
こんばんは、ハルトです。
皆さんは普段、どのくらいの速度で本を読んでいるかご存知ですか?
どのくらいと言われても、大抵の人はそんなことを聞かれても答えに困ってしまうと思います。
しかし、読書のスピードが人生を変えると言ったら、少し考えてみようと思いませんか?
そうなんです。
読書のスピードが速い、つまり速読が身につくと、あなたの人生が大きく変わるかもしれないのです。
もちろんデメリットにもなりうるので、何でもかんでも速く読めば良いというわけではありませんが、出来て損はありません。
速く読むorゆっくり読むという選択肢が生まれるだけで、あなたの人生は想像以上に豊かになるかもしれません。
ということで、この記事では速読のメリット、速読を見つける方法をご紹介したいと思います。
それでは、早速見ていきましょう。
読書速度を知る方法
まずは自分の読書速度を知りましょう。
僕が参照したのがこちらのサイト。
短時間で出来ますので、気軽に挑戦することが出来ます。
ちなみに僕の場合、994文字/分でした。
これは平均よりやや速い読書速度だそうです。
日本人の平均読書速度は500~600文字/分と言われていて、『ハリーポッターと賢者の石』を読み終えるのに10時間近くかかる計算になります。
これでは時間がもったいないと読書を止めてしまう人がいても仕方ありません。
特に社会人ともなれば、自由に使える時間も限られてしまいます。
その限られた時間を活用するためにも、まずは自分の読書速度を把握してください。
把握できた方は、次の項目から速読のメリットなどについてご覧ください。
速読のメリット
もったいぶらずに速読のメリットについて書いていきます。
誰もが予想できる効果から意外な効果まで盛り沢山です。
①知識量が増える
500文字/分で読書するAさんと1000文字/分で読書するBさんがいたとします。
単純計算ですが、Aさんが一冊読み終わる頃には、Bさんは二冊目を読み終えています。
これはずばり二倍の知識を得ていることに他なりません。
しかも読むスピードをさらに速くすれば、その差はさらに広がっていきます。
しかし、本当に知識量は増えているのか?
もし増えていたとしても、意味がないのでは?
と考える人もいると思います。
ところが、以下のような話もあります。
学力の差は読書スピードの差に起因しているのではと述べましたが、それを実証している例として、大学入試の合格者の読書スピードについての調査があります。日本人成人の平均の読書スピードは分速500字~600字程度です。一方、超難関大学といわれている東大、京大、早稲田、慶応などの大学合格者の読書スピードは分速1500字~2000字程度です。
このように実際のデータで、読書スピードが学歴、つまり学力に反映されていることが分かります。
さらに学歴は就職にも関係してきますので、良い大学に入れば優良企業に就職できる可能性も高くなり、収入アップにも繋がります。
もちろん社会人から速読を練習するのもオッケーです。
隙間時間で知識を身につければ、仕事に有利な資格をとれるかもしれませんし、得た情報から有益なアイディアを生み出せるかもしれません。
たかが読書。
されど読書ですね。
②脳が活性化される
速読は特別な能力を必要としていませんので、誰でも練習すれば脳が活性化し、ある程度の読書スピードを獲得することが出来ます。
すると、活性化した脳は読書スピードに限らず、様々な恩恵をもたらしてくれます。
例えば日常生活の中でのコミュニケーション。
これまで相手の話についていくのがやっとで、相手の気持ちや自分の言いたい事まで頭が回らなかった人がいるとします。
そういう人が速読を身につけて頭の回転を速くすれば、余裕を持って相手の話を聞くことが出来、的確な返答をすることができるはずです。
また、速読はスポーツなどに関係する動体視力の向上にも役立っているという説もあり、速読をトレーニングに組み込んでいるスポーツ選手もいるそうです。
例えば野球が良い例でしょう。
慣れていない人からしたら、投手の投げる120km/hのボールは目にも止まらぬ速さで、気が付いたら捕手のミットに収まっているかもしれません。
しかし、動体視力を磨けばこのボールを捉え、打ち返せる可能性だって出てきます。
このように、速読は読書に限らず、様々な可能性を秘めています。
③自由な時間が増える
これも当然のことですが、読むスピードが速ければ短時間で読み終えることが出来、残った時間を好きに使うことが出来ます。
新しい本に挑戦するのもありですし、ゆっくりとリラックスした時間を過ごすことが出来ます。
現代人は何かと追われている人が多いと思いますが、なかなか空いた時間を作ることが出来ずにいます。
であれば、読書スピードを速めることによって、隙間時間を作り出すのはいかがでしょうか。
決して難しい技術ではないので、誰でも練習さえすれば身に付きます。
オススメですよ。
速読のデメリット
ここまで速度のメリットをご紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
なので、ここでデメリットを知っていただき、ぜひ使い分けて欲しいと思います。
①良作との出会いを見過ごす
趣味の読書の場合、速く読めば良いというものではありません。
その本の世界を楽しむことが目的であり、決して知識を増やすことが目的ではありません。
何冊も読んでいれば、必ずあなたに合った良作に出会えると思いますが、速読してしまうと知識としては残っても、感動することは出来ないかもしれません。
大事なのは結果ではなく、そこに至る過程ですので、それを十分に味わえないというのはデメリットと言わざるを得ません。
そのため、趣味の読書を行う際は、読書に集中できる時間、環境を確保し、ゆっくりとその世界観を楽しむことをオススメします。
②知識を得た実感が薄い
速読は確かにより多くの知識を得ることが出来ますが、あっという間に読み終わってしまうので、どうにも知識を得た実感が薄くなりがちです。
それがストレスとなり、何度も読み返していては速読した意味がなくなってしまいます。
そのため、勉強であれば速読後、練習問題を解くなどして現時点での習得度をチェックすると良いと思います。
それでしっかりと知識が身についていると安心できますし、もし身についていないのであれば、速読の方法を見直す、もしくは速読を止めるといった対策をとることが出来ます。
速読は性格的な向き不向きもありますので、一度ご自身で試してみてください。
③知識が増えすぎる
速読が出来るからといって、手当たり次第に何でも知識を詰め込めば良いというものでもありません。
人間の記憶には限界がありますので、とりあえずと不必要な知識を詰め込んでしまうと、別の大事な知識を失う可能性が出てきてしまいます。
大事なことは取捨選択です。
速読を最大限に活かすためにも、今の自分に必要な、もしくは興味のある知識を身に付けてください。
速読を身につける方法
最後に具体的な速読を身につける方法について書きたいと思います。
参考にしたのは以下のサイトです。
読書のスピードを左右する要因として、ここでは『読視野』『視点停留時間』『視点跳躍』が挙げられています。
まず『読視野』とは、『一度に捉えることの出来る範囲』のことで、速く読むことの出来る人ほどこの読視野が広い傾向にあります。
例えば、以下の文章を読んでみてください。
速読のメリットデメリットについて考えてみたところ、驚きの事実が分かった。
視点がどこで止まったでしょうか。
読視野が広い人であれば、流れるように読めたと思いますが、狭い人だと何か所かで区切って読んだはずです。
黒板の板書を移す時、やたらと顔を上げて黒板を見ている同級生がいませんでしたか?
そういう人はおそらくこの読視野が狭いため、一度に捉える文字数が少なく、何度も顔を上げていたのだと思います。
次に『視点停留時間』ですが、これは一つの読視野にかかる時間のことを指します。
この時間が短ければすぐに次の読視野に移ることが出来るので、スピードは速まります。
最後に『視点跳躍』ですが、これは一つの読視野から次の読視野までに移る時間のことを指します。
本当にわずかな時間ではありますが、一冊の本を読んでいる間だけでも何千、何万回と繰り返される動作なので、これが速くなるだけで読書スピードは劇的に変わります。
ここから実際のトレーニングの話になりますが、まずは読視野を広げる練習をします。
例えば一度に3文字を捉えることが出来るとしたら、この文字数を4~5文字、6~7文字と徐々に広げてください。
それが出来たら、次は視点停留時間の短縮を図ります。
平均で1秒間に4回ほど視点を止めていると言われているので、これを5回、6回と徐々に短縮してください。
仮に読視野を4倍に広げ、視点停留時間を半分に短縮できれば、あなたの読書スピードはなんと8倍です!
決して不可能な数字ではないので、日ごろから意識してみてください。
ただし、内容が頭に残らないようでは意味がありませんので、ご注意ください。
読書スピードを上げた場合は、そのスピードで内容が頭に入るように何度も練習してください。
そして、頭に入るようになったら、さらなるスピードアップを図ってください。
もちろん速読の習得には個人差がありますので、焦らず、自分のペースで練習してみてください。
また速読習得を手助けしてくれるスクールもありますので、プロの方から教わるというのがもしかしたら一番の近道かもしれません。
最後に
普段何気なく行っている読書ですが、少し気にするだけで人生を変える大きな可能性を秘めています。
昨今、電子書籍の増加などによってその形態こそ変わってきていますが、読書の本質は変わりません。
ぜひこの記事を参考にしていただき、皆さんの人生が少しでも豊かになれば幸いです。