『MAJOR 2nd(メジャーセカンド) 22巻』ネタバレ感想!あらすじから結末まで!
風林中と“あの強豪”が、合同チームに!?
野球部を嫌う江頭が、練習場を潰す計画を進めていることが判明!
Amazon商品ページより
宿敵の用意周到な罠を前に、絶望に打ちひしがれる寿也監督・・・・・・
しかし吾郎が、打開策として“ある中学校”との合併案を思い付く――!!
シリーズ第二十二弾となる本書。
前の話はこちら。
寿也を迎えて再出発を果たした風林野球部ですが、まだまだ障害が立ちはだかります。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています
ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。
あらすじ
第203話 立ち込める暗雲
朝練に寝坊して遅れた太鳳。
みんなに合流すると、千葉もちゃんと参加していました。
心を入れ替えたのかと思いきや、彼を連れ戻そうとする太鳳の言葉を告白と勘違いしていて、太鳳に惚れただけでした。
また海堂高校で寿也と一緒にプレイしていた薬師寺が記者として登場します。
風林中学野球部の体制は着々と整い、寿也は江頭に設備の増設を打診しますが、ここでとんでもない計画が明らかになります。
江頭はグラウンドを潰して多目的ホールを作るつもりでした。
着工するのは年明けなので、野球部がグラウンドを使えるのは今年いっぱい。
江頭は、本気で野球部を潰そうと考えていました。
第204話 江頭の計画
寿也は周辺のグラウンドを当たりますが、毎日十分な部活時間を確保することはまず不可能でした。
せめて対応策を思いつくまで選手たちに内緒にしようと思っていましたが、江頭によって無断で話されてしまいます。
第205話 練習場を探せ
江頭は野球部の活動場所としてテニスコート一面分は確保するという話ですが、当然、満足のいく練習などできません。
幸い、事情を知っても大吾たちはそこまで落ち込んでいませんが、問題は深刻です。
寿也はダメもとで五郎に相談を持ち掛けると、意外なアイディアが飛び出しました。
満塁のいる大尾中学野球部との合同チームの結成です。
今年の夏を最後に大尾中学野球部は部員が足りずに休部状態のため、風林と合同チームを作れば大会に出られるし、風林は大尾中学のグラウンドを使うことができます。
寿也は慌てて大尾中学に向かいます。
第206話 強豪中学の現在
大尾中学野球部は満塁を除いて後輩の郷田早苗という女子部員のみ。
寿也は満塁に合同チームの件を話しますが、満塁は乗り気ではありません。
ここで彼女が肩を壊してしまったことが判明します。
それによって退部者が続出し、魚住たちはシニアに戻るしかありませんでした。
第207話 合同チーム?
寿也は早々に合同チームのことを諦めてしまいますが、五郎から話を聞いた大吾がやる気を出します。
後日、部員全員の許可をとった上で、大吾と睦子は満塁を直接スカウトしに行きます。
第208話 一緒にやろう!
満塁や大尾中学側の了承を得られて、夢の合同チーム結成かと思われました。
しかし、ここでも江頭が立ちはだかります。
最終的に校長同士が了承しなければ成立しない案件であり、当然江頭は断ります。
第209話 行き違う心
一度浮かれてしまった満塁は激しく落ち込みますが、寿也には考えがありました。
江頭と直接対面で話す場において、同行者を連れていました。
それは、満塁の父親である眉村でした。
第210話 交渉の切り札
眉村の妻・早乙女静香はかつて江頭の教育者にはあるまじき音声を録音して、懲戒解雇に追いやった過去があります。
江頭はそれを再びちらつかされて抵抗することが出来ず、了承するしかありませんでした。
眉村たちの手元にはすでにそのデータはありませんが、ハッタリは成功です。
こうして今度こそ合同チームが誕生しました。
第211話 合併初日
両行の期末テストが終わり、満塁と早苗がはじめて風林中学にやってくることに。
今か今かと到着を待つ風林野球部ですが、満塁は受け入れてもらえるのだろうかという不安でいっぱいになり、お腹を下していました。
予定より遅れて到着した満塁と早苗。
自己紹介後、実力テストということで打撃を見ることになり、投手を睦子が努めます。
第212話 重圧と緊張と
睦子はなめられないよう闘志を燃やし、これまでの練習の成果もあって球が走っています。
一方、満塁は緊張から実力が発揮できず、あっという間に二打席凡退します。
残るはあと一打席。
その時、大吾は満塁にみんなもう敵でないことを伝え、これで満塁にいつもの調子が戻ってきました。
その証拠に第三打席でレフトオーバーのランニングホームランを放ち、その実力を見せます。
こうして無事に合同チームとしての第一歩を踏み出したのでした。
感想
いつものことですが、今回は特に着替え、特にお尻のシーンが多かった気がします。
江頭の妨害→大尾部員足りない→満塁との合同チームというご都合主義満載な流れで、野球要素はかなり地味でした。
睦子の大吾に対するもやもやを解消するまでまだかかりそうなので、少なくとも次巻は野球以外のポイントに重点が置かれそうです。
まあ、セカンドはそういう漫画なので、非常にらしい展開で、既存の読者には安心して読める内容だったと思います。
おわりに
千葉が復帰して満塁が合流し、レギュラー争いに変化は訪れるのか。
次の大会に向けてパワーアップできそうな流れになってきたので、次巻以降も楽しみです。
次の話はこちら。