメンバーのカッコ良さを再認識させてくれました。
UVERworldはバンドである、ということがよく分かる一曲です。
33.GOOD and EVIL/EDENへ
カップリングは全てライブ曲のため解説はありません。
34.Touch off
ConneQt
PVはアメリカのロサンゼルスで撮影されたもので、曲調も含めてこれまでと違った印象を与えてくれるバラードです。
愛しすぎて、悲しませるからと相手の気持ちを考えずに引き下がる。
この不器用な歌詞がいかにもTAKUYA∞さんらしく、グッと胸にくるものがあります。
一方、ライブでのパフォーマンスは意外とアグレッシブで、音源とライブで違った楽曲のように聴こえます。
ぜひどちらも体験してみてください。
『UNSER』にも収録されています。
35.ROB THE FRONTIER
カップリングは全てライブ曲のため解説はありません。
36.AS ONE
Spreadown
インスト。
ほんの一部ですが、結成20周年のオンラインライブで披露された模様が見られます。
『CORE STREAM』に比べると電子音などトリッキーさが増していますが、最近の中ではバンド色が強めで、リモートライブでもその破壊力が十分分かりました。
早く生で聴きたい一曲です。
37.HOURGLASS
Teenage Love
『ConneQt』に引き続き、甘さが強いラブソングで、今回は十代の恋愛に焦点を当てています。
ボーカルのTAKUYA∞さんは十代からすでにニ十歳以上離れているわけですが、そんなことは微塵も感じさせないほど等身大な十代の恋愛を歌っていて、素敵な感性をしているのだなと改めて感心してしまいました。
誰もが覚えのある人生のほんの一ページ。
今思い返せば大したことではないかもしれないけれど、当時はそれが運命のように思えて、ちょっとしたことで一喜一憂できた一番幸せだったかもしれない恋愛。
歌い方や演奏が色っぽくてオシャレで、車で流すには最適なラブソングです。
38.NAMELY
LIVIN’ IT UP
『LIVIN’ IT UP』には『人生を贅沢に暮らす』、『おもしろおかしく暮らす』という意味があり、タイトルの意味にある通り、かなりご機嫌なナンバーです。
低音のラップのような導入から、押し寄せる重低音と多彩なボーカルのコラボレーション。
サウンド的には最近のUVERworldがよく反映されていて、『UNSER』の楽曲に通ずるものがあります。
音源の時点でライブ映え間違えなしの仕上がりですが、2021年のライブでは一切披露されていません。
39.AVARANCHE
イーティー
この楽曲はTAKUYA∞さんの親友である『LAID BACK OCEAN』のボーカル・ヤフミさんに向けて制作されたことがTAKUYA∞さんのインスタライブで明かされています。
音や言葉は比較的分かりやすくすんなり聴けるけれど、ちょっと集中すると信じられないくらいに味わい深くて、ドライブしながらリピートするのにもってこいです。
アルバム『30』にも収録されるので、今後もライブで披露される可能性が十分あります。
40.ピグマリオン
BVCK
『ピグマリオン』とはまた違った方向に強い感情が込められた楽曲で、こちらはバンドサウンドが控えめでシングルとしてバランスがとれているといえます。
歌詞カードを見ずに聴いた時は、どこかコミカルな雰囲気があって、そこまで深い意味を考えていませんでした。
ところが歌詞カードを見るとびっくり。
運命を感じるような圧倒的な人に出会ってしまい、その場所はどんなことでも埋められないほど空白なのだといいます。
この出会いが良かったのか、それとも後悔しているのか。
どちらとも受け取れる曖昧な表現がまた魅力となっています。
おわりに
聴き込みの差などから、曲によってはほとんど感想がなく申し訳ありません。
ただカップリング曲にも良曲・名曲は本当に多くありますので、この記事で興味を持った楽曲はサブスク、レンタル、一曲単位での購入などで聴いてみてください。
アルバムに収録されている楽曲も多いので、まずはアルバムの楽曲を聴き、惜しくもそこから漏れてしまった楽曲を集めると効率が良いと思います。
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