UVERworld『HOURGLASS』の意味とは?他の収録曲も含めて解説!
約1年ぶりシングルは「ブレイブ-群青戦記-」主題歌!
UVERworld 約1年ぶりのニューシングル。新田真剣佑主演、三浦春馬、松山ケンイチなどが出演する映画「ブレイブ-群青戦記-」主題歌メロディアスなミディアムテンポの楽曲になります。初回生産限定盤には映像企画などを収録予定。
Amazon内容紹介より
コロナ禍に入って久しくなりますが、本作は前作『AS ONE』から一年ぶりとなるニューシングルになります。
すでに2020年末のアリーナツアーで披露されていますので、ライブに参戦もしくは配信を視聴したという人にとっては待ちに待った音源化ではないでしょうか。
この記事では、そんなニューシングルについて解説したいと思います。
HOURGLASS
曲名の意味
曲名にある『HOURGLASS』とは『砂時計』を意味します。
これはMVや歌詞にも度々出てくるので、分かりやすかったと思います。
砂時計は砂が片側に移ることで時間を測ることが出来ますが、ここでは片方が満たされれば片方が空になることに注目しています。
『自由を自由で奪っていく』。
『言葉にすれば失うこともあったね』。
『どんなに不自由だとしても 心だけは自由で在るべきだろう?』。
片方をとれば、片方が失われてしまう。
そんな理不尽にも思える世の中で、悲しいことを口にするのではなく前に進むという決意が静かに、そして熱く歌われています。
映画『ブレイブ-群青戦記-』の主題歌
本曲は新田真剣佑さん主演の映画『ブレイブ-群青戦記-』の主題歌としても話題になっています。
はじめ、タイムスリップした高校生たちが生死を賭けながら戦う姿と、本曲になんとなく違和感がありました。
でも、聞いているうちに本曲の内に秘めた熱さがひしひし伝わってくるようになり、その壮大さも相まってちゃんとこの映画のために書き上げられたことが理解できるようになりました。
あと新田真剣佑さんのコメントで『歴史の砂時計に翻弄された高校生たち』とあり、そういう意味でも繋がりがあるんだなと、ちょっと感心してしまいました。
壮大で冷静な情熱
僕は2020年のアリーナツアーのライブ配信を視聴していたので、本曲を発売前から聞いていました。
壮大さ、厳しい状況の中でも悲観ではなくやり切ろうという決意は非常にUVERworldらしく、ライブ演出も合わさって良い曲だなとずっと思っていました。
あと、『UNSER』で控えめだったバンドサウンドが復活し、静と動が一体となった楽曲という印象があります。
一方、音源化された『HOURGLASS』は『UNSER』に引き続き電子音が多めで、TAKUYA∞さんの歌声もエフェクトかかりまくりです。
演奏が控えめな分、歌詞がダイレクトに飛び込むような歌声が堪能できて、特に最後のサビの部分でより強調して歌う部分がグッときました。
後述しますが、初回限定盤には『HOURGLASS』のライブ映像もついているので、まだライブver.を聴いていないという人はぜひ聴き比べてみてください。
ちなみに、とある雑誌のインタビューでTAKUYA∞さんはこの音源を収録したのが結構前で、今はバンドサウンドが好きな時期であることを明かしています。
できるなら収録し直したいとも言っていたので、今の方向性でいえばライブver.に気持ちが傾いているのかもしれません。
Teenage Love
曲名の意味
曲名にある『Teenage Love』とは『十代の愛』を意味します。
年齢、性別、立場や境遇によって恋愛は人それぞれだと思いますが、その中でも十代の恋愛が特別だという感覚は誰にも覚えがあるのではないでしょうか。
誰にでもあった愛
今、十代の人やこれから十代を迎える人にはあまりピンとこないかもしれませんが、十代の恋愛は特別だったと振り返って思います。
本曲の歌詞にある通り、文字通り『恋に落ちる』感覚がして、誰に何と言われても止められない勢いと情熱がありました。
打算も駆け引きもない、ただ純粋で大きな感情。
あの時ほどピュアで真っすぐな恋愛はもう出来ないと懐かしく、そして寂しく思います。
その不器用で真っすぐな気持ちを四十代になるTAKUYA∞さんが歌うとまるで違和感がなく、まさに今そんな恋をしているような錯覚に陥りました。
系統でいくと『SHOUT LOVE』のような極上の甘さが堪能できる楽曲で、とにかくオシャレ。
MVは今風の構成ですが本局に非常にマッチしているので、ぜひ合わせてお楽しみください。
その他収録曲
本シングルには他に『HOURGLASS』の映画ver.とインストが収録されています。
インストだと歌声抜きでじっくり音楽そのものを楽しむことが出来るので、個人的にはかなり嬉しい特典です。
特典
初回限定盤には2020年末のアリーナツアーで披露された『HOURGLASS』、『ROB THE FRONTIER』、『AS ONE』のライブ映像が収録されています。
『HOURGLASS』は音源と違ってかなりバンドサウンドに仕上がっているので、ぜひ比べてみてください。
『ROB THE FRONTIER』は一番音源通りで、疾走感と今のUVERworldらしさが共存した仕上がりになっています。
『AS ONE』はテレビなどでも披露されていますが、音源に比べて音が低くなっています。
コロナ禍でなかなかライブで披露するタイミングのなかった楽曲なので、ファンにとっては嬉しい特典だと思います。
あと、この時のTAKUYA∞さんの服装にも注目してみてください。
自分の背中側のお客さんが寂しくないようにと背中側にスマイルがデザインされたジャケットを着ていて、本人の本気の演奏とのギャップがとにかく面白かったです。
【#UVERworldファッション】
— カメ@UVERworld WEAR (@oknworld) January 4, 2021
「UVERworld Arena Tour 2020」にてTAKUYA∞が着用しているスマイルジャケット
ブランド : SEVENTH HEAVEN
アイテム名 : Knit Trucked Jacket W/ Perforated Smiley Face
価格 : $525.00https://t.co/mLfj5kmMOx https://t.co/YRCqN6mo8e pic.twitter.com/qiZVYDeGzS
おわりに
2020年末のライブでは新曲が数多く披露されており、一足先にその破壊力を本シングルが教えてくれました。
2021年は状況によりますが前よりもライブを披露する機会が増えそうなので、これからのUVERworldの活動からますます目が離せません。
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