『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり』あらすじとネタバレ感想!
まーちゃんが、殺人犯に攫われた。僕の元から、まーちゃんが消えた。バカップル伝説も終焉を迎えた。長瀬透殺人事件に起因する自分自身との無益な争いに精を出していた間に攫われたんだから、まったくもって笑えない。しかも犯人は、長瀬だけでなく、僕の知り合いを次々と殺してまわった人間でもある。そして、今だ犯人は逃亡中。この事件だけは、僕が終わらせないといけない。敵は二つ。殺人犯と、僕自身。内外からの挟み撃ちだ。相手にとって不足はないが、相手からすれば標的は不足だらけだろう。だからって、まーちゃんを諦めると、僕はみーくんじゃなくなる。出来る内に、出来ることを。『ぼく』 が終わる前に。
Amazon商品ページより
シリーズ最終巻となる本書。
前の話はこちら。
本書では読書が一度では理解できないくらい伏線が張られていて、それが驚きを与えてくれます。
二度目以降も読まないと損というくらい魅力が詰まっていて、本編の最終巻にふさわしい内容でした。
この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。
核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注意ください。
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あらすじ
再会
マユを奪われていましたが、あっさり再会を果たします。
相手が取り返しにくることを想定しつつも、今だけは幸せに浸ります。
場所を知られているマンションには戻れないためホテルをとり、しばしのイチャイチャ。
みーまーらしい日常パートという感じです。
対峙
僕とマユは公園にいます。
二人は二人だけしかいないような時間を過ごし、それはある意味において幸せなのかもしれません。
マユはそれでもいいですが、僕はマユを取り返しにくるであろう相手のことを考えなければなりません。
そして、その日はすぐに訪れます。
ある日、公園にいる僕のマユのもとに、ヤツは現れます。
直前、マユの言葉から読者は違和感を、あるいは何かが間違っていることに気が付き、ここから物語は一気に姿を変えます。
感想
堂々の完結
シリーズとしては十一巻までありますが、本編としては本書で完結です。
みーまーはずっと気になりつつも手を出していなくて、いざ手を出したものの自分にとてもマッチしているというものではなくて、本当に複雑な気持ちで読み進めてきました。
面白いのは分かるんだけれども、それにのめり込めない。
合わない?年齢のせい?
シンプルに読んでいなかったことは事実ですが、それでも本書においてはそんなことはどうでもよくて、読んで本当に良かったと思えました。
一般的なハッピーエンドなんて用意されていなくても、僕とマユが見つけた答えであればそれでよくて、僕は何とかそれを見届けることが出来ました。
いつも読み返したいな。
途中で挫折しそうだけれど。
違和感の正体
本書では冒頭に書いた通り、伏線が幾重にも張り巡らされています。
中盤以降にそれが明かされたので、ようやく晴れやかな気分で読むことが出来ました。
入間さんは本当に読者の思い込みを使って書くのが上手いです。
ただ僕は伏線をいちいちメモして、考察しながら読むタイプではないため、リーダービリティが損なわれていることがちょっと不満でもありました。
考察好きの方は、ほんのちょっとでも違和感、あるいは作者の何らかの意図を感じたら、メモなどしながら読み進めることをオススメします。
ミステリ的な読み方ですが、本書にはそれだけ仕掛けが詰まっていて、楽しめること間違いなしです。
おわりに
最後まで嘘まみれで壊れた世界でしたが、それでも幸せがあることを証明してくれた作品でした。
単なるラノベとして終わらせてしまうにはもったいない作品で、いつかアニメ化してくれないかな。
でもアニメ化したとして、この異様さは残るのだろうか。
そんな読了感もまた楽しみたいと思います。
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