UVERworld『AVALANCHE』の意味とは?他の収録曲も含めて解説!
超大型ドラマタイアップ曲!
10月クールの超大型タイアップ曲となります。UVERworldとしても11枚目となるオリジナルアルバム直前の大切なシングルです。
Amazon商品の説明より
『UNSER』以来二年ぶりとなるオリジナルアルバム直前の大事なシングルです。
タイプの異なる二曲が収録されているだけでなく、コロナ禍におけるライブの貴重な音源が収録されています。
懐かしの名曲、コロナ禍にリリースされた楽曲のライブVer,など聴き応え抜群です。
この記事では、このシングルに収録された楽曲に関する解説、感想を書いています。
AVALANCHE
曲名の意味
内容に入る前に、タイトルの意味について。
この楽曲は綾野剛さん主演のドラマ『アバランチ』のタイアップとして制作され、そこからタイトルがとられています。
そもそも『AVALANCHE』には『雪崩』という意味があり、ドラマの第一話のタイトルにも入っています。
ドラマでは常識外れのアウトロー集団・アバランチが過激な捜査で巨大な闇を暴いていますが、実際の戦争などの作戦名でもこの言葉が使われています。
僕個人の感覚としては、雪崩のように殺到するといったスピーディーで圧倒的な力のような意味を感じました。
広がる希望
この楽曲はドラマのために作られているため、当然、内容がリンクしています。
歌詞でしきりに『new world』という言葉が使われている通り、新たな世界を切り開いていくという意志が感じられました。
しかし曲の印象からは決死の覚悟のような切羽詰まったものは感じられず、明るい未来に向かって広がっていくような明るさが印象的でした。
音、歌についてかなり加工されていて、はじめのうちは幻想的です。
二番になると具体的な形を伴い、新たな世界を作るという言葉が幻想ではなく、現実的なものだと分かります。
リリース前のライブでは一番はじめに披露されていて、歌詞の内容的にもオープニングにふさわしいと思います。
あとはライブでどのようにアレンジされるのかが非常に楽しみな一曲です。
イーティー
曲名の意味
この楽曲はリリース前のライブ時点では『ナイン』と仮称されていました。
その意味は分かりませんが、正式タイトルである『イーティー』は誰もが知る名作映画『E.T.』から取られています。
そこから宇宙人というキーワードが出てきますが、詳細は後述します。
またこれは表のテーマで、裏のテーマは明かされていません。
おそらく今後もメンバーの口から出ることはないと思うので、音源やライブでの演奏からそれぞれが想像するしかないと思います。
ヤフミさんへ向けた曲
この楽曲はTAKUYA∞さんの親友である『LAID BACK OCEAN』のボーカル・ヤフミさんに向けて制作されたことがTAKUYA∞さんのインスタライブで明かされています。
LAID BACK OCEANが2021年10月に解散したこと、そこにはじめの歌詞を合わせてヤフミさんを連想したCREWも多いと思います。
タイトルに『イーティー』とつけたのは、ヤフミさんが宇宙人っぽいからだそう。
このあたりはTAKUYA∞さんにしか分からない感覚です。
素朴で味わい深い
TAKUYA∞さんは常々、努力が必ず報われるわけでないことを歌っていて、今回のヤフミさんの件もそうです。
しかし、それをただ悲しいことと捉えず、形を変えて夢を叶えるという前向きなメッセージを送っているところがとても魅力的でした。
それからヤフミさんとの関係性もあってか歌詞がとても気安くて、一人の人間としてのTAKUYA∞さんの本音が見えた気がしました。
『背中は押され疲れたろうから』
『どうでも良いメッセージを送れるような俺が必要だろう?』
なんて優しい歌詞なんだろうと、何度も涙ぐんでしまいました。
追う夢が変わっても、いつまでもお互いを応援したいというのはなかなか言える言葉ではありません。
日常ではあまりにくさすぎて言えませんが、これぞまさに友情です。
音や言葉は比較的分かりやすくすんなり聴けるけれど、ちょっと集中すると信じられないくらいに味わい深くて、ドライブしながらリピートするのにもってこいです。
あとライブではTAKUYA∞さん自身もギターを弾いていたということで、いつかライブで見られる日が待ち遠しいです。
その他の収録曲
このシングルには他に『AVALANCHE』、『イーティー』のインストが収録されています。
最近はどのシングルでもインストを入れてくれているので、楽曲を歌から音作りまで味わい尽くせるので最高です。
特典
初回限定盤には特典として、『UVERworld LIVE 2021 at Yokohama Arena~We gonna go~09.04&09.05』から八曲のライブ音源が収録されたCDがついていきます。
1.ace of ace-09.04 Day-
2. NAMELY-09.04 Day-
3. just Melody-09.04 Night-
4. HOURGLASS-09.04 Night-
5. 儚くも永久のカナシ-09.05 Day-
6. 一億分の一の小説-09.05 Day-
7. Touch off-09.05 Night-
8. AFTER LIFE-09.05 Night-
各日程で昼、夜公演のため、合計四公演から二曲ずつ選ばれています。
ライブの定番曲、懐かしの楽曲、最新曲などまんべんなく収録されていて、かなり豪華です。
冷静に考えて、二日間でフルライブを四回しても演奏のクオリティが全く落ちないというのはすごすぎますよね。
収録曲についてどれも素晴らしいのですが、僕が特に驚いたのは『儚くも永久のカナシ』、『just Melody』です。
これまでも最高にカッコイイ楽曲でしたが、久しぶりに演奏されたものは格段にレベルが上がっていました。
TAKUYA∞さんの歌唱力が安定して細部にまで表現が行き届いているのはもちろんのこと、
演奏の一音一音がかっこよく、かつ曲の構成もよりライブのグルーブを活かすものになっていました。
あと『NAMELY』のライブ音源をフルで初めて聴いたので、それも嬉しかったです。
エコーのかかったマイクで歌うと違った趣きがあり、サビの伸びやかな歌や演奏がより映えていました。
おわりに
このシングルがリリースされる前からTAKUYA∞さんが、次のアルバムの出来が素晴らしいとことあるごとに口にしていたので、その一端を実感できるシングルとなりました。
アルバム発売まで、まずはこれらの楽曲を体に染み込ませたいと思います。
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