『ウィッチクラフトワークス 12巻』ネタバレ感想!あらすじから結末まで!
冬月高校に、工房の大物魔女・アルシナが転校してきた! アルシナのターゲットは、多華宮君なのか? 古き魔女の参戦により、冬月市の魔女勢力図が一変してしまう。魔女達の緊張が高まる中、陰謀を張り巡らす火陽…。多華宮君と火々里さんの選ぶ道は? 読者待望の第12巻登場!!
Amazon内容紹介より
前巻において、ようやく仄と綾火の過去が明らかにされました。
そして12巻にて役者が出揃い、大きな戦いが起こる、そんな前触れが見られる内容になっています。
まだ本格的に戦いが始まっていないこともあり、久しぶりに読んでいてただ楽しい内容が多いのも12巻の特徴です。
また久しぶりに登場して、え、誰?みたいなキャラクターもいますので、要注意です。
この記事では、12巻のあらすじや個人的な感想を書いていきたいと思います。
ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。
第62話 多華宮君と夏休みの食事会
仄と綾火、そこになぜかKMM団の冥(眼帯を付けた女)と虎徹(日本刀を携帯する女)がいる不思議な組み合わせで物語は始まります。
事情は、遡ること三時間前。
居候を終え、メデューサと共に多華宮家の向かいで暮らすKMM団の五人でしたが、そこに仄の母・小町がケーキを持って訪れ、みんなで一緒に食事をしませんかと誘います。
メデューサは自分のことが怖くないのかと質問しますが、かざねで慣れてしまっている小町からすれば、メデューサは彼女に似て親近感が湧くようです。
その言葉にメデューサは気を良くし、多華宮家に手伝いに行くようKMM団の五人に指示。
こうして、買い出し担当として冒頭の四人に繋がります。
冥は同じ家に住んでいるということで、仄が綾火の裸を毎日見放題だと思っています。
仄は慌てて否定しますが、自分たちの裸は見たのに?と逆に驚く冥。
事実ではありますが、綾火は誤解し、竜のような巨大な火を生み出し、冥と虎徹を牽制します。
二人は慌てて事情を説明し、事なきを得るのでした。
一方、とあるレストラン。
謎の女性に呼び出されたのは、メデューサを送還中に取り逃がしてしまったローテンブルクの工房の魔女姉妹・ローランとウィネ。
彼女たちはメデューサを取り逃がした責任を負って、この女性の直下につくことになります。
女性が窓の外に目を向けると、買い出しに向かう仄たちが見えました。
場面はスーパーに移り、仄たちとKMM団の二人で分担して買い出しをします。
仄たちはバイトの休憩中に買い物に来ていた猫の手をつけた凍子と出会い、お店のクーポンを渡されます。
すると、凍子の背後から先ほどの謎の女性がぶつかり、凍子は転んでしまいます。
女性は手を差し伸べますが、その顔を見た凍子は何かに気が付き、大量のメロンパンの入ったかごを置いていなくなってしまいます。
ここで女性の姿があらわになり、綾火に似て目つきが鋭く、ナイスバディ。
髪の毛は金髪です。
彼女は仄に対して気を付けた方が良いと忠告すると、仄は彼女が同じ高校の制服を着ていることに気が付きますが、見覚えがありません。
事情を説明せずに女性はその場を去り、遠くからは綾火が訝しむような視線を向けています。
買い出しが無事に終わり、自宅に帰って親睦会を開く多華宮家とメデューサ・KMM団。
一方、多華宮家の前でいい匂いをかいだローランはお腹がすいたから食事にしようと提案しますが、ウィネはメデューサを捜索するためにお金をたくさん使ったため、貯金が……と呟くのでした。
第63話 多華宮君と夏休みの最終日
私服姿のKMM団と霞が集まっているのはカラオケ店。
彼女たちは夏休み最終日の八月三十一日にして、宿題を一ページもしていないのでした。
数十分後、自宅に戻って田沼を呼び出す霞。
田沼が上がると、そこにはKMM団の五人もいて何かを感じ取りますが、霞は気にせずに田沼が宿題を持ってきたかを確認。
霞は田沼をKMM団との交渉材料にするつもりです。
この所業にどっちが悪かとささやき合うKMM団の面々。
霞は宿題を写させる代わりに自由研究を用意してほしいと交渉しますが、咄嗟のところで霞とは学年が違うから宿題を見せてもらっても意味がないことに気が付いたKMM団。
そこで六人がとった行動は、学年で一番頭の良い綾火の宿題をまるごと盗むというものでした。
場面は変わり、自宅の庭で修業している仄と綾火。
仄は使い魔であるお腹に『仄』と書かれたペンギンを召喚し口から火を吹くよう指示しますが、ペンギンはそんなことできないと慌てます。
また綾火からはペンギンが太ったと指摘され、順調とはいえません。
そんな時、たんぽぽと環那(眼鏡をかけた女)が現れ、今日こそコテンパンにしてやるから空き地に来いと分かりやすく挑発します。
二人は仕方なく移動しますが、これこそがKMM団の狙いで、たんぽぽたちが時間稼ぎをしている間に綾火の部屋に忍び込み、宿題を盗むというものでした。
残りの四人は綾火の部屋に侵入しますが、そう簡単にはいきません。
入って早々にあとりが操作して床が抜け、落ちる冥。
次に床のスイッチを踏んだ虎徹が網に捕獲されて天井に吊られます。
さらに床には仄の写真が誘導するように点々と置いてあり、霞は罠だと分かりつつも興奮を抑えきれずつい拾ってしまい、1tの鋼鉄製の罠に閉じ込められてしまいます。
残された鈴(大人しい女)は敵わないと悟り、三人を置いて逃走。
向かった先は空き地で、見事にやられたKMM団の二人を無視して、宿題を手伝ってほしいと仄に直談判。
するとあっさり了承され、これまでやったことは無駄に終わるのでした。
こうしてKMM団の五人は仄と綾火に教わりながらなんとか宿題を終えます。
一方、霞も田沼のおかげで宿題を終えますが、仄を題材にした自由研究にだけは大丈夫かなと心配する田沼でした。
第64話 多華宮君と新学期の始まり
凍子の母親から連絡を受けて慌てて火々里家を訪れた棗は、恭一郎に母の容態をたずねますが、何らかの呪いを受けて意識が戻らないということです。
正確には強力な結界が張られ、魔法が弾かれてしまうために解呪に時間がかかるのだといいます。
恭一郎は、明日から夏休み明けだから普通に学校に登校するよう棗に指示。
彼は、敵が学校にいると推測していました。
場面は変わり、仄と綾火の登校シーン。
相変わらず黄色い声が飛び交うその光景に、懐かしさを覚える仄。
始業式では、現在のカーストのトップである綾火が挨拶することになっていて、全員が見守る中、頑張ってとだけ言って壇上を降りる綾火。
しかし、これには良い意味で生徒たちは驚き、仄も彼女の変化を感じるのでした。
教室に戻ってHRが始まりますが、現れたのは教師姿のウィークエンド。
何でも事情があって少しの間だけ担任を務めるのだという。
生徒たちは好奇心から質問を重ねますが、ウィークエンドはぶちキレる寸前で、気が気でない仄。
HRが終わって仄と綾火は問い詰めると、かざねの命で不本意ながら教師をしているのだという。
挨拶代わりにノックしたら半径二十メートルが吹き飛ぶボールペンと開いたら爆発するノートを渡されますが、すぐに返す仄。
そして予想通りというか、ウィークエンドの担当教科は化学で、『世の中には二つしかない、爆発するか、爆発しないかだけだ』と名言を残し、去っていくのでした。
放課後、生徒会がありましたが、仄のお面を被ったあとりを参加させ、元生徒会長に司会進行させてサボる仄と綾火。
校内ではローランとウィネが掃除させられていましたが、これをスルー。
今度は夏休みデビューした生徒をチームに入るよう勧誘(脅迫)するりのんたちと出会います。
さらにそこに霞が現れたかと思うと、隣には仄がスーパーで出会ったあの少女がいます。
転校生で、霞の隣の席なのだといいます。
そこに凍子たちやKMM団も現れ、一同が会します。
霞が仄たちを紹介すると、仄もようやく転校生がスーパーで出会った少女だと気が付きます。
それに対して少女は、火々里アルシナと名乗るのでした。
第65話 多華宮君と謎の転校生
アルシナの引っ越しシーン。
ジャージ姿でかざねに引っ越しを手伝うだけ手伝わせて、すぐに追い出します。
アルシナは部屋でくつろぎますが、部屋中の家具からうめき声のようなものが聞こえるのでした。
場面は変わり、棗を昼食に誘う仄。
しかし、綾火のファンクラブ会員の視線が痛く、張り詰めた空気の中の昼食となります。
そんな中、すでに次期姫様候補と噂されているアルシナが登場し、綾火の向かいに座って昼食を取り始めます。
仄は火々里姓についてアルシナにたずねますが、かざねに融通をきかせてもらっただけで親戚ではないといいます。
アルシナがここに現れた理由、それは仄でした。
かざねの秘蔵っ子であり、深い魂の輝き、抱き心地がよさそうな自分好みの身体なのだといいます。
次の瞬間、綾火はアルシナの顔面を地面に叩きつけますが、いつの間にか棗と入れ替わっていて、アルシナは涼しい顔をして去っていきます。
彼女がいなくなった後も綾火の怒りは収まらず、三人の噂はすぐに学内新聞として配られ、霞の知るところとなります。
放課後、果たし状を出してアルシナを屋上に呼び出した霞。
負けたら仄から手を引くよう勝負をしかけますが、その前にアルシナが指摘してその場を盗み見ていたKMM団が姿を現します。
彼女たちはメデューサの命でアルシナを監視していたようです。
言い争いをする霞たちを前に、全員でかかってくるよう挑発するアルシナ。
六人は怒ってまとめてかかりますが、アルシナが指を鳴らすと、全員が一瞬で家具になってしまうのでした。
別の場所では、かざねとクロノワールがアルシナについて話しています。
クロノワールによると、アルシナはかざねの対極の存在である『始まりの魔女』の一人であり、気に入らない人を家具にしてしまう悪趣味な魔法で有名なのだといいます。
かざねはここでようやく自分が引っ越しの時に運びこんだ家具の正体が、アルシナに姿を変えられた人間たちであると知るのでした。
第66話 多華宮君と解呪魔法
アルシナが六人を家具にするところを見ていたあとり。
報告を受けたかざねとクロノワールは屋上に駆け付けますが、アルシナは姿を消した後。
呪いを解くために棗を呼び出すと、棗はまず魔法の可視化を行います。
目の前にプログラムのようなコードが並び、古い魔法の一つ・ラプラスの式だというかざね。
棗は本を読みながら魔法を読み解いていき、クロノワールの助言もあって運命を捻じ曲げた痕跡があることを発見。
これは多次元空間魔法の応用で、簡略されているがクロノワールの使うヌースに似ているといい、二人は教師と生徒のような会話を繰り返しながら解呪。
なんとか六人を元の姿に戻すことに成功します。
霞はアルシナに対して怒りをあらわにしますが、逆に転校生に手を出したことに対してかざねに怒られます。
ここで棗もようやくアルシナが始まりの魔女、つまり工房創始者の一人であることを知り、驚愕するのでした。
一方、屋上にある給水タンクの上には棗と全く同じ姿をした人が会話を盗み聞きしていています。
その手にはメロンパンが握られていて、凍子との関連性が疑われます。
するとここでクロノワールのスマホに電話がかかってきて、かざねに用があるということで代わります。
かざねが出ると、相手はアルシナで、解呪したことにはすでに気が付いているようです。
そして、綾火が弱くて幻滅した、よく教育者を名乗れるなと言われ、電話が切れます。
かざねは怒り心頭で、クロノワールのスマホを握りつぶすのでした。
霞とKMM団、そしてなぜか棗は特訓だと走っていますが、鈴だけは冥が面倒を見ている狼と見学しているのでした。
第67話 多華宮君と深影家の事情
ある日の放課後、棗にお願いされて火々里家に来た仄と綾火。
そこには棗の母・栞が眠っています。
恭一郎は仄なら解呪できるかもと言っていて、棗は独断で仄を呼んだのです。
工房の樹で見た記憶では、栞は仄の母・小町を救ってくれた人です。
今度は自分が助ける番だと、仄は過去に綾火にかけた治癒の魔法を思い出しながら手を栞の腹部に置きます。
するとあっという間に栞は目を覚まし、すかさず仄に抱き着きます。
綾火は怒って建物の一部を吹き飛ばしますが、恭一郎が仲裁に入ってなんとか落ち着きます。
栞は夢と現実を混同していたようで、状況を確認しようとします。
すると、水を持ってきた棗の首に手をかけますが、すぐに手をおろします。
栞が言うには、棗とそっくりで見分けのつかない人間に襲われ、あれは幻術系だったと推測していました。
恭一郎も考える中、仄は夏休みに工房の樹に関する夢を見て、そこで棗に自分とかざねが繋がってもらうのが目的だったと話していたことを明かします。
それは、かざねの記憶を目的としたものでした。
それで栞はピンときて、すぐにかざねに電話をかけます。
電話が終わると、栞はかつて火々里家にとりついていた狐の話を始めます。
退治こそしたが封印するのが精一杯で、その後始末を任されたのがかざねでした。
そして、狐は今も失った栄光と権力を求めていて、それに必要なのは仄でした。
場面は変わり、栞との電話を終えたかざねはとある場所に向かいますが、すでに封印が解け、狐が逃げ出した後でした。
第68話 多華宮君とアルシナのシナリオ
ある日、アルシナに呼び出されたローランとウィネ。
メデューサの居場所を教える代わりとして手伝うよう言われ、二人はメガネとイヤホンを装着します。
二人の仕事、それは仄を調査することでした。
下校時間を狙い、仄と綾火を尾行する二人。
二人はアルシナのことを信用していませんが、イヤホンからアルシナの指示が飛び、今は従うほかありません。
二人はまず仄がどんな人間かを見定めるために様々なアクションをとります。
老婆に変装すれば荷物を持ってくれ、妊婦に変装すればバスの席を譲ってくれ、猫に化けて道路の真ん中に座れば助けてくれ、財布を落とせば交番まで届けてくれる。
ローランいわく、ただのかわいらしい良い子とのこと。
かわいらしいというローランの嗜好は無視するとしても、良い子であることには同意するアルシナは、次の手として色仕掛けをかけるよう指示。
ローランはウィネをかばい、一人恥ずかしい恰好をします。
仄が一人になった隙を見つけ、ローランは胸が大きく露出した格好でアンケートに協力してほしいと逆ナンをかけます。
しかし、初心(ウブ)な仄は明らかに警戒していて逆効果です。
そこでローランは『魅了』の魔法をかけて仄の本音を聞き出そうとしますが、寸前のところで綾火が乱入。
攻撃を仕掛けますが、ローランはウィネに助けられて姿を消します。
二人はまともな調査ではないとアルシナを糾弾しますが、恥ずかしい恰好の写真をおさえられ、それをネタにされて従わざるをえないのでした。
一方、アルシナは白姫が長年正しき者の手に渡ったことなどなかったと話し、ますます仄への好奇心を募らせるのでした。
アルシナはホワイトボードに各人物の写真を貼って相関図を作成。
武闘派が多いことに気が付き、かざねの影響を感じるのでした。
第69話 多華宮君とウィークエンド先生
かざねの石像を前に喧嘩を始める霞とたんぽぽ。
当然石像は壊れ、放課後、校内放送で生徒指導室まで来るよう言われる仄。
嫌な予感を抱えながら綾火と向かうと、そこには正座する霞とたんぽぽ、それを叱るウィークエンドがいました。
霞とたんぽぽは自分の非を認めようとはせず、埒があきません。
そこでウィークエンドは棗に黒いペンダントを要求します。
それは魔女の工芸品で記憶を保管できる記録媒体なのだといいます。
この中には棗が樹からコピーしてきた街の記憶が記録されていて、早速パソコンで再生します。
すると両者に非があることが明らかになり、真っ当に指導するのでした。
終了後、ウィークエンドは仄に対し、自分とクロノワールはある魔女を追っているのだといいます。
仄たちがその魔女の関係者に接触したことも恭一郎から知らされていて、ウィークエンドはそいつが工房の聖域に潜入し、樹を操作したのだと考えていました。
仄が樹に行った時の状況を話すと、利用されたのだと言うウィークエンド。
その女は工房の魔女ではないから聖域に入れず、だから先ほどのペンダントと同じものを仄に持たせ、戻ってきたところを回収したのです。
かざねの記憶の入ったペンダントを。
目的は、かざねが秘匿していた魔女の封印場所を知るためだと推測できます。
そして、ウィークエンドはすでに封印が解かれたと考えています。
お前はそいつが何者か知っているんじゃないか?と聞かれ、仄の脳裏には幼い綾火に対していひどい扱いをした火陽が思い浮かびます。
最後にその魔女の仲間に『姿を真似る』魔女がいることを教えてくれ、ウィークエンドは立ち去るのでした。
その後、ウィークエンドは先生と呼ばれることが満更でもないと思い始めた一方で、手のかかる生徒の相手に悪戦苦闘するのでした。
第70話 多華宮君と火々里さんの憂鬱
生徒指導室で話すかざねとアルシナ。
アルシナはかざねが工房の魔女の不文律に抵触している恐れがあると話しますが、かざねはそれを否定します。
かざねはアルシナがこの街に来た本当の理由を聞きますが、すぐに分かると教えてくれません。
逆に塔の魔女、さらにクロノワールやウィークエンドを街で自由にさせていることを責められますが、かざねはあくまでも白を切ります。
するとアルシナは諦め、退出します。
階段に向かうと、そこにはアルシナの部下と思われる魔女が二名いて、アルシナは彼女たちに『竜の首(ハイドラヘッド)』を召集するよう命じます。
二人はクラフト持ちである魔人を街に投入することに反対しますが、アルシナは必要であればそうすると聞きません。
一方、別の何かについても調査を進めているようで、不確定要素がなくなり次第、行動に移ることが見て取れました。
一方、先ほどの会話を聞いていたウィークエンドは、自分を売っても恨みはしないとかざねに言いますが、かざねにそのつもりはないようです。
かざねにとって、街で生きる人たちは自分たちと違って短い命ですが、だからこそ美しいのだといい、改めて守るべきものだと強い信念を見せます。
場面は変わり、どこかの屋敷の中を歩く棗の姿をした火鍼(ひばり)。
襖を開けると火陽がパイプを吹かせていて、仄の姿が見たいから変わってくれと頼みます。
すると火鍼の姿はたちまち仄に変わり、火陽は彼に近づいて妖艶に笑うのでした。
さらに場面は変わり、どこかのビルの屋上で街を眺めるローブ姿の仄と綾火。
いつもと様子の違う綾火に仄がたずねると、綾火は敵がかざねだといいます。
いつかは決着をつけなければならないという思いつめた様子に、仄は精一杯の励ましの言葉をかけます。
すると、綾火は少しだけ気が緩んだのか、いつもの調子で夕飯の時間だから帰ろうと仄を促すのでした。
おわりに
いよいよ大きな戦いに向けて動き出した重要な話数となりました。
かざねに対して不吉な予感しかしませんし、火陽が不気味でますます気になってしまいます。
これまで死人は確か出ていなかったと思うのですが、これから始まる戦いでは誰かが命を落としてしまうのでしょうか?
もしくは死んだとしても、仄のミラクルパワーでご都合主義的になんとかしたり?
ということで、これからますます目が離せません!
次の話はこちら。