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『ウィッチクラフトワークス 14巻』ネタバレ感想!あらすじから結末まで!

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始まりの魔女・アルシナの指令により、工房の魔女内部抗争がついに開戦!その陰で陰謀を張り巡らせていく、火々里さんの実母にして妖獣・火々里火陽。多華宮君と火々里さん、今度こそ絶体絶命か!?古から存在する偉大なる魔女達の思惑、嗜好、陰謀、興味、信念、悪意が絡み合い、激化する一方の魔法戦!読者待望の第14巻登場!!

Amazon内容紹介より

前の話はこちら。

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前巻から始まった魔女たちの抗争が激化。

大物が揃い踏みで、クライマックスに近づいているのを感じます。

この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。

ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。

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第79話 多華宮君 VS.アルシナ その3

聖域に向かって歩く仄と綾火が出会ったのは、傷を負った棗でした。

棗は聖域が敵の手に落ち、恭一郎は自分を逃がすために捕まったのだと報告。

責任を感じ、仄たちと一緒に行こうとしますが、仄の手を握ったことで綾火の逆鱗に触れます。

綾火がアイアンクローを仕掛けると、相手は棗の姿をした別人だと自ら明かします。

しかし、綾火は別人だと気が付いておらず、ただ棗のくせに生意気だからという理由でアイアンクローをしただけでした。

綾火は逃げようとする相手にもう一度アイアンクローをかけますが、相手は今度は仄に変身し、綾火が動揺した隙に逃げ出すのでした。

第80話 多華宮君 VS.アルシナ その4

多華宮家に敵の魔女が押しかけますが、すでにもぬけの殻。

霞はりのんが助けに来てくれたことで難を逃れ、たんぽぽや小町とも合流します。

一般人は停止するはずなのに、魔女ではない小町が動けていることが気になるりのんですが、今は逃げるのが先決。

たんぽぽたちの協力もありながら逃げていると、途中で魔女の恰好をしたかぼちゃ頭とローブを頭から被った人間よりも遥かに大きい犬と遭遇します。

第81話 多華宮君 VS.アルシナ その5

聖域への道は途中、がれきで塞がれていて、仄と綾火は一度地上に出ます。

一方、りのんたちの遭遇した二人?は彼女たちに気が付いた上で無視し、先に進みます。

どうやら別に目的があるようで、仄を追っていると感じた霞とりのんは後を追います。

場面は変わり、ウィークエンドが得意の爆弾で敵を次々と倒す中、ミルファウストと呼ばれる触手をたくさん生やした魔女がウィークエンドを捕えます。

ウィークエンドはこれも爆弾で撃退しますが倒したわけではなく、他の工房の魔女と一緒に拠点に戻ります。

その後、ミルファウストが生きている描写があります。

さらに場面は変わり、地上を歩く仄たちが遭遇したのは先程りのんたちが遭遇した二人、そしてメデューサでした。

メデューサはアルシナと契約し、腕の封印を解いてもらう代わりに、街の時間を石化させて聖域への道を塞ぐことで二人をここに誘導したのでした。

第82話 多華宮君 VS.アルシナ その6

かぼちゃ頭と巨大な犬について、竜の首(ハイドラヘッド)という紛い物のクラフト使いであることが判明します。

犬は人の言葉を話すことができ、メデューサとの共闘を拒否。

アルシナの命令により、仄を回収するつもりです。

犬の方はバロウズデートという名前で、綾火は戦闘態勢をとりますが、かぼちゃ頭の魔法によって木の幹のようなものに覆われ、身動きがとれなくなってしまいます。

残された仄をおいしそうというバロウズデート。

その時、霞とりのんが駆け付け、バロウズデートを殴りつけます。

しかしあまりの硬さに逆に拳を痛め、りのんがバロウズデートに丸吞みされてしまいます。

バロウズデートのクラフトは『食物連鎖』で、喰らった魔女の能力を使うことができます。

バロウズデートは姿を変え、りのんに似た人型になると、りのんの能力『鉄拳』を披露。

地面に大きな穴があき、飛んだ瓦礫に当たって霞がピンチに陥ります。

第82.5話 小町さんの楽しいランチ

霞たちに置いていかれて困っているたんぽぽたち。

すると公園のブランコでため息をつく刺青の魔女、ローランとウィネに遭遇します。

さらに敵に追われる別の塔の魔女六人も加わり、敵はたんぽぽたちが撃退します。

魔法が使えることでここにいる魔女が塔の魔女であると気が付いたローランとウィネ。

一触即発の雰囲気が漂う中、空気の読めない小町はランチを提案。

なし崩し的に休戦となりますが、その時、地震が起こります。

小町は頭痛がし、傷つき倒れる霞の姿が脳裏に浮かんだかと思うと、どこかに走っていってしまいます。

たんぽぽたちはそれを追い、ローランたちはとりあえず残った六人の塔の魔女を捕まえることにするのでした。

第83話 多華宮君 VS.アルシナ その7

バロウズデートは霞も取り込もうとしますが、綾火はかぼちゃ頭を撃退し、バロウズデートの背後から締め落とそうとします。

魔法が使えないとはいえ、白姫の眷属である綾火の力はとてつもなく、人型のままでは振りほどくことができません。

綾火はバロウズデートを気絶させることに成功しますが、すでに傷だらけでメデューサを相手にする余裕などありません。

しかしメデューサに敵対する意思はなく、意識を取り戻した二人のハイドラヘッドを一時的に石化してくれました。

その後、たんぽぽたちが合流し、メデューサに従ってアルシナのいるところまで案内してもらうことにしました。

第84話 多華宮君 VS.アルシナ その8

メデューサが示したのは公衆トイレの扉で、開けるとアルシナの部屋と繋がっていました。

そこにはかざね、栞もいます。

栞は小町に魔力を感じ、調べる必要性を感じていました。

一方、キオラはアルシナの命令で鉄格子を作り、仄とそれ以外を分断。

役目を終えたメデューサは契約書を破棄してもらうと、たんぽぽたちを連れていなくなってしまいます。

この時、アルシナはメデューサたちが塔の魔女であることにはじめて気が付きましたが、今は仄のことが先決です。

キオラが作り出した舞台は法廷で、アルシナは唐突に魔女裁判を始めます。

罪状は、仄が敵と繋がる間者だということで、アルシナは裁判という形式をとったものの、仄が罪は確定だと決めつけていました。

しかし、これに綾火が反論。

彼女の影にはあとりが潜んでいて、仄の一年分の行動が記されたノートを証拠として提出。

動画や写真もありますが、アルシナはどうせあとりの証拠だけでは信じてくれません。

そこでキオラによって呼び出されたローランとウィネ。

はじめ、ローランは貴重な資料だからと提出を拒みますが、仄が頭を下げると態度を一変。

ツンデレのように了承し、これにはウィネも引いています。

そこに霞も参加し、仄の無実を証明するための戦いが始まります。

第85話 多華宮君 VS.アルシナ その9

あとりのノートには仄の毎日の行動が詳細に書かれていて、霞にはそのノートに見覚えがありました。

それがきっかけであとりによって消されていた記憶が蘇り、仄が盗撮や盗聴されていることを訴えかける霞。

しかし当の仄はそのことを知っていて、綾火が自分を守るためにやってくれていることだと笑って許容していました。

これには霞の方が混乱してしまい、思わず膝をつきます。

一方、アルシナの方も仄を疑う証拠を出します。

それは、火陽と一緒に写る仄の写真でした。

しかも魔法で偽造ではなく、本物の仄であることは証明されています。

しかし、仄にはアリバイがあり、どうも矛盾が生じてしまいます。

その時、ハイドラヘッドの二人が入室。

バロウズデートは自分の失態を弁護しますが、かぼちゃ頭は姿を変えたかと思うと夏目に変身し、仄の首にナイフを突きつけます。

彼女は間違いなく棗ですが、変身前は確かにハイドラヘッドでした。

そして、棗は今も拘束されています。

栞を以前襲った棗は、おそらく目の前にいる何者かです。

キオラはその何者を拘束しようと試みますが、抵抗されてできません。

先ほどの自分を変質させる力は禁呪で、命を削る魔法です。

そして、棗の姿をした何者かは『鏡面の宝珠』というアイテムを所有して、それによってキオラの次元魔法に抵抗していたのでした。

アルシナはキオラにこの学校ごと封印するよう指示しますが、すでに時遅し。

相手は絶対領域(ピユリフィケーシヨンフィールド)を発動します。

すると棗が姿を消したかと思うと、代わりに背後の空間から火陽が現れます。

この時、火陽の呼び方から棗の姿をした人物が『火鍼』だと判明します。

かざねは火陽に殴りかかろうとしますが、仄を盾にとられて手が出せません。

火陽はその隙に仄と共に消えてしまうのでした。

おわりに

火陽が現れ、さらに局面が動く予感がします。

そして、仄は女性陣に本当に愛されているなとつくづく思いました。

なんならこの物語で一番可愛い存在かもしれません。

帯にはクライマックス近づく展開と書かれていたので、もうすぐ決着がつくのかもしれません。

ますますこの先の展開から目が離せません。

次の話はこちら。

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