宝石の国 12巻 第96話『一万年』ネタバレ感想
前の話はこちら。
一年半の時を経て、宝石の国がついに連載再開です。
月人と化した宝石たちは月で幸福に過ごせることが約束された一方、地球に残されたフォスは一万年の苦しい時間が待っていました。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。
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第九十六話『一万年』
月人化した宝石たちは平和で幸福な日々を過ごしていました。
冒頭、集まったのはアンタークチサイト、ウェレガト(かつてのカンゴーム)、シンシャ。
すぐに四人の宝石たちを会って別れますが、この時、この日は十八時にみんなで集まって何かをすることがうかがえます。
場面は変わり、実験室ような部屋でピペットを持って何かの実験をしているボルツ。
そこにダイヤモンズを結成しようと意気揚々と現れるダイヤモンドですが、ボルツはすぐに断ります。
さらに場面は変わり、月人の心理カウンセリングを行うルチルの姿もありました。
気力を失っていたイエローも月人化しましたが、どこかぼーっとしています。
彼の見つめる先には地球がありました。
そして場面は変わり、エイティ・フォーが司会進行を務める会議が描かれます。
この日、予定通りに地球は閉鎖され、特別な場合を除いては立ち入りが禁じられました。
バルバタの報告によると、地上のアドミラビリスの月への移住は完了し、月にいるアドミラビリスとの合流も近いです。
さらに肉体を失ったアドミラビリス族の記憶情報を集め、今後保護する宝石とともに、希望者から月人化を予定していました。
一方、フォスは金剛から受け取った記憶を繰り返し再生している段階で、孤独のせいで月人の計算よりもはるかに時間が短縮され、インストールの完了まで一万年で済むという結果が出ていました。
金剛は一万年も五十億年も今のフォスでは変わらないという考えですが、ユークレースはフォスのことを案じています。
金剛もエンマも中途半端な介入はよくないという考えですが、フォスのためにできることがまだあると断言します。
しかし、ここでは明かされません。
宝石たちが平和な月で様々な思いを浮かべる中、フォスは地球で一人、金剛からの引き継ぎを続けていました。
感想
約一年半ぶりの連載再開ということで、これまでの連載分を読み返した上で読みました。
まず印象的だったのは、月にいる宝石たちのほとんどが心の底から幸せを享受しているということです。
もちろんフォスのことを心配したり、申し訳ないと思ったり、ただ幸せでない宝石もいます。
しかし、フォスがいなくても幸せであることは事実で、それゆえに一人残されたフォスの孤独が際立つ描写になっていました。
一万年という気の遠くなるような孤独にも関わらず、それさえも大幅に時間を短縮したというのだから驚きです。
金剛とエンマにはフォスに対してまだ出来ることがあるようなので、次巻でいきなり一万年後になることはないと思います。
ここまで感想を書きましたが、正直、連載再開の衝撃はすさまじく、その面白さを一割も表現できていないことをお詫びします。
胸が苦しいのは毎度のことですが、面白すぎてびっくりしました。
この感動は誌面あるいは電子媒体で読まないと伝わらないと思うので、気になる人はぜひ本誌を購入してお読みください。
おわりに
連載再開から鬱な展開で、さすが宝石の国です。
まだまだ面白い展開が続きそうなので、次の話にも期待が高まります。
次の話はこちら。
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