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『君に届け 番外編~運命の人~2』あらすじとネタバレ感想!

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【電子版には雑誌掲載時の著者カラー原画を収録!】楽しーな梅 知らないことだらけでさ 「つきあうか」とくるみにいきなり告白したのは赤星栄治・20歳。爽子のイトコです。栄治に惹かれ始めるくるみですが、素直になれません。でもストーカーに狙われた夜、くるみは栄治に「帰らないでほしいの」とお願いをしてしまいます。──ふたりだけの夜の始まりです。

Amazon商品ページより

番外編第二弾となる本書。

前の話はこちら。

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くるみと英治の恋愛が本格化していくわけですが、くるみの難儀な性格のせいで勝手に茨の道を進んでいきます。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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あらすじ

運命の人 第5話

くるみが帰らないでと言った結果、彼女の家に来ることになった英治。

コンビニで泊まるのに必要な用品を買う英治を見て、くるみは今さらになって自分の言ってしまったことに焦ります。

もちろん英治がいないと怖いし、純粋に彼と一緒にいたいという気持ちがある一方で、一線を越えてしまうのではとドキドキです。

しかし、英治にそんな下心は見られず、楽しいという感情が湧きあがります。

家に到着するなりまたしてもギクシャクするくるみですが、共通の話題となる爽子の話をすることで打ち解け、うっかり爽子と同じ距離感で英治と接してしまいます。

くるみは心を許すと距離感を間違えてしまうことを自覚していて、英治の本音を探ろうとします。

するとくるみが興味を持ってくれていることを英治は喜び、彼女と一緒だと本音が言えるといいます。

流れで告白しますが、くるみはまだ出会ったばかりだと慌てます。

それに対して英治は一杯会おうと提案し、二人の関係がここに始まります。

くるみは高校時代の嫌いだった自分をさらけ出し泣き出しますが、英治はそれを許し、くるみは安心して眠りに落ちるのでした。

運命の人 第6話

朝、英治が起こすと、寝ぼけて夢と現実を混同して恥ずかしいことを口走るくるみ。

それすらも英治にとっては可愛く、次の約束をしてくるみの家を後にします。

その足で向かったのは、くるみのストーカーである翼の家でした。

英治は改めてくるみに近づかないよう釘を刺し、大丈夫そうであることを確認します。

後日、英治はくるみの家を訪れ、買い出しに付き合ってくれます。

くるみは英治に焼きそばを振舞おうとしますが、ここで事件が起きます。

忙しくて眠ってしまった英治を起こすくるみですが、英治は寝ぼけてくるみにキスをしてしまいます。

一気に距離を詰め過ぎたことを誤る英治ですが、相手を間違えたと勝手に勘違いしたくるみは泣き出し、二人の間で擦れ違いが生まれてしまいます。

運命の人 第7話

GWが終わり、帰省から戻ってきた爽子はくるみの話を聞いて、あまりの展開の早さに驚きを隠せません。

くるみはキスの一件からずっと不機嫌で、英治からの連絡に何も返事をしていません。

しかし四六時中彼のことを考えていて、もう頭の中はぐちゃぐちゃでした。

その結果、英治に連絡をとるのは怖いが彼の様子を知りたいということになり、しばらくは爽子がくるみの窓口として英治と連絡をとることにします。

直接ではありませんがお互いの近況を知って安心する二人ですが、くるみはまだまだ安心できません。

SNSで英治の同級生に当たったところ、彼も参加する飲み会の存在を知り、当日、爽子と共に英治たちのいる居酒屋に潜入。

隣を陣取り、仕切越しに英治の様子を探ることにします。

ところがすぐに英治にバレてしまい、くるみは咄嗟にかつての人当たりの良い外面を発揮するのでした。

運命の人 第8話

くるみは愛嬌を振りまきながら、同席する女性陣の中で英治に気のある女性に当たりをつけますが、彼とは全く関係がなかったことにすぐに気が付きます。

その後、別の女性・幸を見つけ、くるみはその女性と間違えて英治が自分にキスしたのだと勝手に思い込みます。

それから飲み会は荒れ、英治は意を決してくるみを外に連れ出します。

くるみは自分の思い込みを口にしますが、それに英治が反論。

もはやただの痴話げんかです。

恥ずかしくなって店に戻る二人ですが、くるみは手元が狂って幸に飲み物をこぼしてしまいます。

それに対して幸が謝り、くるみは自分のとの差を見せつけられ、自分のふがいなさに涙を流すのでした。

感想

くるみがこじらせていることは本編時代からよく分かっていましたが、ここまでくると一種の呪いのようです。

事実を確認しようとせず、自分の思い込みの中でだけで生き、その結果として人を傷つけてしまう。

そうすると自分に嫌気が差し、ますます自分の殻に閉じこもってしまう。

英治のようなおおらかさがあればその殻を破ってくれると思っていますが、その道のりがまだまだ長そうであることを感じずにはいられませんでした。

くるみは正真正銘の美少女ですが、ここまでくるとかなり面倒くさいです。

でも英治は本気で彼女のことを好きで、どんなことがあってもくるみを見捨てない本気度がうかがえるので、くるみもそのことに早く気が付いてくれればと願わずにはいられません。

前巻よりもくるみの内面が見えてきて面白いですが、一方で疑心暗鬼が過ぎてくどい感じもするので、本編に比べると人を選ぶことは間違いありません。

おわりに

お互いに好きであることを認めているのに、関係を前に進められないくるみと英治。

というかくるみが悪い。

ここからどう英治がカバーしていくのかが見せ場だと思うので、次巻も期待したいと思います。

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