『ハリー・ポッターと死の秘宝』あらすじとネタバレ感想!宿命の対決がついに決着を迎える
ハリー・ポッターシリーズ最終巻。7巻におよぶ壮大な物語がここに完結。「一方が生きるかぎり、他方は生きられぬ」。逃れえぬ宿命に敢然と立ち向かうハリーの前に、真実が次々に明かされる。闇の帝王と、愛と信頼を失わぬハリーに「死の秘宝」はなにをもたらすか!
Amazon商品ページより
シリーズ第七弾、そして最終巻となる本書。
前の話はこちら。

本書でいよいよハリーの物語も終わります。
終始陰鬱で、起伏が少な目なストーリーですが、要所要所で魔法界の歴史が語られ、それが単なる伝説ではなかったことが分かると俄然面白くなります。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
移動
ダーズリー家にマッドアイをはじめとした不死鳥の騎士団の面々が現れます。
ロンやハーマイオニーたちも一緒です。
彼らが現れた目的。
それはハリーを安全にどこかへ移動させることでした。
現在、ダーズリー家は今は亡きハリーの母親・リリーの加護により守られていますが、それもハリーが誕生日を迎えると同時に効力を失います。
加えてヴォルデモートたちの妨害により、あらゆる移動手段を封じられていて、選べる移動手段はごくわずか。
ハリーはまだ未成年のため、仮に姿現わしを使ったとして、未成年特有の痕跡を残してしまうため、使うわけにはいきません。
そこでマッドアイが考えたのは、箒による移動でした。
七人のハリー
ただ箒に乗って移動するわけではありません。
ロンやハーマイオニー、マッドアイたちがポリジュース薬でハリーに変身し、全員がバラバラに移動するという作戦でした。
当然、ハリーは仲間を命の危機にさらすわけにはいかないと反対しますが、皆の意志は固く、作戦は決行されます。
ハリーはハグリッドの運転するバイクに乗って移動することになりますが、ここでアクシデントが起きます。
移動開始してすぐに大勢のデスイーターたちに追撃してきました。
お互いを気遣う余裕もなく、必死で目的に向かいます。
しかし、ハリーの前に現われたのはヴォルデモートでした。
箒もなしに、煙のようにハリーを追いかけ、死の呪文を放ってきます。
絶体絶命かと思われました。
しかしその時、ハリーの額の傷痕が傷んだかと思うと、二人の杖が共鳴し、お互いに操作不能に陥ります。
その間にハリーは保護呪文の範囲内に入り、なんとか生きて移動することができました。
着いた場所はロンの家で、ハリーは一番乗り。
仲間たちも次々に到着しますが、無事では済みません。
ジョージは呪いによって片耳を失い、マッドアイは道中で命を落とします。
まだ何も始まっていないにも関わらず、傷だらけの不死鳥の騎士団。
しかし、彼らがこれからしなければならないことは、想像も絶するほど難しいことでした。
感想
絶望からのスタート
まずはハリーを安全に移動させることから始まりますが、この段階でもう命がけです。
ヴォルデモートが君臨している以上、安全な場所など存在しない。
そう思わせるほどの絶望感でした。
何とか移動には成功しますが、それでも無傷ではありません。
こんなことで、これから先の作戦は遂行できるのか。
最終巻にも関わらず、ここまで絶望に突き落とすJ・K・ローリングさんはさすがとしか言いようがありません。
疑心暗鬼
ハリーたちはそれでも希望を捨てずに分霊箱を探す旅に出ます。
それはダンブルドアの遺志を継ぐことでもありました。
しかし、旅は過酷を極め、ハリーとロン、ハーマイオニーの仲を幾度となく切り裂きます。
罰ゲームでも見せられているのかと思うくらい辛い道のりで、読んでいるだけでも気が滅入ります。
物語の最終部隊はホグワーツですが、その時点でも絶望から浮上できずにいたので、読者の強靭なメンタリティーが求められる仕様になっています。
それなりのラスト
結末の詳細は語りませんが、個人的にはそれなりかなと思っています。
ややご都合主義であったり、読者に媚びを売るかのようなエンタメ優先の結末にも感じましたが、読んでいて安堵や感動が生まれてきたので、僕の望んだ結末でもあったのだと感じることができました。
やや外れるかもしれませんが、『鬼滅の刃』の結末を読んだ時の印象に似ています。
そこまでファンサービスに寄らなくても…。
作中の人物たちに個人の意思はないのか?なんて思ったりもしました。
とはいえ、ここまで壮大に広げた風呂敷をきっちり畳み切った手腕は素晴らしく、最後までやり切ってくれたことだけで、僕は評価に値すると感じました。
おわりに
かなり精神力を使った読書でした。
第一巻からは想像もできないほど遠く、過酷な物語になったと思います。
それでも本書はこれから先死ぬまで頭に残り続け、僕の魔法もののファンタジーの真ん中に君臨することは確定しているので、やはり偉大な作品だったと感無量な思いです。
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